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== 由来 ==
1862年にピョートル・ウスラルがアブハズ語を記述する際に作成されたアルファベットで、現代でも用いられている。


== 呼称 ==
== 呼称 ==
*[[アブハズ語]]:
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== 音素 ==
== 音素 ==
*[[有声両唇硬口蓋接近音]]{{ipax|ɥ|H}}を表す。
* [[有声両唇硬口蓋接近音]]{{ipax|ɥ|H}}を表す。'''ɥ'''と似た文字の[[Ч]]は、アブハズ語で[[無声後部歯茎破擦音]]{{ipa|t͡ʃʰ}}を表す。
*[[ロシア語]]の[[Ч]]と似た音素を表している。
== アルファベット上の位置 ==
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== アルファベット上の位置 ==
* 現代では、アブハズ語アルファベットにおける第60字母であり、[[Ы]]と[[Џ]]の間に位置する。
* 1887年ピョートル・ウスラル著「アブハズ語」及び、1892年ドミトリー・グリヤ著「アブハズ語」では第4字母で、[[В]]と[[Г]]の間に位置していた。
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== Ҩに関わる諸事項 ==
== Ҩに関わる諸事項 ==
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== 参考文献 ==
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Chirikba, V.A. 2003 Abkhaz. Lincom Europe.


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2024年10月1日 (火) 01:58時点における最新版

キリル文字
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Ҳ Ӿ Һ Ҷ Ӌ Ҹ Ӵ
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初期キリル文字
Ҁ Ѹ Ѡ Ѿ Ѻ Ѣ
Ѥ Ѧ Ѫ Ѩ Ѭ Ѯ Ѱ
Ѳ Ѵ Ѷ Ԁ
キリル文字一覧

Ҩ, ҩ は、アブハズ語で用いられるキリル文字である。

由来

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1862年にピョートル・ウスラルがアブハズ語を記述する際に作成されたアルファベットで、現代でも用いられている。

呼称

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  • アブハズ語 : Ҩы
  • Unicode : CYRILLIC CAPITAL/SMALL LETTER ABKHASIAN HA (アブハズ語のハ)。Version 1.0では、CYRILLIC CAPITAL/SMALL LETTER O HOOK (フック付きO)と呼ばれた。

音素

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アルファベット上の位置

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  • 現代では、アブハズ語アルファベットにおける第60字母であり、ЫЏの間に位置する。
  • 1887年ピョートル・ウスラル著「アブハズ語」及び、1892年ドミトリー・グリヤ著「アブハズ語」では第4字母で、ВГの間に位置していた。

符号位置

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大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Ҩ U+04A8 &#x4A8;
&#1192;
ҩ U+04A9 &#x4A9;
&#1193;

参考文献

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Chirikba, V.A. 2003 Abkhaz. Lincom Europe.

関連項目

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