コンテンツにスキップ

「ラストダンスは私に」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
日本のカバー: 内容追加
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
(14人の利用者による、間の20版が非表示)
1行目: 1行目:
{{Infobox Song <!-- See Wikipedia:WikiProject_Songs -->
{{Infobox Song <!-- See Wikipedia:WikiProject_Songs -->
| Name = ラストダンスは私に
| Name = ラストダンスは私に
| OriginalName = Save the Last Dance for Me
| OriginalName = Save the Last Dance for Me
| Cover =
| Cover =
| Caption =
| Caption =
| Type =
| Artist = [[ドリフターズ (アメリカ)|ドリフターズ]]
| Type =
| alt Artist = *'''[[越路吹雪]]'''他
| Artist = [[ドリフターズ (アメリカ)|ドリフターズ]]
| Album = Save the Last Dance for Me
| alt Artist = *'''[[越路吹雪]]'''他
| Published =
| Album = Save the Last Dance for Me
| Released = [[1960年]]
| Published =
| Format =
| Released = [[1960年]]
| track_no =
| track_no =
| Recorded =
| Recorded =
| Genre = [[ポピュラー音楽]]<br />[[リズム・アンド・ブルース]]
| Genre = [[ポピュラー音楽]]<br />[[リズム・アンド・ブルース]]
| Length = 2分34秒
| Length = 2分34秒
| Writer = [[ドク・ポーマス]]<br />[[モルト・シューマン]]
| Writer = [[ドク・ポーマス]]<br />[[モルト・シューマン]]
| Composer = ドク・ ポーマス<br />モルト・シューマン
| Composer = ドク・ ポーマス<br />モルト・シューマン
| Label = [[アトランティック・レコード]]
| Label = [[アトランティック・レコード]]
| Producer = [[ジェリー・リーバー]]<br />[[マイク・ストーラー]]
| Producer = [[ジェリー・リーバー]]<br />[[マイク・ストーラー]]
| Chart position = *週間1位([[ビルボード]])
| Chart position = *週間1位([[ビルボード]])
*1960年度年間26位(ビルボード)
*1960年度年間26位(ビルボード)
| Tracks =
| Tracks =
| prev =
| prev =
| prev_no =
| prev_no =
| next =
| next =
| next_no =
| next_no =
| Misc =
| Misc =
}}
}}
「'''ラストダンスは私に'''」([[英語]]:'''Save the Last Dance for Me''')は、[[アメリカ]]のコーラス・グループ[[ドリフターズ (アメリカ)|ドリフターズ]]([[ザ・ドリフターズ|日本のコントグループ・音楽バンド]]とは異なる)の楽曲。レコード発売当時のリード・ボーカルは、その後間もなくグループを脱退する[[ベン・E・キング]]。日本では[[越路吹雪]]が歌唱したものがヒットしたことによって知られている([[岩谷時子]]による日本語詞)。
「'''ラストダンスは私に'''」([[英語]]:'''Save the Last Dance for Me''')は、[[アメリカ]]のコーラス・グループ[[ドリフターズ (アメリカ)|ドリフターズ]]の楽曲。レコード発売当時のリード・ボーカルは、その後間もなくグループを脱退する[[ベン・E・キング]]。日本では[[越路吹雪]]が歌唱したものがヒットしたことによって知られている([[岩谷時子]]による日本語詞)。


== 概要 ==
== 概要 ==
34行目: 35行目:
オリジナルがヒットしたこともあって世界中で数多くの歌手によって歌われており、アメリカ国内では[[1983年]]に[[ドリー・パートン]]、[[2006年]]に[[マイケル・ブーブレ]]がそれぞれシングルとしてカバーした。
オリジナルがヒットしたこともあって世界中で数多くの歌手によって歌われており、アメリカ国内では[[1983年]]に[[ドリー・パートン]]、[[2006年]]に[[マイケル・ブーブレ]]がそれぞれシングルとしてカバーした。


