「放映権 (日本プロ野球)」の版間の差分
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**ローカル放送では球団側が製作した映像を各局が放送するスタイルをとっているが、スーパーインポーズ(スコア表示)も挿入した状態での放送となる([[楽天ティービー]]の製作)。なお、対巨人戦(在京局にネットされる試合)では在京局主導で独自映像を製作し、スーパーインポーズもキー局が入れる。 |
**ローカル放送では球団側が製作した映像を各局が放送するスタイルをとっているが、スーパーインポーズ(スコア表示)も挿入した状態での放送となる([[楽天ティービー]]の製作)。なお、対巨人戦(在京局にネットされる試合)では在京局主導で独自映像を製作し、スーパーインポーズもキー局が入れる。 |
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**TBCの差し替え放送は被差し替え番組の後日放送を制限した協定に配慮して、ゴールデン番組に被せることを避けている。但し、過去に球団創設1年目の2005年シーズンで2回実施したことがある。 |
**TBCの差し替え放送は被差し替え番組の後日放送を制限した協定に配慮して、ゴールデン番組に被せることを避けている。但し、過去に球団創設1年目の2005年シーズンで2回実施したことがある。 |
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*BS [[NHK衛星第1テレビジョン|NHKBS1]]、BS朝日 |
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*CS '''スカイ・A sports+'''、J SPORTS(Sky A制作) |
*CS '''スカイ・A sports+'''、J SPORTS(Sky A制作) |
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*ラジオ '''[[東北放送|TBCラジオ]]''' |
*ラジオ '''[[東北放送|TBCラジオ]]''' |
2008年6月7日 (土) 13:58時点における版
プロ野球の放映権は、プロ野球における、各テレビ局のプロ野球中継の放映権のことである。
野球協約第44条(放送許可権)には、「球団はそれぞれ年度連盟選手権試合のホーム・ゲームにつき、ラジオ放送およびテレビジョン放送(再生放送および放送網使用の放送を含む)、有線放送ならびにインターネット・携帯電話等を利用した自動公衆送信(いずれも、海外への、および、海外での放送および送信を含む)を自由に許可する権利をもつ。」 と規定されている。
個別の各球団と各放送局間との契約関係はおおむね長年の慣行を継続して決定されてはいるが、決して不変のものではない。また、各球団の親会社となる企業が異なるため、各主催ゲームによって事情は大きく異なる。現在では、野球場の運営主体とテレビ局の間に放送契約が結ばれている例は存在しないが、過去には後楽園球場と日本テレビとの間で独占契約が結ばれた例があった(後述)。放映権の主体は、あくまで主催者 =「球団もしくはその親会社」側に存在する。
ラジオ局のニッポン放送は12球団全てと、テレビ局のテレビ東京は横浜ベイスターズを除く11球団と放送契約を結んでいる。
セントラル・リーグ(セ・リーグ)
- 地上波 日本テレビ、NHK、テレビ朝日、テレビ東京
- 親会社が読売新聞グループ本社(読売新聞社)であり、放映権も同社が掌握している。このためほとんどの放映権は関連会社の日本テレビに与えられている。しかし、渡邉恒雄前オーナー(現会長)の影響力が強く、2002年シーズンから巨人戦の完全放送実施を条件に土曜日に東京ドームで行われるナイトゲームの一部をNHKが獲得。土曜日以外もBShiで完全放送されている。また、視聴率が低迷し始めた2005年シーズンからはテレビ朝日に、2006年シーズンからはテレビ東京にもそれぞれ放映権を与えている。2007年より日本テレビで放映権を持ちながら地上波で放送されず、BShiでも放送されない試合はBS日テレで放送される。なお、ジャイアンツの優勝がかかった2007年10月2日の放送ではBS日テレとBS1と日テレG+で放送し地上波では録画放送という形で放送された。
- BS BS日テレ、NHKBShi、NHKBS1、BS朝日、BSジャパン
- CS 日テレG+
- G+放送開始前はNNN24(現・日テレNEWS24)でトップ&リレーナイターを中継していた。
- ラジオ RFラジオ日本、TBSラジオ、ニッポン放送、文化放送、NHK第1
- ラジオでの巨人戦中継の経緯はラジオ日本ジャイアンツナイターを参照。
- ニッポン放送の系列局である東海ラジオはジャイアンツ戦のホームゲームの放送権を取得できず、ニッポン放送又は文化放送の中継をネットするのみとなっている(本来は東海ラジオも中継ができるようだが、CBCラジオがネットワークの関係でヤクルトのホームゲームの放送権を持っていないため、その不具合を合わせるためだと言われている)
- 地上波 フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、東京MXテレビ、NHK
