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『'''PLAN 75'''』(プランななじゅうご)は、[[2022年]][[6月17日]]に公開された[[映画|映画作品]]。[[日本]]・[[フランス]]・[[フィリピン]]・[[カタール]]合作。75歳以上の高齢者に対して自らの生死の権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」の施行に伴う制度の対象者たちや市役所の職員、スタッフの苦悩を描く<ref name=eiga_com20220327>{{Cite news2|title=75歳から自らの生死を選択できる制度--倍賞千恵子主演作「PLAN 75」ティザービジュアル完成|url=https://eiga.com/news/20220327/5/|newspaper=[[映画.com]]|publisher=カカクコム|date=2022-03-27|accessdate=2022-04-27|df=ja}}</ref>。監督は本作が長編映画初監督となる[[早川千絵]]、主演は本作が9年ぶりの映画主演作となる[[倍賞千恵子]]<ref name=real955684>{{Cite news2|title=倍賞千恵子主演映画『PLAN75』6月公開 共演に磯村勇斗、河合優実、大方斐紗子ら|url=https://realsound.jp/movie/2022/01/post-955684.html|newspaper=[[リアルサウンド|リアルサウンド映画部]]|publisher=blueprint|date=2022-01-27|accessdate=2022-04-27|df=ja}}</ref>。第95回アカデミー賞・外国語映画賞部門 日本代表作品。 |
『'''PLAN 75'''』(プランななじゅうご)は、[[2022年]][[6月17日]]に公開された[[映画|映画作品]]。[[日本]]・[[フランス]]・[[フィリピン]]・[[カタール]]合作。75歳以上の高齢者に対して自らの生死の権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」の施行に伴う制度の対象者たちや市役所の職員、スタッフの苦悩を描く<ref name=eiga_com20220327>{{Cite news2|title=75歳から自らの生死を選択できる制度--倍賞千恵子主演作「PLAN 75」ティザービジュアル完成|url=https://eiga.com/news/20220327/5/|newspaper=[[映画.com]]|publisher=カカクコム|date=2022-03-27|accessdate=2022-04-27|df=ja}}</ref>。監督は本作が長編映画初監督となる[[早川千絵]]、主演は本作が9年ぶりの映画主演作となる[[倍賞千恵子]]<ref name=real955684>{{Cite news2|title=倍賞千恵子主演映画『PLAN75』6月公開 共演に磯村勇斗、河合優実、大方斐紗子ら|url=https://realsound.jp/movie/2022/01/post-955684.html|newspaper=[[リアルサウンド|リアルサウンド映画部]]|publisher=blueprint|date=2022-01-27|accessdate=2022-04-27|df=ja}}</ref>。[[第95回アカデミー賞]]・[[第95回アカデミー賞国際長編映画賞出品作一覧|外国語映画賞]]部門 日本代表作品。 |
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== あらすじ == |
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架空の現代。日本では高齢化問題の解決策として、75歳以上の高齢者に安楽死する権利(通称・プラン75)が認められた。 |
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78歳の角谷ミチ([[倍賞千恵子]])は身寄りのない未亡人だが身体は丈夫で、ホテルの客室清掃員として働いていた。しかし、高齢を理由に解雇されるミチ。次の定職を見つけられず、生活保護にも抵抗のあるミチは、ついにプラン75を申請した。 |
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プラン75の職員である青年・岡部ヒロム([[磯村勇斗]])は、窓口で無料の「合同プラン」について穏やかに説明していた。他人とまとめて火葬・埋葬されれば、葬式や墓の費用の心配がないコースだった。そんなヒロムの窓口に現れる幸夫。幸夫は20年間も音沙汰のなかったヒロムの叔父だった。 |
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既に父親を亡くしており、叔父との交流を持とうとするヒロム。だが、幸夫はプラン75を心待ちにしており、75歳の誕生日に申し込みを行っていた。多少の動揺を見せつつも、死に場所の施設に向かう幸夫。 |
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死に場所の施設で診察台に横たわるミチ。酸素マスクからガスが流れれば、眠りに落ちて死亡するはずだった。隣の台で静かに死んで行く幸夫。だが、手違いからミチのマスクにはガスが流れなかった。 |
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幸夫を止めようと施設を訪れるヒロム。だが、幸夫は既に亡くなっていた。せめて火葬は合同ではなく身内として行おうと奔走するヒロム。生き残ったミチは施設を抜け出し、夕日の中を歩き出した。 |
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== 登場人物 == |
== 登場人物 == |
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; マリア |
; マリア |
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: 演 - ステファニー・アリアン{{R|natalie471271}} |
: 演 - ステファニー・アリアン{{R|natalie471271}} |
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: 「PLAN 75」関連施設で働く女性。 |
: 「PLAN 75」関連施設「ランドフィル環境サービス」で働く女性。 |
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; 牧稲子 |
; 牧稲子 |
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: 演 - [[大方斐紗子]]{{R|real955684}} |
