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日本陸上競技選手権大会35キロ競歩

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日本陸上競技選手権大会35キロ競歩
主催 日本陸上競技連盟
創立 1932年
開催時期 4月
開催地 輪島市
実施種目 競歩

日本陸上競技選手権大会35キロ競歩(にほんりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかいごじっきろきょうほ)は、毎年4月中旬に行われる陸上競技大会である。

日本陸上競技選手権大会と同様にその年の日本一を決める大会であるが、競歩種目では公道を使用する為、開催時期も開催場所も別になっており、20km競歩の日本選手権も1月に神戸市で開催される。

概要

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1932年第19回大会より実施され、第21回から第23回と第28から第35回は開催されなかった。開催地は各都道府県持ち回りであったが、1972年から石川県輪島市で開催されている。

初期のころは輪島市消防署前を発着点とする日本陸連公認の1周10kmの周回コースで実施。1992年より鳳至小学校前を発着点とする1周2kmの周回コースとなり、2009年からは道の駅輪島周辺周回コース(1周2km、2022年から1周1km)で行なわれている。海に近く時折10m以上の浜風が吹き荒れることが特徴。

男子35km競歩にとっては世界陸上競技選手権大会オリンピックの最終代表選考を兼ねる大会として重要な意味を持っている。また、日本陸上競技選手権実施種目では唯一、参加標準記録が設けられていなかった種目であったが、2003年大会より参加標準記録が設定された。

また、同時開催で全日本競歩輪島大会・男女10kmとジュニアの部が合わせて行なわれる(以前は男女の20kmが実施されていたが、3月の全日本競歩能美大会開設に伴い2007年より行なわれなくなった)。2008年から2日間の競技日程となり、初日に全日本競歩の部を2日目に日本選手権の部を実施している。

2007年大会は直前に発生した能登半島地震の影響で、1月の大会開催地である、神戸市六甲アイランドで代替開催となった。

2022年よりそれまでの50km競歩が廃止され、35km競歩が新設されたため、当大会も35kmに変更され、4月17日に開催された[1]

なお、35km競歩は日本では本大会と10月の全日本35km競歩高畠大会の2レースしかない(代表選考レースの指定はされていないが、最近では10月の岩手県北上市の大会、全日本マスターズ競歩大会・いわて北上ロードウォーク大会も加わった)。

現在は、各国際競技会の参加標準記録Aを突破しての男子35km競歩の優勝者は自動的にオリンピック世界陸上選手権日本代表内定を得る。

2024年大会は元日に発生した能登半島地震の影響により、輪島市での開催は中止となり、全日本35km競歩高畠大会が日本選手権を兼ねて開催される。2025年以降は能美大会が日本選手権を兼ねて開催される。

大会記録

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男子

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種目 記録 選手名 所属名 記録年度
35km競歩 2時間21分47秒 川野将虎 旭化成 第108回(2024年)

女子

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種目 記録 選手名 所属名 記録年度
35km競歩 2時間44分11秒 岡田久美子 富士通 第107回(2023年)

歴代優勝者

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開催日程および歴代優勝者記録である[2][3]。 第105回までは50㎞競歩の記録。

男子

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開催日 優勝者 所属 記録
79 1995年4月9日 酒井浩文 国士舘クラブ 4時間01分04秒
80 1996年4月14日 小坂忠広 デサント 3時間51分25秒
81 1997年4月13日 今村文男 富士通 3時間52分32秒
82 1998年4月12日 今村文男 富士通 3時間49分38秒
83 1999年4月18日 今村文男 富士通 3時間55分37秒
84 2000年4月16日 今村文男 富士通 3時間53分20秒
85 2001年4月15日 今村文男 富士通 3時間54分44秒
86 2002年4月14日 今村文男 富士通 3時間56分51秒
87 2003年4月20日 今村文男 富士通 3時間59分20秒
88 2004年4月11日 山崎勇喜 順天堂大学 3時間55分20秒
89 2005年4月17日 山崎勇喜 順天堂大学 3時間50分39秒
90 2006年4月16日 山崎勇喜 長谷川体育施設 3時間43分38秒
91 2007年4月15日 山崎勇喜 長谷川体育施設 3時間47分40秒
92 2008年4月13日 山崎勇喜 長谷川体育施設 3時間41分55秒
93 2009年4月12日 山崎勇喜 長谷川体育施設 3時間40分12秒
94 2010年4月18日 山崎勇喜 長谷川体育施設 3時間46分56秒
95 2011年4月17日 森岡紘一朗 富士通 3時間44分45秒
96 2012年4月15日 山崎勇喜 自衛隊 3時間41分47秒
97 2013年4月21日 谷井孝行 SGHグループさがわ 3時間44分25秒
98 2014年4月20日 谷井孝行 自衛隊 3時間41分32秒
99 2015年4月19日 谷井孝行 自衛隊 3時間40分19秒
100 2016年4月17日 谷井孝行 自衛隊 3時間44分12秒
101 2017年4月16日 荒井広宙 自衛隊 3時間49分49秒
102 2018年4月15日 野田明宏 自衛隊 3時間45分56秒
103 2019年4月14日 鈴木雄介 富士通 3時間39分07秒
104 2020年4月12日 中止
105 2021年4月11日 丸尾知司 愛知製鋼 3時間38分42秒
106 2022年4月17日 川野将虎 旭化成 2時間26分40秒
107 2023年4月16日 野田明宏 自衛隊体育学校 2時間23分13秒
108 2024年10月27日 川野将虎 旭化成 2時間21分47秒
      日本記録

女子

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開催日 優勝者 所属 記録
106 2022年4月17日 園田世玲奈 NTN 2時間45分48秒
107 2023年4月16日 岡田久美子 富士通 2時間44分11秒
      日本記録

競技種目

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  • 男子
    • 日本選手権35km競歩
    • 10km競歩
    • ジュニア3km競歩
    • ジュニア10km競歩
    • 20km競歩(2007年より実施せず)
    • 40歳以上10km競歩(2001年より実施せず)
  • 女子
    • 10km競歩
    • ジュニア3km競歩
    • ジュニア5km競歩
    • 20km競歩(2007年より実施せず)

これまでの主な外国人招待選手

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出典

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  1. ^ “新種目「男子競歩35km」は日本のお家芸となるか。50km廃止で変わるレース展開”. Sportiva. (2022年4月20日). https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/rikujo/2022/04/20/35km50km/ 2022年6月23日閲覧。 
  2. ^ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会 『日本陸上競技連盟七十年史』 1995年、932-946頁。
  3. ^ 日本陸上競技連盟八十年史編集委員会 『日本陸上競技連盟八十年史』 2005年、86-102頁。

関連項目

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外部リンク

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