- ヤクルト球団株を20%程度取得しているフジテレビに優先権がある。テレビ朝日は国鉄時代から若干放送していた他、1980年代~90年代に放送する機会が多かったが、最近では対巨人戦のナイター数試合を放送するのみにとどまり、21世紀以降はほぼフジテレビ優位状態となっている。
- 国鉄スワローズ時代に後楽園球場を本拠地にしていた頃は、後楽園開催分を日本テレビが独占していた。これは、日本テレビが後楽園スタヂアム(当時の名称)との間で主催球団に拘らず独占中継を行う契約を結んでいたためである(出典:『ヤクルトスワローズ球団史』徳永喜男=元同球団代表=著、ベースボール・マガジン社)。徳永も文中で指摘している様に、これは明らかに協約違反である。この事が、フジサンケイグループが資本参加した際に、神宮球場に本拠地を移転する原因となった。
- ただ、後楽園以外で主催ゲームを開催した場合は、他系列局が放送した例もあった模様であり、1960年5月14日の番組表(読売新聞東京版)では、NETテレビ(現・テレビ朝日)が阪急対西鉄戦(西宮球場・毎日放送制作)の予備カードとして編成していた事が確認されている。
- 日本テレビはヤクルトの神宮移転後は1978年の日本シリーズ・対阪急第2戦(神宮球場が六大学野球で使用できないため後楽園で開催)を放送したのみだが、これは運営委員会でシリーズのフジ系民放独占中継を阻止するために巨人が挙げた後楽園使用許可の条件をヤクルトが呑んだためだと思われる。
- 1975年までは、TBSも放映権を持っていた。これはTBSが独占放映権を持っていた大洋戦のうち、TBSが放送しない曜日の放映権(水・日曜日以外)とフジテレビの持つヤクルト戦の放映権を交換したことによる物(バーター)。なお、現在フジテレビ(CS含)が製作・放送したヤクルト戦中継映像の他局への二次使用はTBSにのみ認められている(逆に、TBS製作による横浜戦中継映像の他局への二次使用はフジテレビにのみ認められている)。
- テレビ東京は東京12チャンネル時代、全日放送を再開した1967年からしばらくの間、フジテレビ制作の裏送りで巨人戦の裏カードを放送していた。その後自社製作へ移行し、1990年代中頃まで中継を行い、それ以後はテレビ大阪やテレビ愛知への裏送りのみを行っていた(但し、2002年と2004年にオープン戦を放送)が、2007年シーズンより対巨人戦の中継を行うことになった。
- テレビ朝日が放映権を持つ試合の一部はBS朝日でも放送される。2001年まではゴールデンタイムに巨人戦の裏カードまたは非開催時の試合を延長なしで全国中継することがあり、その年間中継回数はフジテレビよりも多かった。
- 東京MXテレビは中日新聞東京本社(東京新聞)との繋がりからか対中日戦のみ放送する(同じ中日資本の三重テレビにもネットされる)。
- NHKも一応放映権は持っているものの、対巨人戦は放送出来ない。また大部分がBSでの放送であり、2003年以降地上波では放送されていない。
- 現在関東ローカル局では関西ローカルのオリックス戦よりも少ない。
- BS BSフジ※1、BS朝日、NHKBS1、BSジャパン
- なおBS朝日で放送されるのは巨人戦のみである。系列局製作の巨人戦以外の主催カードとサンテレビ製作の阪神戦で朝日放送が製作協力で関わっている場合は放送が可能であるが、現在は巨人戦以外のカードをロッテ戦(以前は西武戦も)にしている為、未放送。
- ※1 2001年のみ『BS FUJIハイビジョンナイター』を制作し、巨人戦以外のカードを中心に放送した。会員制双方向ゲーム等の企画も試みたが、当時はBSデジタル対応テレビの普及率が低かったためあまり盛り上がらなかった他、同じく放映権を持っていた横浜球団の主催ゲームと併せての放送だった事に加え、同球団のマルハからTBSへの経営権の異動に伴う主催ゲームの中継制作減少、BSフジの社長交代による方針転換などもあり、わずか1年でレギュラー編成としての放送から撤退した。
- CS フジテレビ739
- 編成の都合によりフジテレビ721、パーフェクト・チョイス、e2 by スカパー!ではスカチャン!、フジテレビCSHDで放送される場合あり。
- 巨人戦は一部トップ&リレーナイター(地上波においてテレビ朝日、テレビ東京にて全国中継される試合)。
- テレビ朝日系列CS放送朝日ニュースター、テレ朝チャンネルでは現在中継していないため(以前は朝日ニュースターの前身、衛星チャンネルで中継していた)、テレビ朝日製作のヤクルトvs巨人戦のトップ&リレーもフジテレビ739か721のいずれかで行っている(但し解説者やテロップ出しはフジテレビの担当)。
- 以前は対阪神戦に限りGAORAも中継していた。この関係で1997年には例外的に毎日放送が地上波でも対阪神戦を関西ローカルで中継した。
- 地上波の項で述べたTBSへの二次使用許可も含めると、自社・他局製作を問わずフジテレビがヤクルト戦の中継映像において一切無関係である在京民放キー局は日本テレビのみということになる。
- ラジオ ニッポン放送、文化放送
- 1978年以降はニッポン放送がラジオ独占中継権を持ち、NRN加盟局である文化放送、朝日放送、毎日放送、東海ラジオ放送、中国放送、九州朝日放送、STVラジオ、東北放送には開放しているが、TBSラジオ、中部日本放送、RKB毎日放送、RFラジオ日本、NACK5は中継が出来ない(NHKラジオについては不明。但し、日本シリーズについてはNHKや本来放送不可能な民放各局も放送可能)。
