「南阿蘇鉄道」の版間の差分
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2023年3月25日 (土) 02:14時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒869-1602 熊本県阿蘇郡高森町大字高森1537番地2 |
設立 | 1985年4月1日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 4330001012362 |
事業内容 | 鉄道事業、旅行業、広告業 ほか |
代表者 | 代表取締役社長 草村大成 |
資本金 |
1億円 (2018年3月31日現在[1]) |
売上高 |
2668万3000円 (2018年3月期[1]) |
営業利益 |
△5858万3000円 (2018年3月期[1]) |
純利益 |
△788万1000円 (2018年3月期[1]) |
純資産 |
8884万3000円 (2018年3月31日現在[1]) |
総資産 |
1億628万3000円 (2018年3月31日現在[1]) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
南阿蘇村 56.5% 高森町 33.9% 山都町 7.0% 西原村 2.5% 大津町 0.05% (2019年3月31日現在[2]) |
外部リンク | www.mt-torokko.com |
南阿蘇鉄道株式会社(みなみあそてつどう)は、熊本県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線高森線を運営している南阿蘇村・高森町など沿線自治体が出資する第三セクター方式の鉄道会社である。本社所在地は熊本県阿蘇郡高森町大字高森1537-2。
沿革
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 設立。
- 1986年(昭和61年)
- 4月1日 - 国鉄高森線を承継し開業[3]。
- 7月26日 - トロッコ列車「ゆうすげ号」を運転開始。
- 2008年(平成19年)3月20日 - 沿線周辺地域で、線路と道路の両方を走行できる車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の走行実証実験を22日まで実施。
- 2016年(平成28年)
- 2023年(令和5年)
路線
- 高森線 : 立野 - 高森 17.7km
車両
現有車両
- MT-2000形(2001-2003) - 1986年製。MT-2001には「はなしのぶ」、MT-2002には「しらかわ」MT-2003には「りんどう」の愛称がある。
- MT-3000形(3001) - 1993年製。
- MT-3000形(3010) - 1998年製。「くまもと未来国体」を前に、宝くじの助成金で新製した宝くじ号。
- DB16形(DB1601・1602) - 2007年北陸重機工業製[7]。トロッコ列車「ゆうすげ号」の牽引に使用される機関車。
- トラ700形(トラ70001・トラ70002) - トロッコ列車「ゆうすげ号」でトロッコ客車として使用。
- TORA200形(TORA20001) - 2007年北陸重機工業製のトロッコ列車「ゆうすげ号」のトロッコ客車。
-
MT-3001
-
MT3010
-
MT3010 車内
-
トロッコ列車「ゆうすげ号」DB1602ほか
-
MT-4000形
過去の車両
- MT-2100形(2105) - 1961年1月に新潟鉄工所で製造され、1987年に国鉄熊本運転所から譲受した元国鉄キハ52 35[8]。MT-2000形との総括制御を行えるように改造し、カラーリングの変更も行われたが、予備車として導入されたため、ワンマン化改造はされなかった[8]。高森駅構内の留置線に留置されていたが1993年にMT3000形が登場し廃車となった。
- DB10形(DB101, DB102) - トロッコ列車「ゆうすげ号」の牽引に使用されていたディーゼル機関車。2007年に平成筑豊鉄道に移籍し、2009年に開業した門司港レトロ観光線で、元島原鉄道のトロッコ用客車を牽引している。
導入予定車両
- MT-4000形(4001・4002) - 2022年11月末に搬入。熊本県と高森町・南阿蘇村が策定した「地域公共交通計画」における「多言語化に対応した新車両」として導入された車両。新潟トランシス製のNDCであり、京都丹後鉄道KTR300形気動車に類似した外見を有する。車体デザインは白をベースに青と緑の曲線で阿蘇の自然を表現し、ロゴマークは高森線の全線復旧を表している。車内はロングシート。前面貫通扉を用いた2両編成での運転にも対応しており、先の計画に掲げられた多言語対応として行き先表示などの英語表記が可能となっている。また、2023年夏に予定されている高森線の全線復旧に際して計画されているJR豊肥本線への乗り入れに対応しているほか、老朽化の進むMT-2000形の置き換えもあわせて行う予定であり、本形式の導入によりMT-2000形2両の置き換えを予定している。現時点で運用開始時期は未定とされているが、2023年1月よりハンドル訓練を兼ねた試運転を復旧区間を含む全線で開始し、全線復旧までに運用を開始するとしている[9][10][11]。
脚注
- ^ a b c d e f 鉄道統計年報平成29年度版 - 国土交通省
- ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会
- ^ 『鉄道ジャーナル』第21巻第10号、鉄道ジャーナル社、1987年8月、96頁。
- ^ “南阿蘇鉄道が一部再開 全線復旧のめどは立たず”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2016年7月31日). オリジナルの2016年7月31日時点におけるアーカイブ。 2022年10月26日閲覧。
- ^ “「7・15全線再開」南阿蘇鉄道が正式発表 熊本地震被災から7年3カ月ぶり完全復旧”. 熊本日日新聞. (2023年2月4日) 2023年2月19日閲覧。
- ^ 新着情報2007/04/09 - 北陸重機工業ホームページ
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』第21巻第14号、鉄道ジャーナル社、1987年12月、114頁。
- ^ 南阿蘇鉄道に「新型車両」MT-4000形、JR線乗り入れと老朽車の更新図る - 鉄道プレスネット(2022年12月8日)、2022年12月8日閲覧
- ^ ちょっとびっくり 予告なしで現地に出現…! 南阿蘇鉄道に新車導入…!? - 鉄道ホビダス鉄道投稿情報局(2022年12月8日)、2022年12月8日閲覧
- ^ 熊本地震被災の南阿蘇鉄道、新型車両を導入 2023年夏の全線再開に備え 年明けから試験走行 - 熊本日日新聞(2022年12月28日)、2022年12月28日閲覧