「ギブソン・モダーン」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
(12人の利用者による、間の13版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{Infobox Guitar model|title=ギブソン・モダーン |
{{Infobox Guitar model|title=ギブソン・モダーン |
||
| モデル名 = ギブソン・モダーン<br />Gibson Moderne |
| モデル名 = ギブソン・モダーン<br />Gibson Moderne |
||
| 画像 = |
| 画像 = [[ファイル:Epiphone Moderne.jpg|140px]] |
||
| キャプション = |
| キャプション = エピフォン製モダーン |
||
| メーカー/ブランド = [[ギブソン (楽器メーカー)|ギブソン]] |
| メーカー/ブランド = [[ギブソン (楽器メーカー)|ギブソン]] |
||
| 製造時期 = [[1958年]] - [[1959年]]、[[1982年]] - 現在 |
| 製造時期 = [[1958年]] - [[1959年]]、[[1982年]] - 現在 |
||
29行目: | 29行目: | ||
'''モダーン''' ('''Gibson Modern''')は[[ギブソン (楽器メーカー)|ギブソン]]の[[エレクトリックギター]]。 |
'''モダーン''' ('''Gibson Modern''')は[[ギブソン (楽器メーカー)|ギブソン]]の[[エレクトリックギター]]。 |
||
[[1950年代]]、ギブソンはライバルである[[フェンダー (楽器メーカー)|フェンダー]]の[[フェンダー・テレキャスター|テレキャスター]]、[[フェンダー・ストラトキャスター|ストラトキャスター]]により、シェアを大きく失っていた。そこで反撃をコンセプトに近代的なソリッドボディを3本制作する。[[1957年]][[6月27日]]、ギブソンの社長テオドア・マッカーティ (Theodore "Ted" McCarty) は米国特許商標庁に「[[ギブソン・フライングV|フライングV]]」、「フューチュラ(後の[[ギブソン・エクスプローラー|エクスプローラー]])」、「モダーン」の三本を提出。特許は[[1958年]][[1月7日]]に発行されたが、モダーンはカタログには載らず、この時モダーンが生産されたのかどうかは熱い論争の種となっている(エクスプローラーのことには触れている製品リストにも、あいまいな言及しかない)。マッカーティは、プロトタイプは少数作られたものの、いずれも最終的品質に至らなかったと語ったという。 |
[[1950年代]]、ギブソンはライバルである[[フェンダー (楽器メーカー)|フェンダー]]の[[フェンダー・テレキャスター|テレキャスター]]、[[フェンダー・ストラトキャスター|ストラトキャスター]]により、シェアを大きく失っていた。そこで反撃をコンセプトに近代的なソリッドボディを3本制作する。[[1957年]][[6月27日]]、ギブソンの社長テオドア・マッカーティ (Theodore "Ted" McCarty) は米国特許商標庁に「[[ギブソン・フライングV|フライングV]]」、「フューチュラ(後の[[ギブソン・エクスプローラー|エクスプローラー]])」、「モダーン」の三本を提出。特許は[[1958年]][[1月7日]]に発行されたが、モダーンはカタログには載らず、この時モダーンが生産されたのかどうかは熱い論争の種となっている(エクスプローラーのことには触れている製品リストにも、あいまいな言及しかない)。マッカーティは、プロトタイプは少数(1本?)作られたものの、いずれも最終的品質に至らなかったと語ったという。 |
||
[[1982年]]、ギブソンによりアトランタでの[[楽器ショー|NAMMショー]]で「ヘリテージ・シリーズ」の一環として再発表され、後に韓国[[エピフォン]]で生産された。 |
[[1982年]]、ギブソンによりアトランタでの[[楽器ショー|NAMMショー]]で「ヘリテージ・シリーズ」の一環として再発表され、後に韓国[[エピフォン]]で生産された。 |
||
外見的には、モダーンはフライングVのように長く伸びる低音弦側、鮫の鰭のようにえぐり取られた高音弦側、扇型<!-- oblong とあるけど長方形とも楕円形ともいえず -->([[ |
外見的には、モダーンはフライングVのように長く伸びる低音弦側、鮫の鰭のようにえぐり取られた高音弦側、扇型<!-- oblong とあるけど長方形とも楕円形ともいえず -->([[ガンビー (アニメーション)|ガンビー]]の頭のような)のヘッドと<!-- with inverted tuners ってどゆこと? -->、ゴールドハードウェアを備える。 |
