イゾンツォ川
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イゾンツォ川 | |
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延長 | 140 km |
水源の標高 | 1,100 m |
平均流量 | -- m³/s |
流域面積 | 3,400 km² |
水源 | トリグラウ山 |
河口 | アドリア海 |
流域 | イタリア、スロベニア |
イゾンツォ川(Isonzo)、スロベニア語ではソチャ川(Soča)はスロヴェニア西部とイタリア東北部を流れる川である。 ジューリア・アルプスのトレンタ渓谷にあるトリグラウ山(2864m)の西側1,100mの高さから流れ出ている。 川の長さは140kmでボヴェツ(伊語:プレッツォ)、コバリード(伊語:カポレット)、ノヴァ・ゴリツァなどを流れる。 イタリア領に入ると、モンファルコーネ付近のアドリア海に流れ出る
その水の色から「エメラルドの美しさ」とよばれることもある。
イゾンツォ渓谷は、第一次世界大戦中の1915年から1917年に、イタリア戦線において軍事大作戦の舞台となった。イゾンツォ戦線は数度にわたる会戦の後、1917年10月にドイツ軍の援助を受けたオーストリア・ハンガリー側がイゾンツォ川流域を完全に占領した。イタリアがこの地域を奪回するのは、オーストリア・ハンガリーが連合国に降伏した後の事である。この戦いで100万人以上のイタリア軍とオーストリア・ハンガリー軍兵士が会戦で死んだ。この戦いはアーネスト・ヘミングウェイの小説武器よさらばの舞台にもなっている。スロベニアのコバリードにはこの戦いとヘミングウェイを展示のテーマとした博物館がある。
イゾンツォのマス(Salmo trutta marmoratus)は有名で大理石の鱒ともよばれて、水流の上層部にいる。 アドリア海の河川固有の種であるが、二回の世界大戦の間に土着でないマスが流入したせいで今は危機に瀕している。
外部リンク
英語: