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'''ジョー・ルダック'''（'''Jos LeDuc'''）の[[リングネーム]]で知られる'''ミシェル・ピジョン'''（'''Michel Pigeon'''、[[1944年]][[8月31日]] - [[1999年]][[5月1日]]）は、[[カナダ]]の[[プロレスラー]]。[[ケベック州]][[モントリオール]]出身の[[ケベック人|フランス系カナダ人]]。
'''ジョー・ルダック'''（'''Jos LeDuc'''、本名：'''Michel Pigeon'''、[[1944年]][[8月31日]] - [[1999年]][[5月1日]]）は、[[カナダ]]の[[プロレスラー]]。[[ケベック州]][[モントリオール]]出身の[[ケベック人|フランス系カナダ人]]。


[[フランネル|ネルシャツ]]と[[ジーンズ]]をコスチュームに、カナダの[[樵|ランバージャック]]を[[ギミック (プロレス)|ギミック]]としたパワーファイターとして、カナダ各地をはじめ[[アメリカ合衆国]]の主要テリトリーや日本でも活躍した。
[[フランネル|ネルシャツ]]と[[ジーンズ]]をコスチュームに、カナダの[[樵|ランバージャック]]を[[ギミック (プロレス)|ギミック]]としたパワーファイターとして、カナダ各地をはじめ[[アメリカ合衆国]]の主要テリトリーや日本でも活躍した。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
[[ケベック州|ケベック]]の警察官を経て、同郷の[[ポール・ルダック]]の勧めでプロレスラーに転向<ref name="Slam! HOF">{{cite web|url=http://www.canoe.ca/SlamWrestlingBios/leduc_jos.html|title=Canadian Hall of Fame: Jos LeDuc|accessdate=2009-09-22|publisher=SLAM! Wrestling}}</ref>。[[1968年]]のデビュー後はポールの弟のジョー・ルダックを名乗り、'''ルダック・ブラザーズ'''として地元の[[モントリオール]]や[[カルガリー]]などカナダの激戦区を転戦する。シングルでもモントリオールIWAのインターナショナル・ヘビー級王座を獲得し<ref name="IWA">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/canada/qc/qc-world-h.html#iwa|title=IWA International Heavyweight Title History|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>、[[マッドドッグ・バション]]や[[キラー・コワルスキー]]などのビッグネームとも対戦した。[[1971年]]3月には[[日本プロレス]]の第13回[[ワールドリーグ戦#日本プロレスのワールドリーグ戦|ワールドリーグ戦]]に初来日。翌[[1972年]]3月の第14回大会にも、リングネームを'''カナディアン・ランバージャック'''（'''Canadian Lumberjack'''）に変えて連続出場している。
[[ケベック州|ケベック]]の警察官を経て、同郷の[[ポール・ルダック]]の勧めでプロレスラーに転向<ref name="Slam! HOF">{{cite web|url=http://www.canoe.ca/SlamWrestlingBios/leduc_jos.html|title=Canadian Hall of Fame: Jos LeDuc|accessdate=2009-09-22|publisher=SLAM! Sports}}</ref>。[[1968年]]のデビュー後はポールの弟のジョー・ルダックを名乗り、'''ルダック・ブラザーズ'''として地元の[[モントリオール]]や[[カルガリー]]などカナダの激戦区を転戦する。シングルでもモントリオールIWAのインターナショナル・ヘビー級王座を獲得し<ref name="qc-world-h">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/canada/qc/qc-world-h.html#iwa|title=IWA International Heavyweight Title|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>、[[マッドドッグ・バション]]や[[キラー・コワルスキー]]などのビッグネームとも対戦した。[[1971年]]3月には[[日本プロレス]]の第13回[[ワールドリーグ戦#日本プロレスのワールドリーグ戦|ワールドリーグ戦]]に初来日。翌[[1972年]]3月の第14回大会にも、リングネームを'''カナディアン・ランバージャック'''（'''Canadian Lumberjack'''）に変えて連続出場している。