- 1994年~2001年は、前年のNRNでの巨人主催ゲームの放送復活の影響もあり、TBSラジオ・RFラジオ日本も横浜対巨人戦の裏カードに限りニッポン放送から放送権を購入する形で中継できたが、対中日戦の中部日本放送へのネットや、対阪神戦の朝日放送・毎日放送への、対広島戦の中国放送へのJRNネットや、RFラジオ日本から岐阜放送・ラジオ関西へのネットは認められていなかった。JRN単独加盟の中部日本放送と独立局の岐阜放送・ラジオ関西は、雨天予備カードまたは雨傘番組に差替え、他3社はNRNにも加盟しているので、NRNネット(裏送りも含む)または自社制作で放送した。
- 文化放送は、以前は平日も対巨人戦を中心に西武戦の雨天予備カード扱いで関東ローカルで放送した事もあるが、現在は土曜・日曜の対巨人戦とセ・パ交流戦での対西武戦のみ放送。
- 通常JRNナイターのみ放送している北海道放送も、元来NRNとのクロスネット局なので、ヤクルト対日本ハム戦をSTVラジオが放送しない場合に限り、ニッポン放送の技術協力による自社制作で放送する。
- 地上波 tvk、TBS(親会社)、NHK
- 親会社のTBSに優先権があるが、試合自体はTBSの番組編成の関係でtvkが多く放送する。
以前はフジテレビ(~1974年・1979年~2005年)・テレビ朝日(~1997年(~1980年代初頭・対巨人戦のみ))も放映権を持っていた。
また、テレビ東京も以前には放映権も持っていたが、現在はテレビ大阪などへの裏送り放送のみ実施している(1970年代に対巨人戦を放送した実績がある)。
また、フジテレビも放映権自体は引き続き保持しているため、2006年以降は関西テレビなどへの裏送り放送のみ実施している他、ヤクルトの項目でも述べたがTBSはフジテレビに対し横浜戦中継映像の二次使用を認めている。 - 元来、前身である大洋ホエールズ時代の1960年にTBSが独占放映権を獲得。日本テレビの後楽園独占放映権への対抗策とした。このため日本テレビ以外の各局には水・日曜日以外の試合に限り、他局が持つ水・日曜日の他球団の放映権と引換に門戸を開放していた(いわゆるバーター)。しかし、1975年に日本教育テレビ(NETテレビ。現在のテレビ朝日)が腸捻転ネットの解消に伴い本格的にナイター中継を開始するため、高額で独占放映権を獲得。TBSの優位は崩れ、更にラジオのプロ野球巨人戦中継問題のあおりを受け、ラジオ独占中継権を得たニッポン放送の関連会社であるフジテレビが1979年以降は優先権を握っていた。2001年TBSおよびBS-iが球団株式の70%程度を掌握したことでこの関係が再逆転し、一転してTBS完全優位に復した。[1]現在、tvk放送時に制作でTBS・BS-iが、技術協力で東通が関与している場合がある、ただしBS-iとtvkは別の解説陣・実況陣を起用している。[2]
- NHKは週末のデーゲームで総合テレビで、平日のナイターをBS1で放送する場合があるが、対巨人戦の中継は認められていない。
- 親会社のTBSに優先権があるが、試合自体はTBSの番組編成の関係でtvkが多く放送する。
- BS BS-i、NHKBS1
- CS TBSニュースバード
- TBSニュースバードは2007年までは対巨人戦のみ放送、一部トップ&リレーナイターのみだったが、2008年からは、本格的に参入し、横浜主催ゲーム72試合を中継する事になった(スポーツ報知・2008年1月6日)。なお、横浜主催ゲームの中継と地上波(全国・ローカル問わず)・BS-iで放送される「中日VS巨人」または「広島VS巨人」の中継が同時間帯に重なった場合でもニュースバードでは横浜主催ゲームの中継が最優先となるため、「中日VS巨人」・「広島VS巨人」はTBSチャンネルに中継が廻される。
- ラジオ TBSラジオ、ニッポン放送、文化放送、RFラジオ日本
- 親会社のTBSのほか、大洋時代から現在でも株主であるニッポン放送にも放送権がある。
- 文化放送は、以前は平日も西武戦の雨天予備カード扱いで関東ローカルで放送した事もあるが、現在は土曜・日曜の対巨人戦とセ・パ交流戦での対西武戦(土曜・日曜はNACK5への技術協力)のみ放送。
- 地元局のRFラジオ日本は、対巨人戦のみ放送となる年が多いが、2007年は6月29日に対阪神戦を放送。
- 1978年~2001年は、ニッポン放送の独占となっていたため、ヤクルト主催と同様にNRN加盟局にのみ開放されていた。1994年~2001年のヤクルト対巨人戦の裏カードについての対応も同様だった。但し、対中日戦については、NRN単独の東海ラジオとJRN単独の中部日本放送(CBC)とでビジターゲームの中継本数バランスが崩れる事になるため、両者の親会社である中日新聞社の意向を受け入れ、ニッポン放送がCBCへの別制作と裏送りを行っていた。この影響で現在に至っても東海ラジオは巨人主催の中日戦の自社製作を行わず、NRN受けの場合でも原則として全国ネット本番カードとなった場合しか放送していない。
- 地上波 東海テレビ(三重テレビ含む)、中部日本放送(CBC)、テレビ愛知、NHK名古屋放送局(民放はすべて中日新聞社系列)
- 中日新聞社資本の東海テレビとCBCに優先権がある。主として東海テレビでは火曜・木曜・金曜・土曜に、CBCは水曜、金曜、日曜に中継する機会が多いが、CBCは最近になり通常番組放送の確保の理由で水曜・日曜のナイトゲーム中継を東海テレビまたは三重テレビに放映権を譲ることもある。