[[ポール・マッカートニー]]は、ドリフターズのヴァージョンを聴きながら[[ビートルズ]]の楽曲「[[ヘイ・ジュード]]」を作曲したというエピソードがある。これを元に、[[1981年]]には[[ザ・キングトーンズ]]が[[大詠一]]プロデュースで、2つの楽曲を[[シンクロ]]させたシングル「ラストダンスはヘイジュード」をリリースしている。
[[ポール・マッカートニー]]は、ドリフターズのヴァージョンを聴きながら[[ビートルズ]]の楽曲「[[ヘイ・ジュード]]」を作曲したというエピソードがある。これを元に、[[1981年]]には[[ザ・キングトーンズ]]が[[大詠一]]プロデュースで、2つの楽曲をシンクロさせたシングル「ラストダンスはヘイジュード」をリリースしている。


日本では[[越路吹雪]]が歌唱していることなどから、[[シャンソン]]と思われることが多い。本楽曲はアメリカ生まれであり、本来はシャンソンという分類には入らないが、[[フランス]]の歌手[[ダリダ]]や[[ダニエル・ダリュー]]が[[フランス語]]の訳詞でヒットさせたため、シャンソンに分類されることもある。
日本では[[越路吹雪]]が歌唱していることなどから、[[シャンソン]]と思われることが多い。本楽曲はアメリカ生まれであり、本来はシャンソンという分類には入らないが、[[フランス]]の歌手[[ダリダ]]や[[ダニエル・ダリュー]]が[[フランス語]]の訳詞でヒットさせたため、シャンソンに分類されることもある。
41行目: 42行目:
=== 越路吹雪のシングル ===
=== 越路吹雪のシングル ===
{{Infobox Single
{{Infobox Single
| Name = ラストダンスは私に
| Name = ラストダンスは私に
| Artist = [[越路吹雪]]
| Artist = [[越路吹雪]]
| Album =
| Album =
| A-side =
| A-side =
| B-side = 月影のマジョルカ
| B-side = 月影のマジョルカ
| Released = [[1961年]][[11月]]
| Released = [[1961年]][[11月]]
| Format = [[グル]]
| Format = [[レコード|7イチ・レコード]]
| Recorded = 1961年<br/>{{JPN}}
| Recorded = 1961年<br/>{{JPN}}
| Genre = [[ポピュラー音楽]]
| Genre = [[ポピュラー音楽]]
| Length =
| Length =
| Label = [[EMIミュージック・ジャパン|東芝音楽工業]]
| Label = [[EMIミュージック・ジャパン|東芝音楽工業]]
| Writer = [[岩谷時子]](訳詞)
| Writer = [[岩谷時子]](訳詞)
| Producer =
| Producer =
| Certification =
| Certification =
| Chart position =
| Chart position =
| Last single =
| Last single =
| This single = '''ラストダンスは私に'''<br/>(1961年)
| This single = '''ラストダンスは私に'''<br/>(1961年)
| Next single =
| Next single =
}}
}}


日本では[[岩谷時子]]の訳詞により[[越路吹雪]]が歌ったものが特に有名である。越路のシングルは50万枚を売り上げるヒットとなり<ref>[http://www.iwatanitokiko.org/profile/history.html 岩谷時子の歴史(岩谷時子音楽文化振興財団)]</ref>、『[[愛の讃歌]]』『[[サン・トワ・マミー]]』などとともに越路の代表曲の一つとなっている。
日本では[[岩谷時子]]の訳詞により[[越路吹雪]]が歌ったものが特に有名である。越路のシングルは50万枚<ref>[http://www.iwatanitokiko.org/profile/history.html 岩谷時子の歴史(岩谷時子音楽文化振興財団)]</ref><ref>[https://ameblo.jp/abe-yasushi/entry-11732976125.html 【2013年追悼】その2 岩谷時子さん]、[[安倍寧]]オフィシャルブログ「好奇心をポケットに入れて」、2013年12月25日。(「ばらえてぃ 静かなブーム呼ぶ“裏方さん”本業はマネジャーという作詞家の横顔]、『[[週刊朝日]]』1964年10月16日号、117頁。)</ref>または1965年5月時点で80万枚<ref>{{Cite journal|和書|title=この1年に売れたレコード総まくり――各社別の売上げベスト10|journal=オール大衆|volume=18|issue=10|publisher=経済通信社|date=1965-05-15|pages=43|id={{NDLJP|2247004/22}}}}</ref>を売り上げるヒットとなり、『[[愛の讃歌]]』『[[サン・トワ・マミー]]』などとともに越路の代表曲の一つとなっている。


