コンテンツにスキップ

「津村俊弘」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
略歴: リンク補充
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
(6人の利用者による、間の7版が非表示)
1行目: 1行目:
'''津村 俊弘'''(つむら としひろ)は、日本の[[情報]][[制御]]/[[システム工学]]者・[[航空宇宙工学]]者。[[工学博士]](大阪大学)。[[大阪府立大学]]名誉教授。[[大阪工業大学]][[情報科学部]][[情報システム]]元教授。[[:EN:Vehicular automation|ビークルオートメーション]]研究会初代会長<ref>http://www.oit.ac.jp/is/~komatsu/ADVANTY/</ref>。[[日本人間工学会]]関西支部元支部長([[航空工学|航空人間工学]]部会所属)。[[瑞宝中綬章]]受章。
'''津村 俊弘'''(つむら としひろ、[[1931年]][[5月10]]<ref>『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.377。</ref> - [[2022年]][[3月13日]]<ref>[https://www.opucr.osakafu-u.ac.jp/topics/%E5%90%8D%E8%AA%89%E6%95%99%E6%8E%88%E3%81%AE%E7%89%A9%E6%95%85%E6%83%85%E5%A0%B1/ 名誉教授の物故情報|大阪府立大学校友会]</ref>)は、日本の情報制御/[[システム工学]]者・[[航空宇宙工学]]者。[[工学博士]](大阪大学)。[[大阪府立大学]]名誉教授。[[大阪工業大学]][[情報科学部]][[情報システム]]元教授。[[:EN:Vehicular automation|ビークルオートメーション]]研究会初代会長<ref>http://www.oit.ac.jp/is/~komatsu/ADVANTY/</ref>。[[日本人間工学会]]関西支部元支部長([[航空工学|航空人間工学]]部会所属)。[[瑞宝中綬章]]受章。


専門は、[[航空]][[情報システム]]・[[航空宇宙工学]]、[[制御工学|情報制御]]/[[システム工学]]・[[:EN:Vehicular automation|ビークルオートメーション]](特に[[乗り物|移動体]]制御:[[飛行機]]・[[自動車]]・[[ロボット]]等)。
専門は、[[航空]][[情報システム]]・[[航空宇宙工学]]、[[制御工学|情報制御]]/[[システム工学]]・[[:EN:Vehicular automation|ビークルオートメーション]](特に移動体制御:[[飛行機]]・[[自動車]]・[[ロボット]]等)。


== 略歴 ==
== 略歴 ==
1960年[[大阪大学大学院工学研究科]][[電気工学]]専攻[[博士課程]]修了、[[工学博士]](大阪大学)<ref> https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/28234/</ref>。同年、[[大阪府立大学]][[工学部]][[航空工学科]]助手。講師、助教授を経て、1975年同学科教授。その間、1967年大阪府立大学在外研究員として[[ミシガン大学]]へ長期出張(1年間)。1995年大阪府立大学[[名誉教授]]。1996年[[大阪工業大学]][[情報科学部]][[情報システム]]学科教授。2002年同大学[[定年退職]]、退官。2010年春の叙勲で[[瑞宝中綬章]]受章<ref> https://www.aero-osakafu-u.jp/ootori/鵬ニュースレター30号.pdf</ref>。
1960年[[大阪大学大学院工学研究科・工学部|大阪大学大学院工学研究科]][[電気工学]]専攻[[博士後期課程|博士課程]]修了、[[工学博士]](大阪大学)<ref> https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/28234/</ref>。同年、[[大阪府立大学]](現:[[大阪公立大学]])[[工学部]][[航空工学科]]助手。講師、[[助教授]]を経て、1975年同学科教授。その間、1967年大阪府立大学在外研究員として[[ミシガン大学]]へ長期出張(1年間)。1995年大阪府立大学[[名誉教授]]。1996年[[大阪工業大学]][[情報科学部]][[情報システム]]学科教授。2002年同大学[[定年退職]]、退官。2010年春の叙勲で[[瑞宝中綬章]]受章<ref>https://www.aero-osakafu-u.jp/ootori/鵬ニュースレター30号.pdf</ref>。


大阪府立大学・大阪工業大学で40年以上の長きに渡り教鞭を執り、ビークルオートメーション研究会初代会長、日本人間工学会関西支部支部長を歴任するなど、特に移動体(ロボット含む)制御/システム工学の研究育成に貢献した。日本ロボット学会設立特別功労賞(2012)<ref> https://www.rsj.or.jp/info/awards/specialaward.html</ref>も受賞している。
大阪府立大学・大阪工業大学で40年以上の長きに渡り教鞭を執り、ビークルオートメーション研究会初代会長、日本人間工学会関西支部支部長を歴任するなど、特に移動体(ロボット含む)制御/システム工学の研究育成に貢献した。日本ロボット学会設立特別功労賞(2012)<ref>https://www.rsj.or.jp/info/awards/specialaward.html</ref>も受賞している。