- なお東海テレビとCBCでは、スポーツニュースや自社制作番組向けに、中継映像の相互利用を行なっている。また夕方のローカルニュース枠においては、どちらが中継局であるかにかかわらず、互いに生中継でリポートを行なうことができる。このような取り決めは、ともに中日新聞資本の放送局であることから可能になったと思われるが、同一地域の特定の局同士でのこうした関係は、全国的に見れば特異と言える。
- 1987年から数年間CBCでの中継放送ができないときに岐阜放送がCBCから放映権を購入する形で放送していたが、後にCBCや中日ドラゴンズの親会社である中日新聞が岐阜放送への放映権譲渡を拒否する事態に発展したため(岐阜放送の親会社の岐阜新聞社側の意向という説もある)、現在岐阜放送での中日主催試合中継は行われていない。なお、その後も、岐阜長良川球場での広島×中日戦については、主催が広島球団である場合に限り、CBC制作により岐阜放送で放送される場合があり、リレー中継を実施した年もあった。
- テレビ愛知は、テレビ東京系列のローカル枠である火曜日と土曜日の19時台と20時台に中継することがある。
- 2005年頃より、サンテレビも対阪神戦に限り、自社エリア向けに在名テレビ局とは別に年間数試合、出張して中継を行うようになった。その後、東海地方で放映権を持つテレビ局の系列の在阪テレビ局(関西テレビ、毎日放送、テレビ大阪)でも、年に数回、生中継されるようになった。
- 在広局では、CBCが巨人戦ビジターゲームの差替えで対広島戦を中継する場合に限り、中国放送(RCC)が実況と解説を自社で差し替えて中継する。テレビ新広島(TSS)は巨人戦差替え時に限り東海テレビからネット受けするが、特に実況を差し替えていない。
- BS NHKBS1
- CS J SPORTS、TBSニュースバード(横浜のホームゲーム中継と重なる場合はTBSチャンネルで放送)、フジテレビ739(ヤクルトのホームゲーム中継と重なる場合はフジテレビ721で放送)
- TBSニュースバード、フジテレビ739は対巨人戦のみ放送、TBSニュースバードは一部トップ&リレーナイター。
- 2006年シーズンまでは、東海3県(愛知・岐阜・三重)のケーブルテレビでは、J SPORTSを採用していても中日主催ゲームに限り放送を禁止する措置がとられてきた。
- 2004年以前は、同チャンネルを採用しているケーブルテレビでは、中日主催ゲームの時間帯には、普段ケーブルのチャンネルに採用されていない「J SPORTS 3」を放送するなど、一切見られない状態だった。
- 2005年からは地上波中継局が放送しない時間帯については放送を解禁する「トップ&リレー形式」が採用され、やや改善されたが、依然として地上波で放送中(主に19:00~21:00)は、ナゴヤドームの外景に「現在の時間帯は放映権がないため放送できない」旨のテロップを載せた静止画像が映し出される状態が続いた。NHK BSとBS-iでは同じ中日主催ゲームの放送でも地上波局の中継の有り無しにかかわらずおことわりの静止画像に差し替えることは一切しなかった(BSの場合は放送の再送信となるため内容を改変することが一切禁じられているため)。
- 視聴料を払っているにもかかわらず個人の視聴環境が制限されるという、他地方では見られないこうした措置にはユーザーからの不満も絶えず、「地元における中日人気低下の一因となっているのではないか」と指摘されてきた。
- 以上のような、ケーブルテレビユーザーに対する理不尽な制約は、2007年シーズンから解禁された。
- J SPORTSでの中継は、基本的に試合中継を行うテレビ局の制作協力〔テレビ愛知(テロップもテレビ愛知のものを使用&制作局もテレビ愛知と表記。2006年~)・NHK(2007年~)は映像のみ〕が担当する。
- ラジオ CBCラジオ、東海ラジオ、NHK第1
- ニッポン放送は東海ラジオのネット受けができない土曜・日曜、ならびに聴取率調査期間の対巨人戦(試合経過による聴取者プレゼントなどがあるため)は自主制作を行う(ナゴヤ球場本拠時代は東海ラジオが自局向けとニッポン放送向けの二重製作を実施し、犬飼俊久ら実況担当の東海ラジオアナが「今晩のニッポン放送ショウアップナイターは、ナゴヤ球場の中日対巨人○回戦を…」とコールしていた時期もあった)。
- RFラジオ日本はCBCラジオが同局向けに製作した対巨人戦のみ放送する。なお、この放送は岐阜放送ラジオにはネットされない。
- 地上波 サンテレビ、ABCテレビ、毎日放送(MBS)、読売テレビ(ytv)、関西テレビ、テレビ大阪、NHK大阪放送局
- 伝統的に多数メディアに中継を担当させる方針を取る。ファン層が近接していた南海ホークスは毎日放送と、阪急ブレーブスが関西テレビと緊密な関係であったのとは対照的であった。
- ABCに一定の優先権があり、水曜日と日曜日の試合中継をモノクロ時代から行っている。他の曜日は幾分流動的ではあるが、ytvも古くからの制作局で木・土を担当する事が多く、関西・毎日は火・金の試合の中から選択して中継する場合が多い。サンテレビは、1試合あたりの放映権料が格安に設定され、幹事中継局となる事は少ないものの中継試合数は最も多い。(月)・火・木・金・土に放映する場合は自社制作放送、水・日はABC制作中継のトップ&リレーナイターを放送する。NHKはBS-1・BSハイビジョンがほとんど(Tigers-ai製作映像とNHK独自設置のカメラの映像を組み合わせて放送)で、2004年までは対巨人戦1試合が地上波の全国中継に割り当てられていた。かつては、火曜日は読売テレビ、木曜日は毎日放送でも中継されていたことがある。