[[1973年]]より、ポールとのコンビで[[アメリカ合衆国南部|アメリカ南部]]の[[NWA (プロレス)|NWA]][[フロリダ州|フロリダ]]地区に参戦<ref name="CWF">{{cite web|url=http://square.phpwebhosting.com/~man1000/Wrestler.php?id=159|title=Wrestler: Jos LeDuc|accessdate=2010-02-04|publisher=The Archives of Championship Wrestling from Florida}}</ref>。[[ベビーフェイス (プロレス)|ベビーフェイス]]の兄弟チームとして活動し、当時まだ[[ヒール (プロレス)|ヒール]]だった[[ダスティ・ローデス]]と[[ディック・スレーター]]のコンビからフロリダ・タッグ王座を奪取した<ref name="FCWタッグ">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/fl/fl-t.html|title=NWA Florida Tag Team Title History|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。
[[1973年]]より、ポールとのコンビで[[アメリカ合衆国南部|アメリカ南部]]の[[NWA (プロレス)|NWA]][[フロリダ州|フロリダ]]地区（[[エディ・グラハム]]主宰のチャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ）に参戦<ref>{{cite web|url=http://wrestlingdata.com/index.php?befehl=bios&wrestler=1190&bild=1&details=7&liga=354&jahr=1973|title=The CWF matches fought by Jos LeDuc in 1973|accessdate=2014-08-08|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref>。[[ベビーフェイス (プロレス)|ベビーフェイス]]の兄弟チームとして活動し、当時まだ[[ヒール (プロレス)|ヒール]]だった[[ダスティ・ローデス]]と[[ディック・スレーター]]のコンビからフロリダ・タッグ王座を奪取した<ref name="fl-t">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/fl/fl-t.html|title=NWA Florida Tag Team Title|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。


ポールとのタッグ解散後、[[1976年]]に[[アメリカン・レスリング・アソシエーション|AWA]]に登場。[[ラリー・ヘニング]]と組んで[[ジャック・ランザ|ブラックジャック・ランザ]]&[[ボビー・ダンカン]]のAWA世界タッグ王者チームに再三挑戦した。[[1978年]]は[[テネシー州]][[メンフィス (テネシー州)|メンフィス]]の[[コンチネンタル・レスリング・アソシエーション|CWA]]で[[ジェリー・ローラー]]や[[モンゴリアン・ストンパー]]と抗争<ref name="CWA">{{cite web|url=http://www.memphiswrestlinghistory.com/1978.html|title=Memphis Wrestling History 1978|accessdate=2010-04-21|publisher=Memphis Wrestling History}}</ref>。この時期よりヒールに転向し、[[1979年]]は古巣のフロリダにて、同地区のヒーローとなっていたダスティ・ローデスと遺恨試合を展開した。フロリダでは同年1月3日、[[マイアミビーチ]]にて[[ハーリー・レイス]]の[[NWA世界ヘビー級王座]]に挑戦している<ref name="nwa-h-matches">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/nwa/world/nwa-h-matches/1970s/nwa-h-matches1979.html|title=The Records of NWA World Heavyweight Championship Matches 1979|accessdate=2011-10-30|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。
ポールとのタッグ解散後、[[1976年]]に[[アメリカン・レスリング・アソシエーション|AWA]]に登場。[[ラリー・ヘニング]]と組んで[[ジャック・ランザ|ブラックジャック・ランザ]]&[[ボビー・ダンカン]]のAWA世界タッグ王者チームに再三挑戦した。[[1978年]]は[[テネシー州]][[メンフィス (テネシー州)|メンフィス]]の[[コンチネンタル・レスリング・アソシエーション|CWA]]で[[ジェリー・ローラー]]や[[モンゴリアン・ストンパー]]と抗争<ref>{{cite web|url=http://wrestlingdata.com/index.php?befehl=bios&wrestler=1190&bild=1&details=7&liga=165&jahr=1978|title=The USWA matches fought by Jos LeDuc in 1978|accessdate=2014-08-08|publisher=Wrestlingdata.com}}</ref>。この時期よりヒールに転向し、[[1979年]]は古巣のフロリダにて、同地区のヒーローとなっていたダスティ・ローデスと遺恨試合を展開した。フロリダでは同年1月3日、[[マイアミビーチ]]にて[[ハーリー・レイス]]の[[NWA世界ヘビー級王座]]に挑戦している<ref name="nwa-h-matches">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/nwa/world/nwa-h-matches/1970s/nwa-h-matches1979.html|title=The Records of NWA World Heavyweight Championship Matches 1979|accessdate=2011-10-30|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。