[[NHK紅白歌合戦]]では[[1961年]]の『[[第12回NHK紅白歌合戦]]』、および[[1963年]]の『[[第14回NHK紅白歌合戦]]』と越路によって2回歌唱されている。
[[NHK紅白歌合戦]]では[[1961年]]の『[[第12回NHK紅白歌合戦]]』、および[[1963年]]の『[[第14回NHK紅白歌合戦]]』と越路によって2回歌唱されている。
69行目: 70行目:
越路の歌唱による音源は、オリジナルシングルに収録されている[[藤家虹二]]の編曲による[[モノラル]]版と、後年収録された[[内藤法美]](越路の夫)の編曲による[[ステレオ]]版の二種類のアレンジが存在する。越路の没後に発売されたベストアルバムやカラオケ、テレビ番組の特集などでは内藤の編曲によるステレオ版が主に用いられており、こちらのほうがより広く親しまれている。
越路の歌唱による音源は、オリジナルシングルに収録されている[[藤家虹二]]の編曲による[[モノラル]]版と、後年収録された[[内藤法美]](越路の夫)の編曲による[[ステレオ]]版の二種類のアレンジが存在する。越路の没後に発売されたベストアルバムやカラオケ、テレビ番組の特集などでは内藤の編曲によるステレオ版が主に用いられており、こちらのほうがより広く親しまれている。


[[フジテレビ]]のドラマ『[[古畑任三郎]]』の主人公古畑任三郎は本楽曲を数少ない歌のレパートリーとしており、ドラマ内でも歌唱されている。また、同ドラマの第42回の[[サブタイトル]]は本楽曲のタイトルが使われた「ラスト・ダンス」であり、同回のドラマ内でも本楽曲が使われている。
[[フジテレビ]]のドラマ『[[古畑任三郎]]』の主人公古畑任三郎は本楽曲を数少ない歌のレパートリーとしており、ドラマ内でも歌唱されている。また、同ドラマの第42回の[[サブタイトル]]は本楽曲のタイトルが使われた「ラスト・ダンス」であり、同回のドラマ内でも本楽曲が使われている。


[[日本放送協会|NHK]][[連続テレビ小説]]の『[[てるてる家族]]』第90話でも本楽曲が使用された。
[[日本放送協会|NHK]][[連続テレビ小説]]の『[[てるてる家族]]』第90話でも本楽曲が使用された。
76行目: 77行目:


==== 収録曲 ====
==== 収録曲 ====
#'''ラストダンスは私に'''
#'''ラストダンスは私に''' - Garde-moi la dernière danse - Save the last dance for me
#*作詞:[[岩谷時子]]、作曲:[[モルト・シューマン]]、編曲:[[藤家虹二]]
#*作詞:[[岩谷時子]]、作曲:[[モルト・シューマン]]、編曲:[[藤家虹二]]、演奏:藤家虹二セクステット
#'''月影のマジョルカ'''
#'''月影のマジョルカ''' - C'est écrit dans le ciel - It is written in the sky
#*作詞:岩谷時子、作曲:アルストーン、編曲:[[内藤法美]]
#*作詞:岩谷時子、作曲:アルストーン (Alex Alstone)、編曲:[[内藤法美]]、コーラス:[[デューク・エイセス]]、演奏:内藤法美とクレールド・シャルム