||
<!-- The Gibson Moderne was featured in the [[PlayStation 2]] and [[Xbox 360]] video games [[Guitar Hero]] and [[Guitar Hero 2]] in 2006 as unlockables. --> |
<!-- The Gibson Moderne was featured in the [[PlayStation 2]] and [[Xbox 360]] video games [[Guitar Hero]] and [[Guitar Hero 2]] in 2006 as unlockables. --> |
||
生産数の少なさと先進的デザインから、コレクターはモダーンを探し回っている。 |
生産数の少なさと先進的デザインから、コレクターはモダーンを探し回っている。 |
||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
||
*[[ギブソン・フライングV]] |
*[[ギブソン・フライングV]] |
||
49行目: | 50行目: | ||
{{DEFAULTSORT:もたあん}} |
{{DEFAULTSORT:もたあん}} |
||
{{Musical-instrument-stub}} |
{{Musical-instrument-stub}} |
||
[[Category:ギ |
[[Category:ギブソン]] |
||
[[de:Gibson Moderne]] |
|||
[[en:Gibson Moderne]] |
|||
[[es:Gibson Moderne]] |
2020年5月2日 (土) 03:49時点における最新版
ギブソン・モダーン Gibson Moderne | |
---|---|
エピフォン製モダーン | |
メーカー/ブランド | ギブソン |
製造時期 | 1958年 - 1959年、1982年 - 現在 |
構造 | |
ボディタイプ | ソリッド |
フレット数 | 22 |
ネックジョイント | セット |
材質 | |
ボディ | コリーナ、マホガニー |
ネック | コリーナ、マホガニー |
フィンガーボード | ローズウッド/エボニー |
ハードウェア | |
ペグ | グリーン・キー |
ブリッジ | チューン・オー・マティック |
テールピース | ストップ・バー(固定) |
電気系統 | |
ピックアップ | ハムバッカーx2 |
コントロール | ピックアップスイッチ、2ボリューム、1トーン |
カラーバリエーション | |
エボニー、チェリー、クラシック・ホワイト、ナチュラル | |
テンプレート | カテゴリ |
モダーン (Gibson Modern)はギブソンのエレクトリックギター。
1950年代、ギブソンはライバルであるフェンダーのテレキャスター、ストラトキャスターにより、シェアを大きく失っていた。そこで反撃をコンセプトに近代的なソリッドボディを3本制作する。1957年6月27日、ギブソンの社長テオドア・マッカーティ (Theodore "Ted" McCarty) は米国特許商標庁に「フライングV」、「フューチュラ(後のエクスプローラー)」、「モダーン」の三本を提出。特許は1958年1月7日に発行されたが、モダーンはカタログには載らず、この時モダーンが生産されたのかどうかは熱い論争の種となっている(エクスプローラーのことには触れている製品リストにも、あいまいな言及しかない)。マッカーティは、プロトタイプは少数(1本?)作られたものの、いずれも最終的品質に至らなかったと語ったという。
1982年、ギブソンによりアトランタでのNAMMショーで「ヘリテージ・シリーズ」の一環として再発表され、後に韓国エピフォンで生産された。
外見的には、モダーンはフライングVのように長く伸びる低音弦側、鮫の鰭のようにえぐり取られた高音弦側、扇型(ガンビーの頭のような)のヘッドと、ゴールドハードウェアを備える。
生産数の少なさと先進的デザインから、コレクターはモダーンを探し回っている。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- Gruhn's Guide To Vintage Guitars By George Gruhn
- The Ultimate Guitar Book By Tony Bacon
- Blue Book of Electric Guitars Edited by S.P. Fjestad
- The United States Patent Office