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: ミチの仲間のホテルの客室清掃員。 |
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; 藤丸釜足 |
; 藤丸釜足 |
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: 演 - [[串田和美]]{{R|real955684}} |
: 演 - [[串田和美]]{{R|real955684}} |
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: マリアが働く「PLAN 75」関連施設「ランドフィル環境サービス」の同僚。 |
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; 男 |
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: 演 - [[森優作]]<ref>[http://dongyu.co.jp/profile/yusakumori/ 森優作] - 鈍牛倶楽部</ref> |
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: 高齢者施設で猟銃による殺人事件を起こした後に自殺。「PLAN 75」の制度が施行されるきっかけとなる。 |
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; 林田久江 |
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: 演 - [[矢野陽子]]<ref>[https://twitter.com/infoJCLIP/status/1536961128550797312 J.CLIP・LIBERTA] - Twitter 2022年6月15日</ref> |
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: ミチの仲間のホテルの客室清掃員。 |
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; 三村早苗 |
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: 演 - 中山マリ<ref>[https://spice.eplus.jp/articles/309802 創設40周年を迎える劇団・燐光群、主宰・坂手洋二の新作『藤原さんのドライブ』11/4から上演] - SPICE</ref> |
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: ミチの仲間のホテルの客室清掃員。 |
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; 秋山 |
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: 演 - [[金井良信]]<ref>[https://empathyinc.net/actor/kanai/ 金井良信] - 有限会社エンパシィ</ref> |
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: 市役所職員。岡部ヒロムの上司。 |
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; 大島 |
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: 演 - [[鈴木アメリ]]<ref>[https://blue-label.jp/management/ameri-suzuki/ 鈴木アメリ] - BLUE LABEL</ref> |
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: ハローワークの職員。 |
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; グレイス |
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: 演 - 市川シェリル<ref>[https://www.facebook.com/honey14rs/posts/pfbid02vdxQcX1uEZZ2KLUhpoCVKuf8yoMNau2yUyZryMF7uWZAJ7kPaR9ixHPnKNoZhY3Gl Sheryl Ichikawa] - facebook 2022年4月24日</ref> |
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: マリアに「PLAN 75」関連施設での仕事を紹介する。 |
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; 介護士 |
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: 演 - 赤松怜音<ref>[https://twitter.com/5d1c1tred/status/1541010679725182978 赤松怜音] - Twitter 2022年6月26日</ref> |
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: マリアの前職・介護士時代の同僚。 |
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; 看護師 |
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: 演 - [[桜まゆみ]]<ref>[https://twitter.com/sakuramayumi58/status/1617369381029425153 桜まゆみ] - Twitter 2023年1月23日</ref> |
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: 「PLAN 75」関連施設「ランドフィル環境サービス」の看護師。 |
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; 男性 |
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: 演 - [[牧口元美]]<ref>[http://www.lotstaffs.jp/talent/makiguchi_motomi.html 牧口元美] - ロットスタッフ</ref> |
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: 役所の待合室で待つ整理券5番の男性。 |
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; 女性 |