主な所属学会は、[[日本航空宇宙学会]]、[[計測自動制御学会]]、[[システム制御情報学会]]、[[自動車技術会]]、[[日本ロボット学会]]、[[日本人間工学会]]、[[日本機械学会]]、[[IEEE]]。
主な所属学会は、[[日本航空宇宙学会]]、[[計測自動制御学会]]、[[システム制御情報学会]]、[[自動車技術会]]、[[日本ロボット学会]]、[[日本人間工学会]]、[[日本機械学会]]、[[IEEE]]。主な著書は『航空宇宙工学概論』(分担執筆、森北出版1965、学術書)、『エース 制御工学』(共著、朝倉書店1999、学術書)、『ロボット工学』(共著、オーム社1999、学術書)
主な著書は、航空宇宙工学概論(分担執筆、森北出版1965、学術書)、エース 制御工学(共著、朝倉書店1999、学術書)、ロボット工学(共著、オーム社1999、学術書)。


== 主な研究 ==
== 主な研究 ==
*[[乗り物|移動体]]の位置[[計測]][[制御]][[誘導]]関連技術の研究
*移動体の位置計測・制御・誘導関連技術の研究
*[[無人搬送車|AGV]](Automated Guided Vehicle)の位置決め技術:[[:EN:Vehicular automation|ビークルオートメーション]]<ref>https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/65/10/65_10_1398/_pdf/-char/ja</ref>
*[[無人搬送車|AGV]](Automated Guided Vehicle)の位置決め技術:[[:EN:Vehicular automation|ビークルオートメーション]]<ref>https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspe1986/65/10/65_10_1398/_pdf/-char/ja</ref>
*[[先進運転支援システム|AVCS]](Advanced Vehicle Control System)への光と[[コーナーキューブ]]の活用<ref>http://www.jahfa.org/action.html</ref>
*[[先進運転支援システム|AVCS]](Advanced Vehicle Control System)への光と[[コーナーキューブ]]の活用<ref>http://www.jahfa.org/action.html</ref>
*[[航空機]]の[[]]利用による[[着陸誘導]]システム(LLS)<ref>https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902166025506097</ref>
*[[航空機]]の光利用による[[着陸誘導]]システム(LLS)<ref>https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902166025506097</ref>
*[[ファジィ論理|ファジィ推論]]を用いた複数移動体の衝突回避
*[[ファジィ論理|ファジィ推論]]を用いた複数移動体の衝突回避
*[[高度道路交通システム|ITS]](高度知能化交通物流システム)関連技術の研究:[[交通]][[制御システム]]
*[[高度道路交通システム|ITS]](高度知能化交通物流システム)関連技術の研究:交通制御システム
*[[月面]]作業用の3次元移動[[ロボット]]のための誘導と位置計測・角度計測・姿勢計測法の提案<ref>https://www.jsass.or.jp/uacftcom/pages.pdf</ref>
*月面作業用の3次元移動[[ロボット]]のための誘導と位置計測・角度計測・姿勢計測法の提案<ref>https://www.jsass.or.jp/uacftcom/pages.pdf</ref>
*車輪式移動[[ロボット]]の姿勢計測・位置計測<ref>https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrsj1983/23/4/23_4_414/_pdf/-char/ja</ref>
*車輪式移動ロボットの姿勢計測・位置計測<ref>https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrsj1983/23/4/23_4_414/_pdf/-char/ja</ref>


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{Reflist}}
{{Reflist}}

{{Normdaten}}


{{DEFAULTSORT:つむら としひろ}}
{{DEFAULTSORT:つむら としひろ}}
37行目: 38行目:
[[Category:大阪大学出身の人物]]
[[Category:大阪大学出身の人物]]
[[Category:瑞宝中綬章受章者]]
[[Category:瑞宝中綬章受章者]]
[[Category:1931年生]]
[[Category:2022年没]]

2024年12月10日 (火) 04:39時点における最新版

津村 俊弘(つむら としひろ、1931年5月10日[1] - 2022年3月13日[2])は、日本の情報制御/システム工学者・航空宇宙工学者。工学博士(大阪大学)。大阪府立大学名誉教授。大阪工業大学情報科学部情報システム元教授。ビークルオートメーション研究会初代会長[3]日本人間工学会関西支部元支部長(航空人間工学部会所属)。瑞宝中綬章受章。

専門は、航空情報システム航空宇宙工学情報制御/システム工学ビークルオートメーション(特に移動体制御:飛行機自動車ロボット等)。

略歴

[編集]

1960年大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程修了、工学博士(大阪大学)[4]。同年、大阪府立大学(現:大阪公立大学工学部航空工学科助手。講師、助教授を経て、1975年同学科教授。その間、1967年大阪府立大学在外研究員としてミシガン大学へ長期出張(1年間)。1995年大阪府立大学名誉教授。1996年大阪工業大学情報科学部情報システム学科教授。2002年同大学定年退職、退官。2010年春の叙勲で瑞宝中綬章受章[5]

大阪府立大学・大阪工業大学で40年以上の長きに渡り教鞭を執り、ビークルオートメーション研究会初代会長、日本人間工学会関西支部支部長を歴任するなど、特に移動体(ロボット含む)制御/システム工学の研究育成に貢献した。日本ロボット学会設立特別功労賞(2012)[6]も受賞している。

主な所属学会は、日本航空宇宙学会計測自動制御学会システム制御情報学会自動車技術会日本ロボット学会日本人間工学会日本機械学会IEEE。主な著書は『航空宇宙工学概論』(分担執筆、森北出版1965、学術書)、『エース 制御工学』(共著、朝倉書店1999、学術書)、『ロボット工学』(共著、オーム社1999、学術書)。

主な研究

[編集]

脚注

[編集]