- テレビ大阪は1994年まで公式戦の放映権を持っていた。その後ビジターゲームのみ(ただし2006年度はオープン戦主催試合を放送)の中継を行っていたが2007年から再び放映権を獲得し2試合(4月24日のヤクルト戦と7月16日の巨人戦)を放送した。ただし4月24日は深夜の録画中継。また、テレビ大阪開局前は、東京12チャンネル~テレビ東京が対巨人戦を直接制作した事があるほか、サンテレビからのネット受けを実施していた。
- ABCに優先権があるのは、球団の親会社である阪神電気鉄道が同局の開局以来の大口出資者に名を連ねていたからである。2006年10月1日に阪急阪神ホールディングスおよび阪急阪神東宝グループが成立し、新たに関西テレビが球団の関連会社となったが、親会社の経営統合過程で、旧阪急HDの側からは阪神タイガースの経営には関与しないという合意が交わされており、2007年以降も各局別の試合中継数に際立った変化はみられていない。
- MBSの差し替え放送では被差し替え番組の後日放送を制限した協定に配慮して、ゴールデン番組に被せることを避けている(深夜に1時間の録画中継で対応している)。但し、年1・2回程度ゴールデン番組に被せて実施する場合もある。
- BS NHKBS1
- CS スカイ・A sports+(Sky A)、GAORA、フジテレビ739、日テレG+
- 対巨人戦以外はSky AとGAORAの一方が生中継、もう一方は録画中継を行う。
- Sky A、GAORAでの放送は主にTigers-aiの制作中継が過半数を占める。Sky Aでは、水曜・日曜に同局の地上波放送であるABC制作の放送が流れるほか(サンテレビでも放送されるABC制作中継はサイマル放送の形をとる)、GAORAでも同局の地上波放送であるMBS制作の放送が流れることがある(主に地上波では深夜に録画中継される放送がGAORAではライブで流れている)。京セラドーム大阪や倉敷マスカット球場からの中継では、サンテレビ制作の放送も行われる。
- 対巨人戦はSky Aでは水曜・日曜にトップ&リレーナイター(GAORA、日テレG+も同様)。フジテレビ739(または721)は完全生中継を実施(民放の地上波全国放送とCSの同時放送で阪神・巨人戦の中継を行うのは唯一)。
- フジテレビ739(関西テレビ制作 ヤクルトのホームゲームがある場合はフジテレビ721で中継。オープン戦は関西テレビ☆京都チャンネルでの録画放送の場合もあり)、日テレG+(ytv制作)は対巨人戦のみ放送。
- ラジオ ABCラジオ、MBSラジオ、NHK第1、RFラジオ日本
- 1976年以降、暫くの間ABCラジオが優先権を確保していた。これは1975年にMBSラジオが巨人戦中心の方針を打ち出した事に対する報復処置であるとされた(RFラジオ日本向けについてもABCラジオが製作して裏送りを行っていた時期がある)。このため、RCCラジオは対広島戦を完全放送するため、阪神・オリックス対広島戦に限り曜日にかかわらずABCラジオからネット受けするようになった。
- 阪神球団の保護地域・兵庫県の地元局であるはずのラジオ関西は、過去長期間、プロ野球中継から撤退していた事情で阪神ホームゲームの放送権は直接持っておらず、RFラジオ日本への技術協力という扱いとなっている(巨人ホームゲームに関しRFラジオ日本[1981年までラジオ関東]とTBSラジオが業務提携していた1979~92年は、甲子園の阪神対巨人戦はTBSラジオ製作の裏送りで放送されていた)。
- 土・日曜日にNRN向けの中継を担当していたラジオ大阪は、2007年限りで野球中継から撤退した。
- 地上波 NHK広島放送局と在広4局が放送/中国放送(RCC)、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島
- NHK広島放送局はまれにローカルで放送することがあるほか、デーゲームを中心に全国中継する場合もある(以前は広島×巨人戦も制作していた)。
- 広島県に系列局を持たないテレビ東京が系列局向けに対阪神、対中日戦を中継することがある。また、テレビ大阪やテレビ愛知がローカル中継を自社エリア向けに製作する場合もある。
- 岐阜長良川球場で広島主催の対中日戦が開催された時は、中部日本放送が自社制作し、中国放送(RCC)に同時ネット(または両局別々の実況で放送)した他、CBCが放送できない場合は岐阜放送がCBC制作で放送した事もあった。また、広島地区向けを広島ホームテレビ(HOME)が別製作した事もあった。
- かつては阪神戦に限りサンテレビが全試合中継していた時期もあった。
- BS NHKBS1
- CS J SPORTS、TBSニュースバード(横浜のホームゲーム中継と重なる場合はTBSチャンネルで放送)、フジテレビ739(ヤクルトのホームゲーム中継と重なる場合はフジテレビ721で放送)、日テレG+、e2byスカパープロモ100ch
- TBSニュースバード、フジテレビ739、日テレG+は対巨人戦のみ放送。
- 一部トップ&リレーナイター。また、テレビ朝日と広島ホームテレビが共同制作する巨人戦(制作の主導権はテレビ朝日側が掌握している。なお、RCC以外は在京局が主導権を持つ)がある場合でもテレ朝チャンネル、朝日ニュースターではトップ&リレーを含む中継は現在行っていない。また2007年9月27日放送分ではe2byスカパープロモ100chで無料放送される。
- 2008年3月20日には、スカイ・A Sports+が対阪神のオープン戦を中継した。
