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'''天道 早雲'''(てんどう そううん)は、[[高橋留美子]]の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『[[らんま1/2]]』に登場する架空の人物。アニメでの[[声優]]は[[大林隆介]]。容姿ベースは前作の[[面堂終太郎]]の父
'''天道 早雲'''(てんどう そううん)は、[[高橋留美子]]の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『[[らんま1/2]]』に登場する架空の人物。アニメでの[[声優]]は[[大林隆介]]。


== 人物 ==
== 人物 ==

2011年3月14日 (月) 16:00時点における版

天道 早雲(てんどう そううん)は、高橋留美子の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『らんま1/2』に登場する架空の人物。アニメでの声優大林隆介

人物

天道かすみ天道なびき天道あかねの父親。東京都練馬区に無差別格闘流天道道場を開いている。早乙女玄馬とは八宝斎の元で修行していた頃からの親友で、お互いの子供を結婚させる約束をしていた。乱馬とあかねを結婚させ、天道道場を継いでもらうのが夢。(夫:乱馬が16歳のため法律上結婚は不可能の為事実上婚約という形になる)玄馬とは20年以上前からの知り合い。

下着泥棒や妖怪退治など困りごとの相談をよく受けるなど、道場主として周囲からの信頼はそれなりにある様子(アニメ版では、その信頼から町内会会長職に就任する)。しっかりしているようにも見えるが、実際は玄馬同様いい加減。まだ2人に子供が生まれていない修行時代、玄馬と一緒に格闘ディナーでシャルダン家に負け、その時の食事代を払い切れず、代わりに女の子が生まれたら嫁がせるという約束をしていた。意外と頑固[1]。責任者としての自覚が大きく、乱馬が起こした問題などの責任も取ろうとする。

普段は玄馬と一緒に縁側で将棋をすることが多く、稽古をしている様子はほとんどない。たまに玄馬と共に修行に出ることもあるようだが、かすみからは「遊びに行った」と思われている。数10メートルの崖から飛び降りたり、甲冑を着込みながら屋根から屋根へ飛び移るなどもできる。闘気も高く、玄馬や八宝斎と同じく巨大化が可能。

玄馬との仲は基本的にいいが、稀に喧嘩をする[2]。怒ったときは妖怪さながらの形相になり、大魔神鎧武者の格好で乱馬や八宝斎を追い回すこともあるが、基本的に気が小さく、乱馬やあかね、八宝斎にすごまれるとあっさり謝り、特に師匠に対してはすぐに土下座する。

普段は八宝斎を嫌っているが、彼に死期が迫った時には玄馬と共に付きっ切りで看病するなど、実は慕っている面もある。八宝斎から会得した無差別格闘流に拘っていることからもそれは伺い知れる。

大変娘思いで乱馬にも優しい良い父親だが、何が何でも乱馬とあかねを結婚させようとする行動が目立つ。乱馬とあかねを無理やりキスさせようとしたり、乱馬に「あかねと一緒にお風呂に入ってもいいからね」と言ったり、乱馬があかねに夜這いをかけた疑いをかけられた時も「元気があってよろしい」の一言で片づける。基本的に乱馬に対して優しく、あかねより乱馬を庇うこともしばしば。しかし、あかねと右京に優柔不断な態度を見せたり、食べ物を粗末にしようとした時にはさすがに本気で怒り、乱馬をボコボコにしている。アニメでも軟派な態度であかねを傷つけた乱馬を道場に監禁し謹慎処分を下すなど怒る時にはしっかりと怒る。

小学生のような子供が引っかかるような博打王キングのイカサマに嵌められるなど、乱馬同様ギャンブルには滅法弱い。乱馬は博奕王キングと非常に低レベルながら互角に戦っているため早雲はそれ以上に弱いことになる。

今でも亡き妻を愛し続けており、再婚などは全く考えていない。よく妻の仏壇に話し掛けている。天道家の娘たちは皆母譲りの美人の様子。天道夫人が物故者という設定はアニメ先行であった。ひな子が自分に想いを寄せている事に、気付く素振りすらなかった。OVAのオープニングでは若き日の早雲と天道夫人が描かれている。

