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2021年9月8日 (水) 06:18時点における版
ジョン・マルコヴィッチ John Malkovich | |||||||||||||||||
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2009年8月 | |||||||||||||||||
本名 | John Gavin Malkovich | ||||||||||||||||
生年月日 | 1953年12月9日(71歳) | ||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国 イリノイ州クリストファー | ||||||||||||||||
活動期間 | 1976年 - | ||||||||||||||||
配偶者 |
グレン・ヘドリー(1982年 - 1988年) ニコレッタ・ペイラン(1989年 - ) | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
『プレイス・イン・ザ・ハート』 『セールスマンの死』 『シェルタリング・スカイ』 『二十日鼠と人間』 『ザ・シークレット・サービス』 『コン・エアー』 『マルコヴィッチの穴』 『ジョニー・イングリッシュ』 『バーン・アフター・リーディング』 『RED/レッド』シリーズ | |||||||||||||||||
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ジョン・マルコヴィッチ(John Malkovich, 1953年12月9日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、映画プロデューサー。個性的な演技派俳優として世界的に活躍している。
生い立ち
イリノイ州クリストファーにて、クロアチア系の父親[1][2][3][4]とスコットランド及びドイツ系の母親[5]の間に生まれる。両親は共に地元の雑誌や新聞社のオーナーであり[6][7][8]、また自然保護運動にも熱心であった。
イリノイ大学で環境を専攻していたが、演劇に変更し、卒業した[9]。
キャリア
俳優活動
1976年に友人のゲイリー・シニーズと設立したステッペンウルフ・シアター・カンパニー[6]で数々の舞台に立ち、高い評価を得た。その後ブロードウェイでも『True West』や『セールスマンの死』などでオビー賞など数々の賞を受賞。1984年に映画デビュー。
スクリーンでは悪役を演じることが多いが、近年ではそれ以外でも『ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生』『チェンジリング』『バーン・アフター・リーディング』『RED/レッド』と、主役・準主役を演じることもある。
その他
ファッションブランドを立ち上げている[10]。2012年にはiPhone 4SのCMに起用された[11]。
私生活
女優のグレン・ヘドリーと1982年に結婚したが1988年に離婚。一時ミシェル・ファイファーとの交際が伝えられたが、1989年に映画制作スタッフのニコレッタ・ペイランと再婚して男女の子供が二人いる。
フランス語に堪能。
政治的立場
リベラリストが優勢なアメリカ映画界の中で、右翼的発言で注目を集めることがある。死刑を支持していることでも知られている。2002年にイギリスで公演中、イスラエルとブッシュ政権の中東政策を痛烈に批判したイギリスのジョージ・ギャロウェイ下院議員(リスペクト党)を「射殺したい」と発言し、物議を醸した[12]。
主な作品
出演(映画)
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1981 | 新聞記者の信疑 Word of Honor |
ゲイリー | テレビ映画 |
1984 | プレイス・イン・ザ・ハート Places in the Heart |
ウィル氏 | |
キリング・フィールド The Killing Fields |
アル・ロックフォス | ||
1985 | セールスマンの死 Death of a Salesman |
ビフ | テレビ映画 プライムタイム・エミー賞助演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞 |
哀愁のエレーニ Eleni |
ニック | ||
1987 | 新生人 Mr.アンドロイド Making Mr. Right |
ジェフ・ピーターズ / ユリシーズ | |
ガラスの動物園 The Glass Menagerie |
トム・ウィングフィールド | ||
太陽の帝国 Empire of the Sun |
ベイシー | ||
1988 | マイルズ・フロム・ホーム Miles from Home |
バリー・マクスウェル | |
危険な関係 Dangerous Liaisons |
ヴァルモン子爵 | ||
1990 | シェルタリング・スカイ The Sheltering Sky |
ポート・モレスビー | |
1991 | クイーンズ・ロジック/女の言い分・男の言い訳 Queens Logic |
エリオット | |
幸福の選択 The Object of Beauty |
ジェイク | ||
1992 | ウディ・アレンの影と霧 Shadows and Fog |
道化師 | |
二十日鼠と人間 Of Mice and Men |
レニー・スモール | ||
ジェニファー8 Jennifer Eight |
セント・アン捜査官 | ||
1993 | 生きてこそ Alive |
年老いたカルロス・"カルリトス"・パエス(ナレーター) | クレジットなし |
ザ・シークレット・サービス In the Line of Fire |
