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半数の曲が歌物という構成で、{{仮リンク|エリック・タッグ|en|Eric Tagg}}が10曲中5曲でボーカルを務め、更に[[ビル・チャンプリン]]も参加した<ref>[https://www.discogs.com/Lee-Ritenour-Rit/release/914389 Lee Ritenour - Rit (Vinyl, LP, Album) | Discogs]</ref>。なお、タッグは[[オランダ]]を拠点に活動していたアメリカ人ボーカリストで<ref>CD英文ライナーノーツ(リー・リトナー)、</ref>、リトナーはタッグのアルバム『スマイリン・メモリーズ』(1975年)でもギターを弾いている<ref>[https://www.discogs.com/Erik-Tagg-Smilin-Memories/release/3149044 Eric Tagg - Smilin' Memories (Vinyl, LP, Album) | Discogs]</ref>。 |
半数の曲が歌物という構成で、{{仮リンク|エリック・タッグ|en|Eric Tagg}}が10曲中5曲でボーカルを務め、更に[[ビル・チャンプリン]]も参加した<ref>[https://www.discogs.com/Lee-Ritenour-Rit/release/914389 Lee Ritenour - Rit (Vinyl, LP, Album) | Discogs]</ref>。なお、タッグは[[オランダ]]を拠点に活動していたアメリカ人ボーカリストで<ref>CD英文ライナーノーツ(リー・リトナー)、</ref>、リトナーはタッグのアルバム『スマイリン・メモリーズ』(1975年)でもギターを弾いている<ref>[https://www.discogs.com/Erik-Tagg-Smilin-Memories/release/3149044 Eric Tagg - Smilin' Memories (Vinyl, LP, Album) | Discogs]</ref>。 |
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「スマイリン」は、[[スライ&ザ・ファミリー・ストーン]]のアルバム『[[暴動 (スライ&ザ・ファミリー・ストーンのアルバム)|暴動]]』(1971年)収録曲のカヴァーである<ref>{{Cite web |url=https://www.whosampled.com/cover/235039/Lee-Ritenour-Eric-Tagg-(You-Caught-Me)-Smilin%27-Sly-%26-the-Family-Stone-(You-Caught-Me)-Smilin%27/ |title=Lee Ritenour feat. Eric Tagg cover of Sly & the Family Stone's '(You Caught Me) Smilin'' |publisher=WhoSampled |accessdate=2019-01-20}}</ref>。 |
「スマイリン」は、[[スライ&ザ・ファミリー・ストーン]]のアルバム『[[暴動 (スライ&ザ・ファミリー・ストーンのアルバム)|暴動]]』(1971年)収録曲のカヴァーである<ref>{{Cite web |url=https://www.whosampled.com/cover/235039/Lee-Ritenour-Eric-Tagg-(You-Caught-Me)-Smilin%27-Sly-%26-the-Family-Stone-(You-Caught-Me)-Smilin%27/ |title=''Lee Ritenour feat. Eric Tagg cover of Sly & the Family Stone's '(You Caught Me) Smilin'' |publisher=WhoSampled |accessdate=2019-01-20}}</ref>。 |
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リトナーは2015年のインタビューで、本作に関して「自分がプロデューサーであることを意識する転機になったと言える」と振り返っている<ref>{{Cite web |
リトナーは2015年のインタビューで、本作に関して「自分がプロデューサーであることを意識する転機になったと言える」と振り返っている<ref>{{Cite web|和書|url=https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/8609 |author=近藤正義|title=再来日控えるリー・リトナー、70~80年代のようなアグレッシヴなギター・サウンドで自身の楽曲再演した新作の秘密を語る|publisher=タワーレコード|work=Mikiki |date=2015-10-19 |accessdate=2019-01-20}}</ref>。 |
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== 反響・評価 == |
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{{仮リンク|第24回グラミー賞|en|24th Annual Grammy Awards}}では、本作のB面が最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた<ref>{{Cite web |url=https://www.grammy.com/grammys/artists/lee-ritenour |title=Lee Ritenour - Artist |publisher=Recording Academy |work=GRAMMY.com |accessdate=2019-01-20}}</ref>。 |
