「IPhone 14」の版間の差分
→iPhone 14シリーズからの新機能: 「衛星通信による緊急SOS」機能の提供開始について加筆修正 タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
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2024年12月13日 (金) 02:49時点における最新版
iPhone 14 ブルー | |
開発者 | Apple |
---|---|
製造者 | Foxconn |
キャッチコピー |
日本語: ビッグと超ビッグ。 英語: Big and bigger. |
世代 | 第16世代 |
販売開始日 |
【iPhone 14】2022年9月16日 【iPhone 14 Plus】2022年10月7日 |
先代機 |
iPhone 13/13 mini iPhone 13 Pro/13 Pro Max iPhone SE (第3世代) |
後継機 |
iPhone 15/15 Plus iPhone 15 Pro/15 Pro Max |
関連機種 | iPhone 14 Pro/14 Pro Max |
フォームファクタ | スマートフォン |
サイズ |
【iPhone 14】 縦 146.7 mm 横 71.5 mm 厚さ 7.8 mm 【iPhone 14 Plus】 縦 160.8 mm 横 78.1 mm 厚さ 7.8 mm |
重量 |
【iPhone 14】 172 g 【iPhone 14 Plus】 203 g |
OS | iOS 16.0(初期搭載)→iOS 18.2 |
SoC | Apple A15 Bionic |
CPU | Apple A15 Bionic 6コア(高性能コア×2 + 高効率コア×4) |
GPU | Apple A15 GPU(5コア) |
ストレージ | 128, 256, 512 GB |
ディスプレイ |
【iPhone 14】 6.1インチ 2532 x 1170ピクセル 460 ppi Super Retina XDRディスプレイ 【iPhone 14 Plus】 6.7インチ 2778 x 1284ピクセル 458 ppi Super Retina XDRディスプレイ |
背面カメラ |
12MP/F1.5(広角) 12MP/F2.4(超広角) 2倍の光学ズームアウト 最大5倍のデジタルズーム 4K60fpsビデオ撮影 1080p240fpsスローモーションビデオ撮影 ポートレートモード |
前面カメラ |
12MP/F1.9カメラ 4K60fpsビデオ撮影 1080p120fpsスローモーションビデオ撮影 ポートレートモード |
サウンド | ステレオスピーカー |
接続 |
3G・LAA対応4G(EVS-SWB)・5G(Sub6) Wi‑Fi 6 Bluetooth 5.3 |
ウェブサイト |
www |
生産国 |
中華人民共和国 インド |
iPhone 14/ iPhone 14 Plus(アイフォーン フォーティーン / アイフォーン フォーティーン プラス)は、Appleが開発・販売しているスマートフォンで、iPhone 13とiPhone 13 miniに続く、第16世代のiPhoneである。
概要
[編集]2022年9月8日午前2時(日本時間)に開催されたApple Special Eventで発表された。
予約注文は、2022年9月9日21時(日本時間)から開始された。Apple Storeをはじめとして、
NTTドコモ、au(KDDI・沖縄セルラー電話連合)、ソフトバンク、楽天モバイルのMNO4社から、iPhone 14は2022年9月16日(日本時間)に、iPhone 14 Plusは2022年10月7日に発売された。価格は、iPhone 14(128GBモデル)で119,800円(税込, Apple Store)からであったが、2023年9月に値下げされ112,800円(税込, Apple Store)からとなった[1]。
このシリーズでは小さめのminiが廃止になり代わりに画面の大きいplusが登場している。
外観はiPhone 13と似ているが、筐体構造はバックパネルが外せるよう刷新されて、修理がしやすくなっている[2][3]。
Appleは発表していないが、2022年9月にインドでも生産を開始[4]、iPhone 14の生産拡大の見送りを決定[5]との報道があった。
2023年3月8日に新色であるイエローが発表された。
また次世代機のiPhone 15のケーブルがUSB-Cに変更されたことで、Lightningケーブルに対応する最後のシリーズとなった。
デザイン
[編集]カラーバリエーション
[編集]カラーはミッドナイト、パープル、スターライト、(PRODUCT)RED、ブルー、イエローの6色が展開されている。
カラー | カラーネーム |
---|---|
ミッドナイト | |
パープル | |
スターライト | |
(PRODUCT)RED | |
ブルー | |
イエロー |
仕様
[編集]ストレージは128GB、256GB、512GBの3構成である。
iPhone 14シリーズからの新機能
[編集]iPhone 14シリーズからの新機能として、「衝突事故検出」機能や、従来の「緊急SOS」に加え「衛星経由による緊急SOS[6]」が追加された。
「衝突事故検出」機能は、
- 「速度の急激な変化」(高重力加速度センサーで最大256Gの急加速/急減速を検知)
- 「方向の急激な変化」(ハイダイナミックレンジジャイロスコープで車の突然の向き変化を検知)
- 「衝突実験データ」(前面/後面/側面衝突、横転の衝突実験を通じて開発したモーションアルゴリズムで、事故を認識)
- 「車内の気圧変化」(エアバッグ作動時に生じる車内の気圧変化を気圧計で検知)
- 「衝突時の大きな音」(衝突時の極端に大きな音をマイクで聞き取り、識別)
- 「過去の事故データ」(衝突事故検出の精度を最大限に高めるために、一般公開データを活用)
の6点から、動きや音などのあらゆる方法で衝突を認識し、ユーザの応答がなければ自動的に救助要請を行う機能である。
「衛星通信による緊急SOS」機能は、携帯電話通信やWi-Fiの電波が届かないために緊急通報サービスに接続できない場合に、ユーザーが衛星接続を利用して助けを得られる機能であり、日本においては2024年7月30日から利用可能になった[7]。
ハードウェア
[編集]筐体
[編集]前面にはCeramic Shield(セラミックシールド)の強化ガラスを、背面にも強化ガラスを採用し、側面は再生アルミニウム製である。