1979年10月には[[国際プロレス]]への参戦で久々の来日が実現。[[ラッシャー木村]]の[[IWA世界ヘビー級王座]]に挑戦し、当時木村と抗争していた[[上田馬之助 (プロレスラー)|上田馬之助]]とも共闘した（このときの来日では、[[全日本プロレス]]のシリーズ開幕戦にも出場している）。翌[[1980年]]4月の再来日では[[大木金太郎]]の[[インターナショナル・ヘビー級王座]]に挑戦したが、同時参加していた[[マイク・ジョージ]]の活躍に食われて精彩を欠き、目立った戦績を残すことはできなかった。
1979年10月には[[国際プロレス]]への参戦で久々の来日が実現。[[ラッシャー木村]]の[[IWA世界ヘビー級王座]]に挑戦し、当時木村と抗争していた[[上田馬之助 (プロレスラー)|上田馬之助]]とも共闘した（このときの来日では、[[全日本プロレス]]のシリーズ開幕戦にも出場している）。翌[[1980年]]4月の再来日では[[大木金太郎]]の[[インターナショナル・ヘビー級王座]]に挑戦したが、同時参加していた[[マイク・ジョージ]]の活躍に食われて精彩を欠き、目立った戦績を残すことはできなかった。


[[1981年]]は[[ニュージーランド]]に遠征し、[[マーク・ルーイン]]と英連邦ヘビー級王座を巡る抗争を展開<ref name="英連邦">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/nz/allstar/nz-be-h.html|title=NWA British Empire/Commonwealth Heavyweight Title History|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。アメリカに戻ると[[アラバマ州|アラバマ]]地区で[[キラー・カール・コックス]]、[[ボブ・アームストロング]]、[[テリー・ゴディ]]、[[ジャック・ルージョー|ジャック・ルージョー・ジュニア]]らとサウスイースタン・ヘビー級王座を争った<ref name="Southeastern">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/al/secw/se-h.html|title=NWA Southeastern Heavyweight Title History|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。[[1982年]]からは[[ジム・クロケット・ジュニア]]の運営する[[ノースカロライナ州|ノースカロライナ]]の[[ジム・クロケット・プロモーションズ|NWAミッドアトランティック地区]]に進出。9月に[[ジミー・バリアント]]を破りTV王座を獲得するが、不正があったとしてタイトルを剥奪された<ref name="MA TV">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/midatlantic/nwa/ma-tv.html|title=NWA Mid-Atlantic Television Title History|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。翌[[1983年]]4月には同地区との提携ルートで全日本プロレスに来日。帰国後の4月30日、ディック・スレーターを十八番の'''[[デスマッチ#ランバージャック・デスマッチ|ランバージャック・デスマッチ]]'''で葬り、TV王座に返り咲いた。
[[1981年]]は[[ニュージーランド]]に遠征し、[[マーク・ルーイン]]と英連邦ヘビー級王座を巡る抗争を展開<ref name="nz-be-h">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/nz/allstar/nz-be-h.html|title=NWA British Empire/Commonwealth Heavyweight Title|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。アメリカに戻ると[[アラバマ州|アラバマ]]地区で[[キラー・カール・コックス]]、[[ボブ・アームストロング]]、[[テリー・ゴディ]]、[[ジャック・ルージョー|ジャック・ルージョー・ジュニア]]らとサウスイースタン・ヘビー級王座を争った<ref name="se-h">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/al/secw/se-h.html|title=NWA Southeastern Heavyweight Title|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。[[1982年]]からは[[ジム・クロケット・ジュニア]]の運営する[[ノースカロライナ州|ノースカロライナ]]の[[ジム・クロケット・プロモーションズ|NWAミッドアトランティック地区]]に進出。9月に[[ジミー・バリアント]]を破りTV王座を獲得するが、不正があったとしてタイトルを剥奪された<ref name="MA TV">{{cite web|url=http://www.wrestling-titles.com/us/midatlantic/nwa/ma-tv.html|title=NWA Mid-Atlantic Television Title|accessdate=2009-09-22|publisher=Wrestling-Titles.com}}</ref>。翌[[1983年]]4月には同地区との提携ルートで全日本プロレスに来日。帰国後の4月30日、ディック・スレーターを十八番の'''[[デスマッチ#ランバージャック・デスマッチ|ランバージャック・デスマッチ]]'''で葬り、TV王座に返り咲いた。