ミッチ・リアリー | ||
真・地獄の黙示録 Heart of Darkness |
クルツ | テレビ映画 | |
1995 | メフィストの誘い O Convento |
マイケル | |
愛のめぐりあい Beyond the Clouds/Al di là delle nuvole |
ディレクター | ||
1996 | 狼たちの街 Mulholland Falls |
トーマス・ティムズ | |
ジキル&ハイド Mary Reilly |
ヘンリー・ジキル博士 / エドワード・ハイド氏 | ||
ある貴婦人の肖像 The Portrait of a Lady |
ギルバート・オズモンド | ||
魔王 The Ogre/Der Unhold |
アベル | ||
1997 | コン・エアー Con Air |
サイラス・グリッソム | |
1999 | 仮面の男 The Man in the Iron Mask |
アトス | |
ラウンダーズ Rounders |
テディ-KGB | ||
見出された時 -「失われた時を求めて」より- Le Temps retrouvé |
シャルリュス男爵 | ||
マルコヴィッチの穴 Being John Malkovich |
ジョン・ホレイショ・マルコヴィッチ | ニューヨーク映画批評家協会賞 助演男優賞 受賞 | |
ジャンヌ・ダルク The Messenger: The Story of Joan of Arc |
シャルル7世 | ||
ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実 RKO 281 |
ハーマン・J・マンキーウィッツ | テレビ映画 | |
2000 | シャドウ・オブ・ヴァンパイア Shadow of the Vampire |
ムルナウ | |
2001 | 家路 Je rentre à la maison |
ジョン・クロフォード(映画監督) | |
ノックアラウンド・ガイズ Knockaround Guys |
テディ・デザーブ | ||
HOTEL ホテル Hotel |
オマー・ジョンソン | ||
2002 | ダンス オブ テロリスト The Dancer Upstairs |
アビマエル・グスマン | 監督・製作兼任 |
リプリーズ・ゲーム Ripley's Game/Il gioco di Ripley |
トム・リプリー | ||
アダプテーション Adaptation. |
本人 | クレジットなし | |
2003 | ジョニー・イングリッシュ Johnny English |
パスカル・ソヴァージュ | |
永遠の語らい Um Filme Falado |
ジョン・ワレサ船長 | ||
2004 | リバティーン The Libertine |
チャールズ2世 | 製作兼任 |
2005 | 銀河ヒッチハイク・ガイド The Hitchhiker's Guide to the Galaxy |
ハーマ・カヴーラ | |
アイ・アム・キューブリック! Colour Me Kubrick |
アラン・コンウェイ | ||
2006 | アートスクール・コンフィデンシャル Art School Confidential |
サンディフォード | 製作兼任 |
クリムト Klimt |
グスタフ・クリムト | ||
エラゴン/遺志を継ぐ者 Eragon |
ガルバトリックス王 | ||
2007 | ベオウルフ/呪われし勇者 Beowulf |
アンファース | |
2008 | ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生 The Great Buck Howard |
バック・ハワード | |
チェンジリング Changeling |
グスタヴ・ブリーグレブ牧師 | ||
ミュータント・クロニクルズ Mutant Chronicles |
コンスタンティン | ||
バーン・アフター・リーディング Burn After Reading |
オズボーン・コックス | ||
2009 | メッセージ そして、愛が残る Afterwards |
ケイ | |
2010 | ジョナ・ヘックス Jonah Hex |
クエンティン・ターンブル | |
RED/レッド RED |
マーヴィン・ボッグス | ||
セクレタリアト/奇跡のサラブレッド Secretariat |
ルシアン・ローリン | ||
2011 | トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン Transformers: Dark of the Moon |
ブルース・ブラゾス | |
2012 | 皇帝と公爵 Linhas de Wellington |
||
2013 | ウォーム・ボディーズ Warm Bodies |
グリジオ大佐 | |
ゴッド・オブ・バイオレンス/シベリアの狼たち Deadly Code |
クジア | ||
REDリターンズ RED 2 |
マーヴィン・ボッグス | ||
2014 | カットバンク Cut Bank |
ローランド・ボーゲル保安官 | |
ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー Penguins of Madagascar |
デーブ | 声の出演 | |
2016 | ズーランダー NO.2 Zoolander 2 |
Chazz Spencer | |
バーニング・オーシャン Deepwater Horizon |
ドナルド・ヴィドリン | ||
2017 | アンロック/陰謀のコード Unlocked |
ボブ・ハンター | |
ワンダフル!ウエディング 〜結婚できる人できない人〜 The Wilde Wedding |