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: 演 - [[大西多摩恵]]<ref>[https://empathyinc.net/actress/onishi/ 大西多摩恵] - 有限会社エンパシィ</ref> |
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: 岡部ヒロムが担当した「PLAN 75」の申請者。 |
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== スタッフ == |
== スタッフ == |
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** 国際映画批評家連盟賞 |
** 国際映画批評家連盟賞 |
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** ヒューマンバリュー賞 |
** ヒューマンバリュー賞 |
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* 第44回[[ヨコハマ映画祭]]<ref>{{Cite web| title = 第44回ヨコハマ映画祭 2022年日本映画個人賞| date = 2022-12-03| url = http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/44-2022/44_2022_shou.html| accessdate = 2022-12-03}}</ref> |
* 第44回[[ヨコハマ映画祭]]<ref>{{Cite web|和書| title = 第44回ヨコハマ映画祭 2022年日本映画個人賞| date = 2022-12-03| url = http://yokohama-eigasai.o.oo7.jp/44-2022/44_2022_shou.html| accessdate = 2022-12-03}}</ref> |
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** 日本映画ベストテン 第7位 |
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** 森田芳光メモリアル新人監督賞(早川千絵) |
** 森田芳光メモリアル新人監督賞(早川千絵) |
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** 主演女優賞(倍賞千恵子) |
** 主演女優賞(倍賞千恵子) |
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* 第40回[[ゴールデングロス賞]]<ref>{{Cite news|title=第67回「映画の日」中央式典、「ドライブ・マイ・カー」製作委員会と「名探偵コナン」青山剛昌氏に特別功労章贈呈|date=2022-12-01|newspaper=映画.com|url=https://eiga.com/news/20221201/24/|accessdate=2022-12-27}}</ref> |
* 第40回[[ゴールデングロス賞]]<ref>{{Cite news|title=第67回「映画の日」中央式典、「ドライブ・マイ・カー」製作委員会と「名探偵コナン」青山剛昌氏に特別功労章贈呈|date=2022-12-01|newspaper=映画.com|url=https://eiga.com/news/20221201/24/|accessdate=2022-12-27}}</ref> |
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** 全興連特別賞 |
** 全興連特別賞 |
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* 第35回[[日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞|日刊スポーツ映画大賞]]<ref>{{Cite web| title =【日刊スポーツ映画大賞】石原裕次郎賞は山崎賢人「キングダム2」裕次郎新人賞に道枝駿佑/一覧| date = 2022-12-27| url = https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212250001380.html| accessdate = 2022-12-27}}</ref> |
* 第35回[[日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞|日刊スポーツ映画大賞]]<ref>{{Cite web|和書| title =【日刊スポーツ映画大賞】石原裕次郎賞は山崎賢人「キングダム2」裕次郎新人賞に道枝駿佑/一覧| date = 2022-12-27| url = https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202212250001380.html| accessdate = 2022-12-27}}</ref> |
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** 主演女優賞(倍賞千恵子) |
** 主演女優賞(倍賞千恵子) |
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** 新人賞(河合優実) |
** 新人賞(河合優実) |
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* 第77回[[毎日映画コンクール]]<ref>{{Cite web|url=https://www.oricon.co.jp/news/2264584/full/|title=「第77回毎日映画コンクール」『ケイコ 目を澄ませて』最多5冠 沢田研二、岸井ゆきのら受賞|date=2023-01-19|website=ORICON NEWS|publisher=[[オリコン|oricon ME]]|accessdate=2023-01-19}}</ref> |
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** 脚本賞(早川千絵) |
** 脚本賞(早川千絵) |
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* 第96回[[キネマ旬報|キネマ旬報ベスト・テン]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/2266222/full/|title=『ケイコ 目を澄ませて』日本映画作品賞はじめ4冠「第96回キネマ旬報ベスト・テン」|date=2023-02-01|website=ORICON NEWS|publisher=[[オリコン|oricon ME]]|accessdate=2023-02-01}}</ref> |