以降もフロリダ、アラバマ、テネシー、[[ジョージア州|ジョージア]]（[[ジム・バーネット]]の[[ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング]]）、[[サンアントニオ]]など南部エリアを転戦しつつ、ベビーフェイスとして地元のモントリオールにも凱旋し、[[リック・マーテル]]や[[ディノ・ブラボー]]と組んで[[ロード・ウォリアーズ]]とも対戦。[[1986年]]には[[プエルトリコ]]の[[WWC (プロレス)|WWC]]に参戦して[[ブルーザー・ブロディ]]と流血戦を演じた。[[1988年]]下期は、'''ザ・ヘッドバンガー'''（'''The Headbanger'''）のリングネームで[[WWE|WWF]]にも登場（[[ハルク・ホーガン]]の主演映画 "No Holds Barred" にも出演<ref name="Slam! Movies">{{cite web|url=http://slam.canoe.ca/Slam/Wrestling/Movies/actors.html|title=The Wrestler Actor Database|accessdate=2009-09-22|publisher=SLAM! Wrestling: March 23, 2006}}</ref>）。[[1989年]]12月には[[フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング|FMW]]に来日し、[[ディック・マードック]]との外国人同士の[[デスマッチ#チェーン・デスマッチ|チェーン・デスマッチ]]を行った。[[1990年代]]もインディー団体へのスポット出場を続け、[[1992年]]には[[ジム・コルネット]]が主宰するSMWに登場した。
以降もフロリダ、アラバマ、テネシー、[[ジョージア州|ジョージア]]（[[ジム・バーネット]]主宰の[[ジョージア・チャンピオンシップ・レスリング]]）、[[サンアントニオ]]など南部エリアを転戦しつつ、ベビーフェイスとして地元のモントリオールにも凱旋し、[[リック・マーテル]]や[[ディノ・ブラボー]]と組んで[[ロード・ウォリアーズ]]とも対戦。[[1986年]]には[[プエルトリコ]]の[[WWC (プロレス)|WWC]]に参戦して[[ブルーザー・ブロディ]]と流血戦を演じた。[[1988年]]下期は、'''ザ・ヘッドバンガー'''（'''The Headbanger'''）のリングネームで[[WWE|WWF]]にも登場（[[ハルク・ホーガン]]の主演映画 "No Holds Barred" にも出演<ref name="Slam! Movies">{{cite web|url=http://slam.canoe.ca/Slam/Wrestling/Movies/actors.html|title=The Wrestler Actor Database|accessdate=2009-09-22|publisher=SLAM! Sports (March 23, 2006)}}</ref>）。[[1989年]]12月には[[フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング|FMW]]に来日し、[[ディック・マードック]]との外国人同士の[[デスマッチ#チェーン・デスマッチ|チェーン・デスマッチ]]を行った。[[1990年代]]もインディー団体へのスポット出場を続け、[[1992年]]には[[ジム・コルネット]]が主宰するスモーキー・マウンテン・レスリングに登場した。


[[1999年]][[5月1日]]、肺感染症のため死去<ref name="Slam! Death">{{cite web|url=http://www.canoe.ca/SlamWrestlingBios/leduc_jos_obit.html|title=Jos Leduc dead at 55|accessdate=2009-09-22|publisher=SLAM! Wrestling: May 4, 1999}}</ref>。{{没年齢|1944|8|31|1999|5|1}}。生涯最後の試合は[[1995年]]6月10日、テネシー州メンフィスの[[USWA]]（かつて主戦場としていたCWAの後継団体）で行われたイベント "Memphis Memories II" における、[[フィル・ヒッカーソン]]と組んでの旧敵ジェリー・ローラー&ジミー・バリアント戦だった<ref name="Slam! Death"/>。
[[1999年]][[5月1日]]、肺感染症のため死去<ref name="Slam! Death">{{cite web|url=http://www.canoe.ca/SlamWrestlingBios/leduc_jos_obit.html|title=Jos Leduc dead at 55|accessdate=2009-09-22|publisher=SLAM! Sports (May 4, 1999)}}</ref>。{{没年齢|1944|8|31|1999|5|1}}。生涯最後の試合は[[1995年]]6月10日、テネシー州メンフィスの[[USWA]]（かつて主戦場としていたCWAの後継団体）で行われたイベント "Memphis Memories II" における、[[フィル・ヒッカーソン]]と組んでの旧敵ジェリー・ローラー&ジミー・バリアント戦だった<ref name="Slam! Death"/>。


