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「スティキーン地域」の版間の差分

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'''スティキーン地域'''(英:'''{{lang|en|Stikine Region}}''')は[[ブリティッシュコロンビア州]]の北西端に位置する地方。[[ブリティッシュコロンビア州の地方行政区|地方行政区]]には含まず、地域一帯の名称のみを指。居住人口も非に少ないエリアである。
'''スティキーン地域'''(スティキーンちいき、{{lang-en-short|Stikine Region}})は[[ブリティッシュコロンビア州]]の北西端に位置し、州内で唯一[[ブリティッシュコロンビア州の地方行政区|地方行政区]]が編制さていない地域である。集落が点在するのみで[[市町村]]に相当る通の自治体も存在せず、必要行政サービスは州政府の各部門が直接担当してる。あくま統計上の区分に過ぎず、歴史的にスティキーン地方({{lang|en|Stikine Country}})と呼ばれてきた範囲とは食い違いがある。


==主な都市==
==地理==
名前は{{仮リンク|スティキーン川|en|Stikine River}}に由来しており、その語源は[[トリンギット語]]で「濁った川」(「苦い水」とも)を意味する{{lang|tli|Shtax' Héen}}である。歴史的にスティキーン地方と呼ばれてきたのはスティキーン川流域で、そのうち南半分は[[キティマット・スティキーン地域]]に所属している。行政上のスティキーン地域は、スティキーン川流域の北半分に加え、その北東のキャシャー地方({{lang|en|Cassiar Country}})や北のアトリン地方({{lang|en|Atlin Country}})などを含んでいる。なお{{lang|en|Dease Lake}}とその周辺は2008年より[[キティマット・スティキーン地域]]へ編入されている。
* [[ディーズレイク]] (Dease Lake)


東から南へ時計回りに、[[ノーザン・ロッキーズ地域]]、[[ピースリバー地域]]、[[バルクレー・ネチャコ地域]]、[[キティマット・スティキーン地域]]と境界を接している。北は北緯60度を境界に[[ユーコン準州]]と、西は国境を挟んで[[アメリカ合衆国]][[アラスカ州]]と接している。
==脚注==

* [http://www12.statcan.ca/english/Profil01/CP01/Details/Page.cfm?Lang=E&Geo1=CD&Code1=5957&Geo2=PR&Code2=59&Data=Count&SearchText=Stikine&SearchType=Begins&SearchPR=59&B1=All&Custom= Community Highlights for Stikine Region]
==自治体==
広域自治体である「地方行政区」のみならず、[[市町村]]に相当する基礎自治体も編制されていない。主要な集落としては、[[アトリン湖]]岸にある{{仮リンク|アトリン|en|Atlin, British Columbia}}や、[[アラスカ・ハイウェイ]]沿いで州境に近い{{仮リンク|ロワー・ポスト|en|Lower Post}}がある。

地理的には先住民([[ファースト・ネーションズ]])の保留地がいくつか含まれているが、ここには州政府の権限も及ばない。先住民としては[[トリンギット]]族が主で、ほかに{{仮リンク|カスカ族|en|Kaska people}}の集落がある。

==経済活動と自然保護==
この地域における主な経済活動は採鉱業である。かつては{{仮リンク|キャシャー|en|Cassiar, British Columbia}}に[[アスベスト]]鉱山があり、人口も1500名を数えたが、1992に閉山となり現在は廃墟となっている。ほかにも金鉱山がいくつか操業していたがいずれも短期間で閉山している。現在アトリン南方の国境近くで銅など各種金属の鉱床の開発が行われている<ref>{{cite web|title=Tulsequah Chief Project|url=http://www.chieftainmetals.com/tulsequah-chief.php|publisher=Chieftain Metals|accessdate=2013-05-06}}</ref>。

北西端では銅や金をはじめとする大規模な鉱床が発見されているが、1980年代に開発計画がもちあがると保護運動が始まり、1993年にタットシェンシーニ・アルセック州立公園として保護され、隣接する[[世界遺産]]地区に加えられて[[クルエーン/ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセク]]となっている。