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** 日本映画ベスト・テン 第6位 |
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** 監督賞(早川千絵) |
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** 主演女優賞(倍賞千恵子) |
** 主演女優賞(倍賞千恵子) |
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* [[芸術選奨新人賞]](早川千絵)<ref>[https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/93842101_06.pdf 令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の決定について]</ref> |
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* [[第46回日本アカデミー賞]]<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/509900|title=日本アカデミー賞「ある男」が最多13の優秀賞、「月の満ち欠け」は10部門で受賞|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2023-01-23|accessdate=2023-01-23}}</ref> |
* [[第46回日本アカデミー賞]]<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/509900|title=日本アカデミー賞「ある男」が最多13の優秀賞、「月の満ち欠け」は10部門で受賞|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2023-01-23|accessdate=2023-01-23}}</ref> |
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** 優秀脚本賞(早川千絵) |
** 優秀脚本賞(早川千絵) |
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** 優秀主演女優賞(倍賞千恵子) |
** 優秀主演女優賞(倍賞千恵子) |
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* 日本映画ペンクラブ賞<ref>{{Cite web|和書| title = 「PLAN 75」早川千絵監督 「日本映画ペンクラブ賞」邦画ベスト1に選ばれ「やっぱり1位はうれしい」 |
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** 日本映画部門 2022年ベスト1 |
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* 第20回シネマ夢倶楽部<ref>{{Cite web|和書| title = 第20回シネマ夢倶楽部表彰| date = 2023-03-17| url =https://www.japanfashion.or.jp/cinema/award/第20回シネマ夢倶楽部表彰/| accessdate = 2023-03-17}}</ref> |
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** 推薦委員特別賞(早川千絵) |
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** 推薦委員特別賞(磯村勇斗) |
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== 脚注 == |
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[[Category:日本とフランスの合作映画]] |
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[[Category:日本のドラマ映画]] |
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[[Category:老人を題材とした映画作品]] |
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[[Category:死を題材とした映画作品]] |
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[[Category:安楽死を取り扱った作品]] |
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[[Category:ハピネットファントム・スタジオの映画作品]] |
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[[Category:WOWOW製作の映画]] |
[[Category:WOWOW製作の映画]] |
2024年8月21日 (水) 05:54時点における最新版
PLAN 75 | |
---|---|
監督 | 早川千絵 |
脚本 | 早川千絵 |
製作 |
水野詠子 Jason Gray Frédéric Corvez Maéva Savinien |
製作総指揮 |
小西啓介 水野詠子 國實瑞惠 石垣裕之 Frédéric Corvez Wilfredo C. Manalang |
出演者 |
倍賞千恵子 磯村勇斗 たかお鷹 河合優実 ステファニー・アリアン 大方斐紗子 串田和美 |
音楽 | Rémi Boubal |
撮影 | 浦田秀穂 |
編集 | Anne Klotz |
制作会社 | ローデッド・フィルムズ |
製作会社 | 『PLAN 75』製作委員会 |
配給 | ハピネットファントム・スタジオ |
公開 | 2022年6月17日 |
上映時間 | 112分 |
製作国 |
日本 フランス フィリピン カタール |
言語 |
日本語 タガログ語 |
興行収入 | 3億5000万円[1] |
『PLAN 75』(プランななじゅうご)は、2022年6月17日に公開された映画作品。日本・フランス・フィリピン・カタール合作。75歳以上の高齢者に対して自らの生死の権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」の施行に伴う制度の対象者たちや市役所の職員、スタッフの苦悩を描く[2]。監督は本作が長編映画初監督となる早川千絵、主演は本作が9年ぶりの映画主演作となる倍賞千恵子[3]。第95回アカデミー賞・外国語映画賞部門 日本代表作品。