早乙女親子が来て以来風呂場を中心に、家を色々な人に壊されるのが悩みの種。道場を経営している関係上、収入は安定していない上に、大飯喰らいの早乙女親子が家計の負担になっている。

無差別格闘天道流

八宝斉を始祖とする実戦型格闘技。八宝斉の元祖無差別格闘流、早乙女家の無差別格闘早乙女流、天道家の無差別格闘天道流の3種類の存在が確認されており最強の武術家が元祖無差別格闘流を継承する。作中では天道流独自の技は出てこなかったが、メモリアルブックでは流派の一端が紹介されている。早乙女流とパワーは互角だが、早乙女流のように勝つためには手段を選ばないという部分はないらしい。連載時読者から作者への質問コーナーに「天道家の収入」を質問した読者がおり、これに対し作者は「門下生はいる」と回答している(なお、OVAにおいては固定収入が無い事を早雲自ら語っている)。ちなみに、乱馬や玄馬が拳を作って構えるのに対し、早雲は手刀で構えるという違いがある。

天道家

天道一家が在住し、早乙女父子が居候することになった家。住所は東京都練馬区。和風の木造家屋で、2階建ての母屋と渡り廊下でつながった道場(天武館=天道道場)がある。 家の周りは塀で囲まれていて、「天道道場」の看板と門があり、そこをくぐると母屋の玄関になる。縁側廊下が庭に出ている)があり、池のある庭に面している。かすみ・なびき・あかねは母屋の2階にそれぞれ自分の部屋がある(原作では早雲個人の部屋は出てこなかったが、アニメでは乱馬が「叔父さんの部屋」と述べてるシーンがある)。早乙女父子は2階の畳の空き部屋を借り、そこで父子そろって生活していて(後に母親ののどかもそこに加わる)、八宝斎の部屋は台所の向かいにあり部屋の装飾は乱馬らとほぼ同じ。道場の中には神棚と「いろは」と書かれたものが飾られてある。

庭には池があり、鯉が飼われている。また、呪泉郷の変身体質を持つ乱馬たちが池に落ちる場面が数多く登場する(アニメのみのエピソードで呪泉郷と繋がりそうになったことがある)。

なびきがデートで散財しまくったせいで、一度売られそうになった。

巨大化
玄馬や八宝斎のように闘気で巨大化できる。巨大化すれば乱馬でも手に余るような怪物とも渡り合える。早雲は巨大化するよりも妖怪化することの方が多い。
天道流究極奥義 飛龍断絶脚
早雲と玄馬が将棋の「待った」を巡って大喧嘩した末の決闘で使った技。とはいえ、その場しのぎ的な技らしく、軽々と玄馬にかわされた。
空蝉の法(うつせみのほう)
元々は八宝斎の究極奥義である空蝉の法。八宝斎は小細工なしで完全に透明になることができるが、早雲の場合は超速で地面に潜ったり隠れることで姿を消す。

その他

  • らんま1/2のキャラクターでは珍しい喫煙者である(コロン八宝斎キセルを吸うがたばこは早雲のみ)。
  • 早雲を演じた大林は、高橋留美子作品の次回作である『犬夜叉』で第27話において敵キャラであるニセ水神を演じる事となる。

脚注

  1. ^ アニメ第74話において玄馬と喧嘩した際、なかなか玄馬を許そうとしなかった
  2. ^ ほとんどの原因は、チャランポランな玄馬にある

天道早雲の呼称一覧

名前 早雲を呼ぶ際の呼称 早雲に呼ばれる際の呼称
乱馬 おじさん 乱馬くん
あかね お父さん あかね
なびき お父さん なびき
かすみ お父さん かすみ
玄馬 天道くん 早乙女くん、玄ちゃん
帯刀 御父上 九能くん
良牙 おじさん、お父さん 良牙くん
右京 おっちゃん 右京くん
シャンプー あかねの父 シャンプー(ちゃん)
小太刀 不明 不明
八宝斎 早雲 お師匠様
コロン 不明 おばあちゃん
のどか 不明 奥さん
東風 天道さん 東風先生