ローレンス・ダーリング | 兼製作総指揮 | |
2018 | マイル22 Mile 22 |
ジェームズ・ビショップ | |
バード・ボックス Bird Box |
ダグラス | ||
2019 | ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー Velvet Buzzsaw |
ピアース | |
テッド・バンディ Extremely Wicked, Shockingly Evil and Vile |
エドワード・カワート | ||
2020 | Arkansas | ブライト | |
AVA/エヴァ Ava |
デューク | ||
TBA | El Tonto | ポストプロダクション | |
Red 48 | Sam Safty | ポストプロダクション | |
The Survivalist | Aaron | ポストプロダクション | |
Wash Me in the River | ポストプロダクション | ||
The Chariot | 撮影中 | ||
2115 | 100イヤーズ 100 Years |
ヒーロー | 完成フィルムは2115年11月18日まで保管[13] |
出演(テレビ)
放映年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1989, 1993, 2008 | サタデー・ナイト・ライブ Saturday Night Live |
本人(ホスト) | 計3話出演 |
2000 | レ・ミゼラブル Les Misérables |
ジャベール | 計4話出演 |
2002 | キング・オブ・キングス Napoléon |
Charles Talleyrand | 計4話出演 |
2014 | クロスボーンズ/黒ひげの野望 Crossbones |
エドワード・ティーチ | 計9話出演 |
2018 | ABC殺人事件 The ABC Murders |
エルキュール・ポワロ | 計3話出演 |
2018-2019 | ビリオンズ Billions |
グリゴール・アンドロフ | 計6話出演 |
2020 | ニュー・ポープ 悩める新教皇 The New Pope |
ヨハネ・パウロ3世 / ジョン・ブラノックス | 計9話出演 |
2020- | スペース・フォース Space Force |
エイドリアン・マロリー博士 | 計10話出演 |
製作
出演せずに製作・製作総指揮に携わった作品。
- 偶然の旅行者 The Accidental Tourist (1988)
- ゴーストワールド Ghost World (2001)
- JUNO/ジュノ Juno (2007)
- ヤング≒アダルト Young Adult (2011)
- ウォールフラワー The Perks of Being a Wallflower (2012)
- 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う Demolition (2015)
脚注
- ^ Plamenko Cvitić (2004年6月22日). “Croatia to hand over Serbian villas to phantom Czech agency”. Nacional (weekly). 2012年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月25日閲覧。
- ^ Coates, Sam; Asthana, Anushka (2004年1月3日). “Timesonline”. Follow that star (London) 2010年5月20日閲覧。
- ^ “Croatian Art”. Croatianhistory.net (1995年9月2日). 2008年12月22日閲覧。
- ^ Kralev, Nicholas (2002年6月15日). “Seeing John Malkovich” (reprint). Nicholaskralve.com. Financial Times. 2006年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月22日閲覧。
- ^ Stolyarova, Galina (2006年3月31日). “Prisoners of War”. Moscow Times. 2006年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月22日閲覧。
- ^ a b Wood, Gaby (2001年9月30日). “A multitude of Malkovich”. The Guardian (London) 2008年12月22日閲覧。
- ^ “Joe Anne Malkovich”. Benton Evening News. (2009年3月24日) 2010年3月22日閲覧。
- ^ “Daniel Ewing Malkovich, 59”. The Randolph County Herald Tribune. 2012年3月9日閲覧。
- ^ Biography for John Malkovich
- ^ “俳優ジョン・マルコビッチがメンズブランド立ち上げ”. Fashionsnap.com. (2011年7月14日) 2012年12月1日閲覧。
- ^ “AppleのCM戦略:ジョン・マルコビッチ、Siriを使う”. TechCrunch. (2012年5月25日) 2012年12月1日閲覧。
- ^ MP stunned at actor's outburst - BBCニュース、2002年5月4日付
- ^ “100年後に公開する映画が完成、ジョン・マルコヴィッチ主演”. AFP (2015年11月26日). 2018年8月20日閲覧。