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2007年6月18日 (月) 16:36時点における版
草野豹一郎(くさの ひょういちろう 1886年10月7日~1951年9月12日)は、日本の裁判官、刑法学者、弁護士。
略歴・人物
検事・草野宣隆の長男。東京・麹町生まれ。東京府立一中、京都・三高を経て、東京帝国大学法科大学独法科卒。1912年8月、司法官試補として東京地裁属。1914年、東京地裁予備判事。以後、東京地裁裁判所部長、司法省参事官と刑事局兼務などで刑事担当判事を経て、1924年12月、大審院判事就任。この間、中央大学、早稲田大学、東京商科大学講師。
大審院判事時代には、共同意思主体説を前提とした共謀共同正犯論を判例としてはじめて確立した。1940年1月、長崎控訴院長、1943年3月、大阪控訴院長就任。1945年、退職、弁護士に。1946年、中央大学法学部教授就任。極東国際軍事裁判(東京裁判)において、清瀬一郎に代わり、佐藤賢了の弁護を担当した。
著書に、「刑法原論」、「刑事判例研究」など。弟子筋にあたる人物として、西原春夫など現在まで多岐に渡る。