「助動詞 (言語学)」の版間の差分
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'''助動詞'''(じょどうし)とは、[[品詞]]のひとつ。 |
'''助動詞'''(じょどうし)とは、[[品詞]]のひとつ。一般に[[動詞]]などに付属してその意味を限定・修飾する。 |
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英語では動詞の直前に来、疑問文などではその位置がbe動詞とほぼ同じ位置に来る。動詞の[[不定詞]]とともに用いられるcan、will、shallや、[[分詞]]とともに用いられるbe(+現在分詞=進行形、+過去分詞=受動態)、have(+過去分詞=完了形)などがある。 |
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==日本語の助動詞== |
==日本語の助動詞== |
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単語について、細かな意味を付加することば。[[付属語]] |
動詞・形容詞などの単語の後について述語を構成し、細かな意味を付加することば。[[付属語]]であるが[[助詞]]と異なり[[活用]]する。 |
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活用の様式は多岐にわたっており、[[動詞]]の活用をするもの、[[形容詞]]に近い活用をするもの、[[形容動詞]]に近い活用をするもの、独自の活用様式を持つものなどがある。 |
活用の様式は多岐にわたっており、[[動詞]]の活用をするもの、[[形容詞]]に近い活用をするもの、[[形容動詞]]に近い活用をするもの、独自の活用様式を持つものなどがある。 |
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===例=== |
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*せる、させる(使役) |
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*れる、られる(受身・自発・尊敬) |
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*ます(丁寧) |
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*ない、ぬ、ん(否定) |
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*だ、です(断定) |
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*た(過去) |
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*う、まい(勧誘・推量;現代語では普通は終止形しか用いられない) |
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*たい(希望) |
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同様に用いられるものに補助動詞(聞いてみるの「みる」、立っているの「いる」など)、補助形容詞(赤くないの「ない」)があるが、独立の文節の後につくものなので助動詞とは区別する。 |
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==関連記事== |
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*[[現代日本語文法]] |
*[[現代日本語文法]] |
2005年5月7日 (土) 22:46時点における版
助動詞(じょどうし)とは、品詞のひとつ。一般に動詞などに付属してその意味を限定・修飾する。
英語では動詞の直前に来、疑問文などではその位置がbe動詞とほぼ同じ位置に来る。動詞の不定詞とともに用いられるcan、will、shallや、分詞とともに用いられるbe(+現在分詞=進行形、+過去分詞=受動態)、have(+過去分詞=完了形)などがある。
日本語の助動詞
動詞・形容詞などの単語の後について述語を構成し、細かな意味を付加することば。付属語であるが助詞と異なり活用する。
活用の様式は多岐にわたっており、動詞の活用をするもの、形容詞に近い活用をするもの、形容動詞に近い活用をするもの、独自の活用様式を持つものなどがある。
例
- せる、させる(使役)
- れる、られる(受身・自発・尊敬)
- ます(丁寧)
- ない、ぬ、ん(否定)
- だ、です(断定)
- た(過去)
- う、まい(勧誘・推量;現代語では普通は終止形しか用いられない)
- たい(希望)
同様に用いられるものに補助動詞(聞いてみるの「みる」、立っているの「いる」など)、補助形容詞(赤くないの「ない」)があるが、独立の文節の後につくものなので助動詞とは区別する。