== 得意技 ==
== 得意技 ==
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* NWAサウスイースタン・ヘビー級王座：6回
* NWAサウスイースタン・ヘビー級王座：6回
* NWAサウスイースタン・タッグ王座：5回（w / [[ボブ・アームストロング]]×2、[[ロバート・フラー (プロレスラー)|ロバート・フラー]]×3）
* NWAサウスイースタン・タッグ王座：5回（w / [[ボブ・アームストロング]]×2、[[ロバート・フラー (プロレスラー)|ロバート・フラー]]×3）
; [[ジム・クロケット・プロモーションズ]]
; [[ジム・クロケット・プロモーションズ|ミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリング]]
* NWA TV王座（ミッドアトランティック版）：2回
* NWA TV王座（ミッドアトランティック版）：2回
; NWAニュージーランド
; NWAニュージーランド
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.onlineworldofwrestling.com/profiles/j/jos-leduc.html Profile - Online World of Wrestling]
* [http://www.onlineworldofwrestling.com/profiles/j/jos-leduc.html Profile at Online World of Wrestling]
* [http://www.cagematch.net/?id=2&nr=2926&gimmick=Jos+LeDuc Profile at Cagematch]


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2014年8月8日 (金) 10:49時点における版

ジョー・ルダック
プロフィール
リングネーム ジョー・ルダック
ブッチャー・ルダック
カナディアン・ランバージャック
ザ・ヘッドバンガー
本名 ミシェル・ピジョン
ニックネーム カナダの荒熊
身長 188cm
体重 130kg - 140kg
誕生日 1944年8月31日
死亡日 (1999-05-01) 1999年5月1日（54歳没）
出身地 カナダの旗 カナダ
ケベック州モントリオール
トレーナー スチュ・ハート
デビュー 1968年
引退 1995年
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ジョー・ルダック（Jos LeDuc、本名：Michel Pigeon、1944年8月31日 - 1999年5月1日）は、カナダのプロレスラー。ケベック州モントリオール出身のフランス系カナダ人。

ネルシャツとジーンズをコスチュームに、カナダのランバージャックをギミックとしたパワーファイターとして、カナダ各地をはじめアメリカ合衆国の主要テリトリーや日本でも活躍した。

来歴

ケベックの警察官を経て、同郷のポール・ルダックの勧めでプロレスラーに転向[1]。1968年のデビュー後はポールの弟のジョー・ルダックを名乗り、ルダック・ブラザーズとして地元のモントリオールやカルガリーなどカナダの激戦区を転戦する。シングルでもモントリオールIWAのインターナショナル・ヘビー級王座を獲得し[2]、マッドドッグ・バションやキラー・コワルスキーなどのビッグネームとも対戦した。1971年3月には日本プロレスの第13回ワールドリーグ戦に初来日。翌1972年3月の第14回大会にも、リングネームをカナディアン・ランバージャック（Canadian Lumberjack）に変えて連続出場している。

1973年より、ポールとのコンビでアメリカ南部のNWAフロリダ地区（エディ・グラハム主宰のチャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ）に参戦[3]。ベビーフェイスの兄弟チームとして活動し、当時まだヒールだったダスティ・ローデスとディック・スレーターのコンビからフロリダ・タッグ王座を奪取した[4]。

ポールとのタッグ解散後、1976年にAWAに登場。ラリー・ヘニングと組んでブラックジャック・ランザ&ボビー・ダンカンのAWA世界タッグ王者チームに再三挑戦した。1978年はテネシー州メンフィスのCWAでジェリー・ローラーやモンゴリアン・ストンパーと抗争[5]。この時期よりヒールに転向し、1979年は古巣のフロリダにて、同地区のヒーローとなっていたダスティ・ローデスと遺恨試合を展開した。フロリダでは同年1月3日、マイアミビーチにてハーリー・レイスのNWA世界ヘビー級王座に挑戦している[6]。