== 主なカバー一覧 ==
== 主なカバー一覧 ==
=== 世界のカバー ===
=== 世界のカバー ===
{{節スタブ}}
{{節スタブ}}
* [[バック・オーウェンス|バック・オーウェンス・アンド・ヒズ・バッカルーズ]] - 1962年『トゥギャザー・アゲイン』収録。[[ビルボード]]・カントリー・チャート最高11位。
*[[ビートルズ]]<ref>ただし、「[[ゲット・バック・セッション]]」において録音し、未発売に終わったアルバム"Get Back"に収録したものであって、ビートルズは公式リリースしていない。</ref>
*[[スウィンギング・ブルー・ジーンズ]]
* [[スウィンギング・ブルー・ジーンズ]]
*[[ジェリー・リー・ルイス]]
* [[ジェリー・リー・ルイス]]
*[[ジミー・ジャスティス]]
* [[ジミー・ジャスティス]]
*[[ドリー・パートン]]
* [[ドリー・パートン]]
* [[アイク&ティナ・ターナー]]
*[[ダリダ]]
*[[ダニエル・ダリュー]]
* [[ダリダ]]
* [[ダニエル・ダリュー]]
*[[マイケル・ブーブレ]]
* [[マイケル・ブーブレ]]
*[[ライチャス・ブラザーズ]]
* [[ライチャス・ブラザーズ]]
*[[エミルー・ハリス]]
* [[エミルー・ハリス]]
*[[ハリー・ニルソン]]
* [[ハリー・ニルソン]]
*[[ブルース・ウィリス]]
* [[ブルース・ウィリス]]