- ラジオ RCCラジオ、NHK第1
パシフィック・リーグ(パ・リーグ)
2008年からCS放送(含むケーブルテレビ・IP放送)については、日本ハム以外の5チームの放映権をソフトバンク関連会社・GTエンターテインメントが保有し、各CSテレビ局に販売することになった。(インターネット動画配信については日本ハムを含む参加6チーム全てを同社が保有する)
- 地上波 NHK札幌放送局と札幌の民放5局で放映/北海道放送(HBC) 、札幌テレビ放送(STV)、北海道テレビ放送(HTB)、北海道文化放送(uhb)、テレビ北海道(TVh)
- 民放5局とも不定期でテレ玉=GAORA配給=からも放送されることがある。
- HBCのナイトゲームによる差し替え中継はごくわずかである(他のTBS系列局よりも差し替え中継は最も少ない)。これは被差し替え番組の後日放送を制限した協定の関係でTBSが対巨人戦の全国放送を行わない場合のゴールデン番組の時間帯に被せることを避けているためである。
- STVは2006年シーズンまでは週末のデーゲームのみでナイトゲームによる差し替え中継は一切なし(2006年交流戦ではナイターでの対阪神戦を自社では放送せず、読売テレビへ裏送り)となっていたが、2007年シーズンは巨人のホームゲームのときに限り、ナイトゲームによる差し替え中継を数回程度実施する。
- なお、道内民放5局の中ではTVhが最も多い。
- また、東京本拠地時代(東映→日拓ホーム→日本ハム)は、日本テレビ(1950年代~1960年代前半のみ、2003年はCSのG+ SPORTS&NEWSで放送)、テレビ朝日(東映の関連企業)、テレビ東京、テレビ埼玉、TBS(2002年のみ)が中継権を持っていた。
- BS NHKBS1
- CS GAORA、J SPORTS(GAORA制作)
- ラジオ HBCラジオ、STVラジオ
- 地上波 NHK仙台放送局と仙台の民放4局が放送/東北放送(TBC)、東日本放送、ミヤギテレビ、仙台放送
- ローカル放送では球団側が製作した映像を各局が放送するスタイルをとっているが、スーパーインポーズ(スコア表示)も挿入した状態での放送となる(楽天ティービーの製作)。なお、対巨人戦(在京局にネットされる試合)では在京局主導で独自映像を製作し、スーパーインポーズもキー局が入れる。
- TBCの差し替え放送は被差し替え番組の後日放送を制限した協定に配慮して、ゴールデン番組に被せることを避けている。但し、過去に球団創設1年目の2005年シーズンで2回実施したことがある。
- BS NHKBS1、BS朝日
- CS スカイ・A sports+、J SPORTS(Sky A制作)
- ラジオ TBCラジオ
- 地上波 テレ玉、テレビ朝日、TBS、NHK
- テレ玉で放送されるナイトゲームの制作と著作権は球団側にある。
- 1979年発足時はTBSがバックアップをしており、またフジテレビも放映権を持っていた。1984年頃よりテレビ朝日が中継を開始。なお、球場内などで配信される試合中継の画像製作はテレビ朝日の系列会社・テレビ朝日映像(ViviA)が行っている。日本テレビも2001年に1試合だけBS日テレで中継した他、福岡放送・ytvへ対ソフトバンク・阪神戦の裏送りを行っている。
- テレビ東京は発足時から1980年代中頃まで中継を行い、それ以後中継を実施していなかったが、2006年は1試合放映権を獲得した。
- 福岡本拠地時代(西鉄→太平洋クラブ→クラウンライター)は、在福民放局全てが放映権を持っていた(一応、優先権は球団と資本関係があった九州朝日放送)。なお、福岡放送開局前は山口放送が1965年~1968年まで放映権を持っていた(これは当時日本テレビ系列だったテレビ西日本が1964年10月にフジテレビ系列にネットチェンジし、福岡における日本テレビ系列局が空白域になったため)。
- CS J SPORTS(全試合J sports Plusで放送)
- テレビ朝日子会社のViViAが製作に関与しているが、現在はテレビ朝日の系列であるCS放送(朝日ニュースター、テレ朝チャンネル)での放送は行っていない(以前は朝日ニュースターの前身、衛星チャンネルで放送していた)。
- J SPROTSの前身であるJ SKY SPORTS時代は、その中継の制作をテレビ朝日が行なっていた。(2003年まで)
- ラジオ 文化放送、NACK5、ニッポン放送
- TBSラジオはビジターへの裏送りが中心。
- RFラジオ日本はセ・パ交流戦での対巨人戦が中心。
- 地上波 チバテレビ、テレビ東京、テレビ朝日、NHK
- もともとはTBSが優先権を持っていた。後に日本テレビも放映権を得たが実際にはあまり放送されず、専ら東京12チャンネル→テレビ東京が多く中継した。
- チバテレビは開局当初、まだ球団が東京にあった時代に連日東京球場からナイター中継を行っていた。現在チバテレビで放送されている映像は、千葉マリンスタジアムビジョン(マリンビジョン)の公式映像(実況自社出し)である。
- 仙台本拠地時代は、主に東北放送と仙台放送が中継を行っていた。また、東京スタジアム時代からの名残で東京12チャンネルも関東地区向けの中継を行っていた。
- オープン戦のロッテvs巨人戦の鹿児島鴨池球場の試合(ロッテ主催)を一時期放送した時代もあった。(東京12チャンネル制作・南日本放送(TBS系列)協力で、関東地区向けに日中に生中継を行っていた。系列外ではTBS系列局での放送が多かった)
- 毎日→大毎時代は資本関係上、大阪の毎日放送も放映権があった。