1979年10月には国際プロレスへの参戦で久々の来日が実現。ラッシャー木村のIWA世界ヘビー級王座に挑戦し、当時木村と抗争していた上田馬之助とも共闘した（このときの来日では、全日本プロレスのシリーズ開幕戦にも出場している）。翌1980年4月の再来日では大木金太郎のインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦したが、同時参加していたマイク・ジョージの活躍に食われて精彩を欠き、目立った戦績を残すことはできなかった。

1981年はニュージーランドに遠征し、マーク・ルーインと英連邦ヘビー級王座を巡る抗争を展開[7]。アメリカに戻るとアラバマ地区でキラー・カール・コックス、ボブ・アームストロング、テリー・ゴディ、ジャック・ルージョー・ジュニアらとサウスイースタン・ヘビー級王座を争った[8]。1982年からはジム・クロケット・ジュニアの運営するノースカロライナのNWAミッドアトランティック地区に進出。9月にジミー・バリアントを破りTV王座を獲得するが、不正があったとしてタイトルを剥奪された[9]。翌1983年4月には同地区との提携ルートで全日本プロレスに来日。帰国後の4月30日、ディック・スレーターを十八番のランバージャック・デスマッチで葬り、TV王座に返り咲いた。

以降もフロリダ、アラバマ、テネシー、ジョージア（ジム・バーネット主宰のジョージア・チャンピオンシップ・レスリング）、サンアントニオなど南部エリアを転戦しつつ、ベビーフェイスとして地元のモントリオールにも凱旋し、リック・マーテルやディノ・ブラボーと組んでロード・ウォリアーズとも対戦。1986年にはプエルトリコのWWCに参戦してブルーザー・ブロディと流血戦を演じた。1988年下期は、ザ・ヘッドバンガー（The Headbanger）のリングネームでWWFにも登場（ハルク・ホーガンの主演映画 "No Holds Barred" にも出演[10]）。1989年12月にはFMWに来日し、ディック・マードックとの外国人同士のチェーン・デスマッチを行った。1990年代もインディー団体へのスポット出場を続け、1992年にはジム・コルネットが主宰するスモーキー・マウンテン・レスリングに登場した。

1999年5月1日、肺感染症のため死去[11]。54歳没。生涯最後の試合は1995年6月10日、テネシー州メンフィスのUSWA（かつて主戦場としていたCWAの後継団体）で行われたイベント "Memphis Memories II" における、フィル・ヒッカーソンと組んでの旧敵ジェリー・ローラー&ジミー・バリアント戦だった[11]。

得意技

獲得タイトル

スタンピード・レスリング
  • NWAインターナショナル・タッグ王座：1回（w / ポール・ルダック）
グランプリ・レスリング / IWAモントリオール
  • GPWタッグ王座：2回（w / ポール・ルダック）
  • IWAインターナショナル・ヘビー級王座：1回
  • IWAインターナショナル・タッグ王座：1回（w / Tony Baillargeon）
チャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ
コンチネンタル・レスリング・アソシエーション
サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
ミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリング
  • NWA TV王座（ミッドアトランティック版）：2回
NWAニュージーランド
  • NWA英連邦ヘビー級王座：2回
ワールド・レスリング・カウンシル
  • WWC北米ヘビー級王座：1回

脚注

  1. ^ “Canadian Hall of Fame: Jos LeDuc”. SLAM! Sports. 2009年9月22日閲覧。
  2. ^ “IWA International Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2009年9月22日閲覧。
  3. ^ “The CWF matches fought by Jos LeDuc in 1973”. Wrestlingdata.com. 2014年8月8日閲覧。
  4. ^ “NWA Florida Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2009年9月22日閲覧。
  5. ^ “The USWA matches fought by Jos LeDuc in 1978”. Wrestlingdata.com. 2014年8月8日閲覧。
  6. ^ “The Records of NWA World Heavyweight Championship Matches 1979”. Wrestling-Titles.com. 2011年10月30日閲覧。
  7. ^ “NWA British Empire/Commonwealth Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2009年9月22日閲覧。
  8. ^ “NWA Southeastern Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2009年9月22日閲覧。
  9. ^ “NWA Mid-Atlantic Television Title”. Wrestling-Titles.com. 2009年9月22日閲覧。
  10. ^ “The Wrestler Actor Database”. SLAM! Sports (March 23, 2006). 2009年9月22日閲覧。
  11. ^ a b “Jos Leduc dead at 55”. SLAM! Sports (May 4, 1999). 2009年9月22日閲覧。

外部リンク

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