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「四方駅」の版間の差分

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2011年9月7日 (水) 09:40時点における版

四方駅
よかた
Yokata
鯰鉱泉前 (0.7 km)
(1.0 km) 打出
所在地 富山県富山市
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 射水線
キロ程 7.1 km(新富山起点)
開業年月日 1924年(大正13年)10月12日
廃止年月日 1980年(昭和55年)4月1日
備考 廃駅
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四方駅(よかたえき)は、富山県富山市にあった富山地方鉄道射水線廃駅)である。

婦負郡和合町1960年(昭和35年)に富山市に編入)の中心駅であった。

駅構造

廃止時点で、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、廃止直前は途中駅で唯一交換設備を有する職員配置駅であった[1](但し旅客業務は業務委託化されていた[2])。互いのホームは構内踏切で連絡していた。ホームは待合所を有した。ポイントはスプリングポイントとなっていた。駅舎は北側ホームに接し、正面向かって左側の一部が2階建てで、ホーム側は屋根の一部が張り出して待合所の屋根となる形状であった[1]。駅舎外に入母屋風の便所を有した。

南富山車両区四方支区が設置され、射水線における運転関係の中枢駅となっていた。本線新富山側・交換設備手前から分岐された4本の側線を持ち、うち3本が研修庫を兼ねた木造の車庫へ、残り1本は洗車用の線となっていた[1]。建屋は車庫のほかに職員用の詰所と風呂場を有した[1]

射水線には除雪用の車両として、富岩鉄道が発注したボ1形ボ2が在籍しており[1]、当駅の車庫に配備され廃線まで所属した[3]

駅周辺

歴史

駅跡

当駅より鯰鉱泉前方の線路跡は農道となっている(八ヶ山駅前後は富山地鉄のバス専用道)。打出方の線路跡はサイクリングロードとして整備され、道路の下には富山新港日本海石油富山製油所(富山火力発電所に隣接)を結ぶ同社のパイプラインが埋設されている。

1997年時点では路盤跡地はそのサイクリングロードに、駅舎跡地は駐車場の一部に、ホーム跡地は花壇になっていた[4]。2006年時点では車庫跡地は保育所が建設されており、ホーム跡地は引き続き花壇となっていた[5]。2010年時点でも保育所は存続していた[2]

隣の駅

富山地方鉄道
射水線
鯰鉱泉前駅 - 四方駅 - 打出駅

脚注

  1. ^ a b c d e 雑誌『鉄道模型趣味』(機芸出版社)1981年3月号59ページより。
  2. ^ a b 書籍『新 消えた轍 7 北陸』(著:寺田裕一ネコ・パブリッシング2010年)52-53ページより。
  3. ^ 書籍『Rm Library 107 富山地鉄笹津・射水線』(著:服部重敬ネコ・パブリッシング2008年)21ページより。
  4. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くIII』(JTBパブリッシング1997年)108ページより。
  5. ^ 書籍『富山廃線紀行』(著:草卓人桂書房2008年)66ページより。