重量はiPhone 14が172g、iPhone 14 Plusが203g、寸法はiPhone 14が146.7×71.5×7.8mm、iPhone 14 Plusが160.8×78.1×7.8mm(縦×横×厚さ)である。
ディスプレイ
[編集]iPhone 14/14 Plus共通でHaptic Touch(触覚タッチ)に対応したOLED(有機EL)のSuper Retina XDRディスプレイ(最大輝度800ニト(標準)、ピーク輝度1,200ニト(HDR)、2,000,000:1コントラスト比)を採用している。
サイズは、iPhone 14が6.06インチ 2,532 x 1,170ピクセル(解像度460ppi)、iPhone 14 Plusが6.68インチ 2,778 x 1,284ピクセル(解像度458ppi)である[8]。
カメラ
[編集]新たにPhotonic Engineを搭載。背面には1200万画素26mm ƒ/1.5 センサーシフト光学式手ぶれ補正のメインカメラ、1200万画素13mm ƒ/2.4の超広角カメラのデュアルカメラを搭載している。シネマティックモード(最大4K HDR、30fps)、新たに強力な手ぶれ補正ができるアクションモード(最大2.8K、60fps)、最大4K(24fps、25fps、30fpsまたは60fps)までのビデオ撮影も可能である。また最大6300万画素のパノラマ撮影、バーストモードでの撮影にも対応している[9]。
前面には、ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4K、60fps)が可能な、1200万画素の新たにオートフォーカスに対応したTrueDepthカメラ ƒ/1.9が搭載されている[9]。
電源
[編集]電源端子はLightning端子である。USB-PDで20W以上のアダプタ使用して急速充電を行った場合、30分で50%充電することが可能である(公式値)。iMacやMacBook ProのUSB-Cポートでは15Wでの急速充電が出来る[10] 他、MacのUSB Type-AポートでもUSB-PDより遅い10Wで急速充電ができる。
無線充電には、Qiで7.5W給電に対応する他、MagSafeおよびQi2(iOS 17.2以降)による最大15W給電にも対応している[8]。
SoC
[編集]SoCは、iPhone 13と同じApple A15 Bionicだが、13 Pro/Pro Maxと同様にGPUコアが5つの構成のものを搭載している[8]。
無線通信
[編集]4x4 MIMOを使用した5G Sub-6に対応しており、高速通信が可能になっている。iOS 16.4以降で5G SAに対応している[11]。
今回、米国モデルではiPhone 13シリーズから搭載された5G(ミリ波)による通信の対応が期待されていたが、日本向けiPhone 14シリーズでは見送られた。
リーダーモード対応NFCとFeliCa、及び予備電力機能付きエクスプレスカードに対応している。
SIMスロットはnano-SIMである。
Wi-Fi6と、Bluetooth 5.3、物理SIMとeSIMを併用したデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)、デュアルeSIMにも対応している。
その他
[編集]IEC規格60529の防沫・耐水・防塵性ではIP68の評価を受けており、水深6メートルで最大30分間利用できる。
同梱物
[編集]- iOS 16を搭載したiPhone
- USB-C - Lightningケーブル
- マニュアル
iPhone 14 Plusの背面カメラのプレビューが表示されない不具合
[編集]2024年11月1日、一部のiPhone 14 Plusデバイスで背面カメラのプレビューが表示されない不具合に対する無償修理サービスが、小売販売日から3年間適用されると発表。
iPhone 14 Plusの背面カメラの問題に対する修理サービスプログラム
脚注
[編集]- ^ “iPhone 14とiPhone 14 Plusを購入”. Apple(日本). 2024年5月26日閲覧。
- ^ ASCII. “アップルに取材してわかった「iPhone 14/14 Pro」疑問の答え(本田雅一) (1/6)”. ASCII.jp. 2022年10月6日閲覧。
- ^ “Appleが秘めたiPhone 14のデザイン変更の内側 | iFixit ニュース” (jp). iFixit (2022年10月6日). 2022年10月6日閲覧。
- ^ “アップルがiPhone14をインドで生産 中国への依存低減 | TBS NEWS DIG (1ページ)”. TBS NEWS DIG. 2022年9月28日閲覧。
- ^ “アップル、新型iPhone生産拡大見送り=ブルームバーグ(ロイター)”. LINE NEWS. 2022年9月28日閲覧。
- ^ “ついに搭載、衛星通信で緊急SOSを送れる「iPhone 14」の新機能”. CNET Japan (2022年9月8日). 2022年9月11日閲覧。
- ^ “衛星経由の緊急SOS、本日提供開始”. Apple Newsroom (2024年7月30日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ a b c “iPhone 14とiPhone 14 Plus - 仕様”. Apple(日本). 2022年9月25日閲覧。
- ^ a b 株式会社インプレス (2022年9月8日). “iPhone 14シリーズのカメラはどこが変わった?”. ケータイ Watch. 2022年9月25日閲覧。
- ^ “各ポートに接続したデバイスの電力供給について”. act2 サポート. 2020年4月19日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2023年3月28日). “ソフトバンク、iPhone 14などで5G SAを提供”. ケータイ Watch. 2023年4月13日閲覧。
外部リンク
[編集]先代 iPhone 13/13 mini iPhone 13 Pro/13 Pro Max iPhone SE (第3世代) |
iPhone 14/14 Plus iPhone 14 Pro/14 Pro Max 第16世代 |
次代 iPhone 15/15 Plus iPhone 15 Pro/15 Pro Max |