あらすじ
[編集]架空の現代。日本では高齢化問題の解決策として、75歳以上の高齢者に安楽死する権利(通称・プラン75)が認められた。
78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は身寄りのない未亡人だが身体は丈夫で、ホテルの客室清掃員として働いていた。しかし、高齢を理由に解雇されるミチ。次の定職を見つけられず、生活保護にも抵抗のあるミチは、ついにプラン75を申請した。
プラン75の職員である青年・岡部ヒロム(磯村勇斗)は、窓口で無料の「合同プラン」について穏やかに説明していた。他人とまとめて火葬・埋葬されれば、葬式や墓の費用の心配がないコースだった。そんなヒロムの窓口に現れる幸夫。幸夫は20年間も音沙汰のなかったヒロムの叔父だった。
既に父親を亡くしており、叔父との交流を持とうとするヒロム。だが、幸夫はプラン75を心待ちにしており、75歳の誕生日に申し込みを行っていた。多少の動揺を見せつつも、死に場所の施設に向かう幸夫。
死に場所の施設で診察台に横たわるミチ。酸素マスクからガスが流れれば、眠りに落ちて死亡するはずだった。隣の台で静かに死んで行く幸夫。だが、手違いからミチのマスクにはガスが流れなかった。
幸夫を止めようと施設を訪れるヒロム。だが、幸夫は既に亡くなっていた。せめて火葬は合同ではなく身内として行おうと奔走するヒロム。生き残ったミチは施設を抜け出し、夕日の中を歩き出した。
登場人物
[編集]- 角谷ミチ
- 演 - 倍賞千恵子
- ホテルの客室清掃員。
- 岡部ヒロム
- 演 - 磯村勇斗[4]
- 市役所職員。「PLAN 75」の申請窓口を担当。
- 岡部幸夫
- 演 - たかお鷹[4]
- ヒロムの叔父。
- 成宮瑶子
- 演 - 河合優実[4]
- コールセンター職員。「PLAN 75」のサポート業務を担当。
- マリア
- 演 - ステファニー・アリアン[4]
- 「PLAN 75」関連施設「ランドフィル環境サービス」で働く女性。
- 牧稲子
- 演 - 大方斐紗子[3]
- ミチの仲間のホテルの客室清掃員。
- 藤丸釜足
- 演 - 串田和美[3]
- マリアが働く「PLAN 75」関連施設「ランドフィル環境サービス」の同僚。
- 三村早苗
- 演 - 中山マリ[7]
- ミチの仲間のホテルの客室清掃員。
- グレイス
- 演 - 市川シェリル[10]
- マリアに「PLAN 75」関連施設での仕事を紹介する。
- 介護士
- 演 - 赤松怜音[11]
- マリアの前職・介護士時代の同僚。
スタッフ
[編集]- 脚本・監督:早川千絵
- 脚本協力:Jason Gray
- エグゼクティブ・プロデューサー:小西啓介、水野詠子、國實瑞惠、石垣裕之、Frédéric Corvez、Wilfredo C. Manalang
- プロデューサー:水野詠子、Jason Gray、Frédéric Corvez、Maéva Savinien
- コ・プロデューサー:Alemberg Ang
- ラインプロデューサー:古賀奏一郎
- 撮影:浦田秀穂
- 照明:常谷良男
- 録音:臼井勝
- 美術:塩川節子
- スタイリスト:岡本華菜子
- ヘアメイク:宮内三千代
- 音楽:Rémi Boubal
- サウンドデザイン:Philippe Grivel
- 編集:Anne Klotz
- キャスティング:細川久美子
- 助監督:近藤有希
- 制作担当:金子堅太郎
- 助成:文化庁 文化芸術振興費補助金(国際共同製作映画)
- 制作協力プロダクション:SS工房
- 配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
- 企画・制作:ローデッド・フィルムズ
- 製作:『PLAN 75』製作委員会(ハピネットファントム・スタジオ、ローデッド・フィルムズ、鈍牛倶楽部、WOWOW、Urban Factory、Fusee)
受賞
[編集]- 第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門[15]
- 第14回TAMA映画賞[17]
- 最優秀女優賞(倍賞千恵子)
- 最優秀新進男優賞(磯村勇斗)
- 最優秀新進女優賞(河合優実)
- 第63回テッサロニキ国際映画祭
- 最優秀監督賞(早川千絵)
- 国際映画批評家連盟賞
- ヒューマンバリュー賞
- 第44回ヨコハマ映画祭[18]
- 日本映画ベストテン 第7位
- 森田芳光メモリアル新人監督賞(早川千絵)
- 主演女優賞(倍賞千恵子)
- 助演男優賞(磯村勇斗)
- 助演女優賞(河合優実)
- 第40回ゴールデングロス賞[19]
- 全興連特別賞
- 第35回日刊スポーツ映画大賞[20]
- 主演女優賞(倍賞千恵子)
- 新人賞(河合優実)
- 第77回毎日映画コンクール[21]
- 脚本賞(早川千絵)
- 第96回キネマ旬報ベスト・テン[22]
- 日本映画ベスト・テン 第6位
- 第65回ブルーリボン賞[23]
- 監督賞(早川千絵)
- 主演女優賞(倍賞千恵子)
- 芸術選奨新人賞(早川千絵)[24]
- 第46回日本アカデミー賞[25]
- 優秀脚本賞(早川千絵)
- 優秀主演女優賞(倍賞千恵子)
- 日本映画ペンクラブ賞[26]
- 日本映画部門 2022年ベスト1
- 第20回シネマ夢倶楽部[27]
- 推薦委員特別賞(早川千絵)
- 推薦委員特別賞(磯村勇斗)
脚注
[編集]- ^ 『キネマ旬報』 2023年3月下旬特別号 p.46
- ^ "75歳から自らの生死を選択できる制度--倍賞千恵子主演作「PLAN 75」ティザービジュアル完成". 映画.com. カカクコム. 2022年3月27日. 2022年4月27日閲覧。
- ^ a b c "倍賞千恵子主演映画『PLAN75』6月公開 共演に磯村勇斗、河合優実、大方斐紗子ら". リアルサウンド映画部. blueprint. 2022年1月27日. 2022年4月27日閲覧。
- ^ a b c d "倍賞千恵子主演「PLAN 75」ビジュアル、高齢者が自らの生死を選択できる社会描く". 映画ナタリー. ナターシャ. 2022年3月27日. 2022年4月27日閲覧。
- ^ 森優作 - 鈍牛倶楽部
- ^ J.CLIP・LIBERTA - Twitter 2022年6月15日
- ^ 創設40周年を迎える劇団・燐光群、主宰・坂手洋二の新作『藤原さんのドライブ』11/4から上演 - SPICE
- ^ 金井良信 - 有限会社エンパシィ
- ^ 鈴木アメリ - BLUE LABEL
- ^ Sheryl Ichikawa - facebook 2022年4月24日
- ^ 赤松怜音 - Twitter 2022年6月26日
- ^ 桜まゆみ - Twitter 2023年1月23日
- ^ 牧口元美 - ロットスタッフ
- ^ 大西多摩恵 - 有限会社エンパシィ
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外部リンク
[編集]- 映画『PLAN 75』オフィシャルサイト
- 映画『PLAN 75』公式 (@PLAN75movie) - X(旧Twitter)