==参考文献==
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==外部リンク==
==外部リンク==
* [http://www12.statcan.ca/census-recensement/2011/dp-pd/prof/details/page.cfm?Lang=E&Geo1=CD&Code1=5957&Geo2=PR&Code2=59&Data=Count&SearchText=Stikine&SearchType=Begins&SearchPR=01&B1=All&GeoLevel=PR&GeoCode=5957&TABID=1 Census Profile 2011]
* [http://www.regionalindex.gov.bc.ca/Areas/AreaDisplay.asp?areaName=Stikine%20Region&number=2&ind=Introduction BC州のサイト(スティキーン地域)] (英語)


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2020年4月20日 (月) 01:42時点における最新版

位置
スティキーン地域のブリティッシュコロンビア州内の位置
(ブリティッシュコロンビア州内の位置)
基礎情報
カナダの旗 カナダ
ブリティッシュコロンビア州の旗 ブリティッシュコロンビア州
行政区 スティキーン地域
(Stikine)
行政府 該当なし
(-)
面積 118,663.10 km²
人口 (2001年統計)
 - 合計 629 人
 - 人口密度 0.005 人/km²
[http:// 公式サイト]

スティキーン地域(スティキーンちいき、: Stikine Region)は、ブリティッシュコロンビア州の北西端に位置し、州内で唯一地方行政区が編制されていない地域である。集落が点在するのみで市町村に相当する通常の自治体も存在せず、必要な行政サービスは州政府の各部門が直接担当している。あくまで統計上の区分に過ぎず、歴史的にスティキーン地方(Stikine Country)と呼ばれてきた範囲とは食い違いがある。

地理

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名前はスティキーン川英語版に由来しており、その語源はトリンギット語で「濁った川」(「苦い水」とも)を意味するShtax' Héenである。歴史的にスティキーン地方と呼ばれてきたのはスティキーン川流域で、そのうち南半分はキティマット・スティキーン地域に所属している。行政上のスティキーン地域は、スティキーン川流域の北半分に加え、その北東のキャシャー地方(Cassiar Country)や北のアトリン地方(Atlin Country)などを含んでいる。なおDease Lakeとその周辺は2008年よりキティマット・スティキーン地域へ編入されている。

東から南へ時計回りに、ノーザン・ロッキーズ地域ピースリバー地域バルクレー・ネチャコ地域キティマット・スティキーン地域と境界を接している。北は北緯60度を境界にユーコン準州と、西は国境を挟んでアメリカ合衆国アラスカ州と接している。

自治体

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広域自治体である「地方行政区」のみならず、市町村に相当する基礎自治体も編制されていない。主要な集落としては、アトリン湖岸にあるアトリン英語版や、アラスカ・ハイウェイ沿いで州境に近いロワー・ポスト英語版がある。

地理的には先住民(ファースト・ネーションズ)の保留地がいくつか含まれているが、ここには州政府の権限も及ばない。先住民としてはトリンギット族が主で、ほかにカスカ族英語版の集落がある。

経済活動と自然保護

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この地域における主な経済活動は採鉱業である。かつてはキャシャー英語版アスベスト鉱山があり、人口も1500名を数えたが、1992に閉山となり現在は廃墟となっている。ほかにも金鉱山がいくつか操業していたがいずれも短期間で閉山している。現在アトリン南方の国境近くで銅など各種金属の鉱床の開発が行われている[1]

北西端では銅や金をはじめとする大規模な鉱床が発見されているが、1980年代に開発計画がもちあがると保護運動が始まり、1993年にタットシェンシーニ・アルセック州立公園として保護され、隣接する世界遺産地区に加えられてクルエーン/ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセクとなっている。

参考文献

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  1. ^ Tulsequah Chief Project”. Chieftain Metals. 2013年5月6日閲覧。

外部リンク

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