- フジテレビは2007年に対ソフトバンク戦の裏送り(テレビ西日本向け中継の技術協力)を実施。
- BS TwellV、BS朝日、BSジャパン、NHKBS1
- BS朝日はチバテレビの中継をそのままサイマル放送。
- BSジャパンは主にテレビ東京系列製作とJ SPORTS製作の中継をサイマル放送している。
- TwellVは2008年から交流戦を含め60試合程度自社製作でを放送。マリンビジョンの公式映像を使用して放送される。実況は自社出し
- CS J SPORTS、GAORA(J SPORTS制作)
- J SPORTSでの中継は、マリンビジョンの公式映像を使用して放送される。
- インターネット放送 GyaO
- ラジオ RFラジオ日本、文化放送、ニッポン放送
- TBSラジオはビジターへの裏送りが中心。
- 地上波 サンテレビ、関西テレビ、ABCテレビ、テレビ大阪、NHK大阪放送局
- 前身二球団のうち、阪急ブレーブスは基本的に関西テレビが独占していたが、サンテレビも関西テレビから放映権を購入する形で中継、特に阪神戦の裏カードの水・日曜日が多かった。またテレビ大阪開局前は東京12チャンネルがサンテレビの協力で対巨人のオープン戦を「日曜ビッグスペシャル」枠で録画放送した実績がある。
- 近鉄バファローズはABCを中心に関西テレビ、MBS、テレビ大阪、KBS京都、読売テレビ(深夜放送や対ダイエー(現ソフトバンク戦などの裏送りが多かった)がそれぞれ中継権を持っていた。これはオリックスの前身が阪急ブレーブスで関西テレビと同一資本だったことと、近鉄が朝日放送の大口出資者だったことによるもの。
- 以前は、両球団共に週末のデーゲームが相当数放送され、また他局が阪神戦を中継する場合の裏カードとしてナイターでも中継される場合もあり、オリックスについてはイチローが看板選手だった頃は全国中継となる場合もあった。しかし、近年は阪神偏向報道の影響や合併によるファン離れにより地上波の放送が極端に減っている。
- 読売テレビは系列局(主に対ソフトバンク戦を福岡放送)への裏送りを行っている他、年1回程度中継する年もあったが、2008年は中継予定がない。なお、毎日放送は2006年まで自社でも放送していたが、現在は主にRKB毎日放送への裏送りを行っている。
- BS BSジャパン※1、BS朝日※2、BSフジ※3
- ※1交流戦のテレビ大阪制作の対巨人戦のみ放送実績あり。
- ※2交流戦のABC制作の対巨人戦のみ放送実績あり。
- ※3関西テレビ制作で放送可能だが、現時点では放送実績がない。
- CS J SPORTS、スカイ・A sports+(J SPORTS制作)
- 旧近鉄主催試合は主にスカイ・AとGAORAから中継された。またオリックスが神戸市に本拠を置いていた初期の頃はスポーツ・アイESPN(現・J SPORTS ESPN)を中心に放送された。
- J SPORTSでの中継は、主に関西テレビ、テレビ大阪の協力で制作されている。
- ラジオ MBSラジオ、ABCラジオ、ラジオ関西
- ラジオ関西は、年度により中継制作がない場合があった。
- 地上波 RKB毎日放送、九州朝日放送(KBC)、テレビ西日本(TNC)、福岡放送(FBS)、TVQ九州放送(TVQ)、NHK福岡放送局、東京MXテレビ
- 福岡でのホーム戦であると、殆どの試合が地上波中継となる。主にTVQが火曜・土曜のナイター、RKBが日曜デーゲーム、KBCが土曜もしくは祝日デーゲームであることが多く、その他ナイター中継は巨人戦ナイターもしくはゴールデン番組に被せる形で放送となる(差し替え放送はFBSが多く行っている。RKBは被差し替え番組の後日放送を制限した協定に配慮して、ゴールデン番組に被せることを避けている。但し過去には実施したことがある)。在福5局の中ではTVQが最も多い。
- NHK福岡放送局は独自のローカル中継を行うことは少なく、実施がない年もある(全国中継での制作のみ)。
- 2007年からTOKYO MXの放送枠をソフトバンク球団が買い取り、福岡ソフトバンクホークスマーケティングの映像(公式映像)を使用し放送を行っている。
- ダイエー時代は資本関係上、サンテレビジョンからも中継された(一部試合はKBC、TVQ協力)が、ダイエーの資本撤退で現在は交流戦以外の中継からは撤退した
- なお、南海時代は在阪民放局全てが持っていたが、MBSに優先権があった。
- CS J SPORTS(全試合J sports ESPNで放送)
- J SPORTSの映像をYahoo! JAPANで見ることもできる。
- J SPORTSも映像自体は公式映像である(テロップのみ別載せ)。
- ラジオ RKBラジオ、KBCラジオ、NHK第1
- RKBの場合、土曜日は生放送のワイド番組を編成している都合上、デーゲームは中継していないが、HBC・TBCへの裏送りまたは自社製作する場合の技術協力は行っている。RCC(交流戦の対広島戦)は2007年についてはKBCからのNRNネットに振り替えた。その日のナイトゲームはJRN系列の全国放送を放映する。
その他