{{仮リンク|第24回グラミー賞|en|24th Annual Grammy Awards}}では、本作のB面が最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた<ref>{{Cite web |url=https://www.grammy.com/grammys/artists/lee-ritenour |title=Lee Ritenour - Artist |publisher=Recording Academy |work=GRAMMY.com |accessdate=2019-01-20}}</ref>。 |
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ノルウェーではリトナー初のアルバム・チャート入りを果たし、合計9週トップ40入りして最高17位を記録した<ref name=norwegiancharts />。日本の[[オリコンチャート|オリコンLPチャート]]では自身 |
ノルウェーではリトナー初のアルバム・チャート入りを果たし、合計9週トップ40入りして最高17位を記録した<ref name=norwegiancharts />。日本の[[オリコンチャート|オリコンLPチャート]]では、ソロ名義では4作目、「リー・リトナー&ジェントル・ソウツ」名義の作品も含めれば自身7作目のトップ100入りを果たし、最高41位を記録した<ref name=oricon />。 |
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Thom Jurekは[[オールミュージック]]において5点満点中3点を付け「それといった特徴のないポップを収めた、単調で想像力を全く欠いた作品」と評している<ref>{{Cite web |url=https://www.allmusic.com/album/rit-mw0000311888 |last=Jurek |first=Thom |title=Rit - Lee Ritenour |publisher=AllMusic |accessdate=2019-01-20}}</ref>。 |
Thom Jurekは[[オールミュージック]]において5点満点中3点を付け「それといった特徴のないポップを収めた、単調で想像力を全く欠いた作品」と評している<ref>{{Cite web |url=https://www.allmusic.com/album/rit-mw0000311888 |last=Jurek |first=Thom |title=Rit - Lee Ritenour |publisher=AllMusic |accessdate=2019-01-20}}</ref>。 |
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[[Category:リー・リトナーのアルバム]] |
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2024年12月4日 (水) 13:17時点における最新版
『RIT』 | ||||
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リー・リトナー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ロサンゼルス サンセット・サウンド・レコーダーズ、ダヴリン・スタジオ グレンデール モンタレー・スタジオ、ケンドゥン・レコーダーズ サンタバーバラ サンタバーバラ・サウンド[1] | |||
ジャンル | フュージョン、アダルト・コンテンポラリー・ミュージック | |||
時間 | ||||
レーベル | エレクトラ・レコード/ディスカバリー・レコード | |||
プロデュース | リー・リトナー、デイヴィッド・フォスター、ハーヴィー・メイソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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リー・リトナー アルバム 年表 | ||||
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『RIT[注釈 1]』は、アメリカ合衆国のフュージョン・ギタリスト、リー・リトナーが1981年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]半数の曲が歌物という構成で、エリック・タッグが10曲中5曲でボーカルを務め、更にビル・チャンプリンも参加した[6]。なお、タッグはオランダを拠点に活動していたアメリカ人ボーカリストで[7]、リトナーはタッグのアルバム『スマイリン・メモリーズ』(1975年)でもギターを弾いている[8]。
「スマイリン」は、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのアルバム『暴動』(1971年)収録曲のカヴァーである[9]。
リトナーは2015年のインタビューで、本作に関して「自分がプロデューサーであることを意識する転機になったと言える」と振り返っている[10]。
反響・評価
[編集]本作はリトナーの作品の中でも特に商業的成功を収め、アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では26位に達して、自身唯一の全米トップ40アルバムとなった[3]。また、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは20位を記録した[11]。本作からのシングル「イズ・イット・ユー」は、Billboard Hot 100で15位に達した[12]。
第24回グラミー賞では、本作のB面が最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[13]。
ノルウェーではリトナー初のアルバム・チャート入りを果たし、合計9週トップ40入りして最高17位を記録した[2]。日本のオリコンLPチャートでは、ソロ名義では4作目、「リー・リトナー&ジェントル・ソウツ」名義の作品も含めれば自身7作目のトップ100入りを果たし、最高41位を記録した[5]。
Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「それといった特徴のないポップを収めた、単調で想像力を全く欠いた作品」と評している[14]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はリー・リトナー作。5. 6. 7. 9. 10.はインストゥルメンタル。
- ミスター・ブリーフケース - "Mr. Briefcase" (Eric Tagg) - 3:30
- テル・ミー・プリティ・ライズ - "(Just) Tell Me Pretty Lies" (Lee Ritenour, E. Tagg) - 4:14
- ノー・シンパシー - "No Sympathy" (L. Ritenour, E. Tagg) - 4:48
- イズ・イット・ユー - "Is It You?" (L. Ritenour, E. Tagg, Bill Champlin) - 4:29
- ドリームウォーク - "Dreamwalk" - 1:48
- カウントダウン - "Countdown (Captain Fingers)" - 4:26
- グッド・クエスチョン - "Good Question" - 3:43
- スマイリン - "(You Caught Me) Smilin'" (Sylvester Stewart) - 4:08
- オン・ザ・スロウ・グライド - "On the Slow Glide" - 4:12
- ノー・シンパシー(リプリーズ) - "No Sympathy (Reprise)" - 1:54
参加ミュージシャン
[編集]- リー・リトナー - ギター、ギターシンセサイザー、ヴォコーダー
- エリック・タッグ - ボーカル(on #1, #2, #3, #4, #8)
- ビル・チャンプリン - バッキング・ボーカル(on #3)、ボーカル(on #4, #8)
- デイヴィッド・フォスター - キーボード(on #1, #2, #3, #4, #7)、ストリングス・アレンジ(on #3)
- リチャード・ティー - キーボード(on #2, #4)
- グレッグ・マシソン - キーボード(on #3)
- ドン・グルーシン - キーボード(on #6, #9, #10)
- マイケル・ボディカー - シンセサイザー(on #2, #6)、キーボード(on #9)
- グレッグ・フィリンゲインズ - キーボード(on #8)
- デヴィッド・ハンゲイト - ベース(on #1, #3, #9)
- エイブラハム・ラボリエル - ベース(on #2, #4, #6, #9, #10)
- ジョン・ピアース - ベース(on #7)
- ルイス・ジョンソン - ベース(on #8)
- ジェフ・ポーカロ - ドラムス(on #1, #7)
- ハーヴィー・メイソン - ドラムス(on #2, #3, #4, #6, #8, #9)
- リック・シュロッサー - ドラムス(on #3)
- スティーヴ・フォアマン - パーカッション(on #2, #10)
- アレックス・アクーニャ - パーカッション(on #4, #10)
- パウリーニョ・ダ・コスタ - パーカッション(on #6)
- ジェリー・ヘイ - ホーン・アレンジ(on #2, #4, #8)
- ジョニー・マンデル - ストリングス・アレンジ(on #5)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本初回盤LP (P-10973E)、1994年再発CD (VACM-3018)、1998年再発CD (WPCR-2156)、2007年再発CD (WPCR-25049)、2009年再発CD (WPCR-13456)、2014年再発CD (WPCR-28004)の帯に準拠。
出典
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b norwegiancharts.com - Lee Ritenour - Rit
- ^ a b “Lee Ritenour Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2019年1月20日閲覧。)
- ^ swedishcharts.com - Lee Ritenour - Rit
- ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』オリジナルコンフィデンス、1990年、314頁。ISBN 4-87131-025-6。
- ^ Lee Ritenour - Rit (Vinyl, LP, Album) | Discogs
- ^ CD英文ライナーノーツ(リー・リトナー)、
- ^ Eric Tagg - Smilin' Memories (Vinyl, LP, Album) | Discogs
- ^ “Lee Ritenour feat. Eric Tagg cover of Sly & the Family Stone's '(You Caught Me) Smilin”. WhoSampled. 2019年1月20日閲覧。
- ^ 近藤正義 (2015年10月19日). “再来日控えるリー・リトナー、70~80年代のようなアグレッシヴなギター・サウンドで自身の楽曲再演した新作の秘密を語る”. Mikiki. タワーレコード. 2019年1月20日閲覧。
- ^ “Lee Ritenour Chart History - Top R&B/Hip-Hop Albums”. Billboard. 2019年1月20日閲覧。
- ^ “Lee Ritenour Chart History - Hot 100”. Billboard. 2019年1月20日閲覧。
- ^ “Lee Ritenour - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2019年1月20日閲覧。
- ^ Jurek, Thom. “Rit - Lee Ritenour”. AllMusic. 2019年1月20日閲覧。