日本シリーズは主催する日本野球機構(NPB)が放映権を保有しており、コミッショナー事務局が管理している。テレビ中継の放映権は、出場球団が主催試合のテレビ中継を多く放送する実績を持つ放送局を推薦し、「試合終了まで放送する」「全国をカバーできる」などの基準を満たした放送局に販売される。そのため、1999年の日本シリーズでは出場するダイエー球団の中継実績が最もあったTVQ九州放送(テレビ東京系)の推薦が「全国をカバーできない」としてNPBから見直しを要求され、TVQは放映権を獲得できなかった。(2001年からテレビ東京系列で放送するときは必ずNHK-BSが放送するという条件付きで放送が認められるようになった。但し、実際の放送は2003年から)ただし、実際は出場球団の推薦がそのまま承認される形式である。2006年の日本シリーズでは、テレビ局側からの要求によりNPBが放送に冠スポンサーを付けることを容認(ただし球団の親会社やNPBのスポンサー企業が優先)し、TBS系列で中継された第1戦では京楽産業が19~20時台の筆頭スポンサーとなった。
対戦カード | 地上波 | BS | CS | ラジオ | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
セ・第1ステージ | 中日×阪神 | 東海テレビ(第1戦)、TBSテレビ系列(第2戦) | NHK BS1(第1・2戦) | フジテレビ739(第1戦)、J sports ESPN(第2戦) | TBSラジオ、ニッポン放送 | |
セ・第2ステージ | 巨人×中日 | 日本テレビ系列(第1・3戦)、テレビ朝日系列(第2戦) | NHK BShi(第1・3戦)、BS朝日(第2戦) | 日テレG+(第1戦~第3戦) | ニッポン放送、ラジオ日本 | |
パ・第1ステージ | 千葉ロッテ×福岡ソフトバンク | チバテレビ・RKB毎日放送(第1戦)、テレビ東京系列(第2・3戦) | NHK BS1 | J sports Plus(第1戦~第3戦) | TBSラジオ、文化放送 | |
パ・第2ステージ | 北海道日本ハム×千葉ロッテ | 札幌テレビ(第1戦)、HBCテレビ・TBSテレビ(第2戦)、テレビ朝日系列(第3~5戦) | NHK BS1(第1戦~第5戦) | GAORA(第1戦~第5戦) | 文化放送、ニッポン放送 |
- 地上波 日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビ
- オールスターゲームの地方開催が解禁となった1992年以後、TBS系列及び日本テレビ系列では地方開催で行われる試合の中継権を持つことが比較的多い。
- オールスターゲームが各球団それぞれの本拠地で開催される場合、その球場を本拠とする球団の公式戦をよく中継している局の系列が中継権を持つことが多い。
- NHKはかつてはテレビ・ラジオ両方とも放送していたが、冠スポンサー(2006年まで三洋電機、2007年はガリバーインターナショナル、2008年からマツダ)の宣伝になってしまうため、放送しない(放送の条件に、たとえNHKであっても冠スポンサーのCMを入れなくてはならないという理由もある。なお、他競技を含めた実例として、スポンサーのCM放映を必須としない場合は『ジャパン・オープン・テニストーナメント』の様に冠大会でもNHKで放送した例がある)。
- 1995年~2000年に放送されていたアナログハイビジョン試験放送(アナログBS-9CH )でたとえ民放の放送であろうとも一度も放送が無かったのも結局その影響ともいえる。
- スカイ・A sports+(CS放送)、サンテレビジョンなどの独立UHF局
- 地方開催試合についてはテレビ朝日系列テレビ局が制作・技術/試合中継(深夜に録画中継の場合もある)を行っている。放送席に座るアナウンサーや解説者・表示テロップについては地上波・CSともに別の場合が多い。
- 以前はテレビ東京が中継した事があった。
- スカイ・A sports+(CS放送)
- 試合中継にはチャンネルを運営する朝日放送・該当するテレビ朝日系列テレビ局(ただし地方開催のみ)などが制作・技術協力を行っている。地方で開催される際には、該当するテレビ朝日系列テレビ局で中継されることもある。また野球雑誌の記者をゲスト解説として招くことが多い。
- 地上波 日本テレビ、テレビ朝日、TBS
- 読売新聞主催分は日本テレビ、毎日新聞主催分はTBSにそれぞれ優先権がある。
- 1980年代後半まではフジテレビも放送していた(毎日新聞主催分のみ)。
- NHKは2002年に放送したことがある。
- TBSは2006年は放送していない(世界バレーボール選手権独占中継のため、スタッフ及び番組枠が確保できないためと思われる)。
- 地上波 日本テレビ、テレビ朝日、TBS
- CS J SPORTS(日本以外の国同士の試合でも、全て自局制作で中継)
- 地上波 日本テレビ、テレビ朝日、TBS
- フジテレビも放送権を持っていたが、放送できなかった。
- CS J SPORTS
- 地上波 テレビ静岡
- CS フジテレビ739
- 対抗戦の試合自体も2006年の大会を最後に幕を閉じた。
- 地上波 テレビ東京、フジテレビ
- CS スカイ・A sports+
脚注
- ^ TBSは横浜スタジアム主催試合をインターネット中継している。ハマスタWAVE(ハマスタWAVE)
- ^ 2008年4月11日に行われた「横浜×阪神」4回戦の中継をtvk『YOKOHAMAベイスターズナイター』の番組名及び枠内(19:00~21:30)で、解説:盛田幸妃、実況:石原敬士、YBオフィシャルレポーター:吉岡さちこ、制作:TBSテレビ、制作協力:ビューキャスト・東通でTBSニュースバード(同日は17:57より生中継)向けに製作された『ザ・プロ野球』を同時生放映した。