=== 日本のカバー ===
=== 日本のカバー ===
※50音順
*[[越路吹雪]] - [[シングル]]。詳細は上述の通り。
*[[越路吹雪]] - [[シングル]]。詳細は上述の通り。
*[[青江三奈]]
*[[青江三奈]]
*[[Acid Black Cherry]] - カバーアルバム『[[recreation 2]]』収録
*[[Acid Black Cherry]] - カバーアルバム『[[recreation 2]]』収録
*[[安奈淳]] - 越路吹雪トリビュートアルバム『越路吹雪に捧ぐ』(2016年12月21日発売)に収録<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/stage/news/206881|title=越路吹雪37回忌、トリビュートアルバム&メモリアルコンサートに宝塚OGら|newspaper=ステージナタリー|date=2016-10-26|accessdate=2016-10-26}}</ref>
*[[THE NEATBEATS]]-アルバム『EVERYBODY NEED!』に収録
*[[石田長生]] - トレスアミーゴス『トレスアミーゴス』に収録
*[[今井翼]]
*[[今井翼]]
*[[今井美樹]] - シングル『[[memories (今井美樹の曲)|memories]]』収録
*[[今井美樹]] - シングル『[[memories (今井美樹の曲)|memories]]』収録
*[[一路真輝]]
*[[一路真輝]]
*[[上田正樹]]
*[[上田正樹]]
108行目: 114行目:
*[[金井克子]]
*[[金井克子]]
*[[岸洋子]]
*[[岸洋子]]
*[[木の実ナナ]] - アルバム『show Girlの時間旅行~my Favorite Songs』収録
*[[木の実ナナ]] - アルバム『show Girlの時間旅行~my Favorite Songs』収録
*[[クミコ]] - アルバム『クミコ・ベスト わが麗しき恋物語』収録
*[[クミコ]] - アルバム『クミコ・ベスト わが麗しき恋物語』収録
*[[越美晴]] - アルバム『echo de MIHARU』 収録
*[[越美晴]] - アルバム『echo de MIHARU』収録
*[[三條正人]]
*[[菅原洋一]]
*[[菅原洋一]]
*[[寿美花代]] (歌詞は越路のものと全く異なるもの)
*[[寿美花代]] - 歌詞は越路のものと全く異なる
*[[チカブーン]] - 1993年8月21日発売シングルでカバー
*[[寺尾聰]] - プライムリッチ([[アサヒビール]])のCMにてカバー
*[[寺尾聰]] - プライムリッチ([[アサヒビール]])のCMにてカバー
*[[中森明菜]]
*[[中森明菜]]
*[[萩原健一]] - 映画「[[いつかギラギラする日]]」のエンディングで使用。[[徳間ジャパンコミュニケーションズ|徳間ジャパン]]よりシングルリリース
*[[萩原健一]] - シングル
*[[八反安未果]] - アルバム『忘れないわ』収録
*[[八反安未果]] - アルバム『忘れないわ』収録
*[[浜田真理子]]
*[[浜田真理子]]
*[[ハンバート ハンバート]]×COOL WISE MAN - アルバム『ハンバート・ワイズマン!』収録
*[[ハンバート ハンバート]]×COOL WISE MAN - アルバム『ハンバート・ワイズマン!』収録
*[[福山雅治]] - アルバム『[[「福山エンヂニヤリング」サウンドトラック The Golden Oldies]]』収録
*[[福山雅治]] - アルバム『[[「福山エンヂニヤリング」サウンドトラック The Golden Oldies]]』収録
*[[PUSHIM]] - カバーアルバム『THE ノスタルジックス』に収録<ref>{{Cite web|和書|title=PUSHIMが歌う陽水、百恵、坂本九…ノスタルジックな昭和歌謡カバー集 |url=https://natalie.mu/music/news/201584 |website=音楽ナタリー |access-date=2022-11-18 |language=ja |first=Natasha |last=Inc}}</ref>
*[[舟木一夫]]
*[[舟木一夫]]
*[[真帆志ぶき]]
*[[真帆志ぶき]]
*[[美川憲一]] - 35周年記念盤『越路吹雪さんに捧ぐ』
*[[美川憲一]] - 35周年記念盤『越路吹雪さんに捧ぐ』に収録
*[[美空ひばり]] - アルバム『愛の讃歌』収録
*[[美空ひばり]] - アルバム『愛の讃歌』収録
*[[美輪明宏]]
*[[美輪明宏]]
* [[PUSHIM]] - カバーアルバム『THE ノスタルジックス』に収録<ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/music/news/201584|title=PUSHIMが歌う陽水、百恵、坂本九…ノスタルジックな昭和歌謡カバー集|newspaper=音楽ナタリー|date=2016-09-12|accessdate=2016-09-13}}</ref>
*[[安奈淳]] - 越路吹雪トリビュートアルバム『越路吹雪に捧ぐ』(2016年12月21日発売)に収録<ref>{{cite news|url=http://natalie.mu/stage/news/206881|title=越路吹雪37回忌、トリビュートアルバム&メモリアルコンサートに宝塚OGら|newspaper=ステージナタリー|date=2016-10-26|accessdate=2016-10-26}}</ref>
*[[THE NEATBEATS]]-アルバム『EVERYBODY NEED!』に収録
*[[三條正人]]
*[[石田長生]] - トレスアミーゴス『トレスアミーゴス』に収録
*[[柳ジョージ]] - 『Music On My Mind』に収録
*[[柳ジョージ]] - 『Music On My Mind』に収録
*[[由紀さおり]] - 『VOICE Ⅱ』に収録。※[[坂本冬美]]とのデュエット


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
136行目: 141行目:


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
===出典===
{{Reflist}}
{{Reflist}}

{{start box}}
{{start box}}
{{succession box
{{succession box
152行目: 158行目:
}}
}}
{{end box}}
{{end box}}
{{Normdaten}}

{{song-stub}}

{{デフォルトソート:らすとたんすはわたしに}}
{{デフォルトソート:らすとたんすはわたしに}}
[[Category:1960年のシングル]]
[[Category:1960年のシングル]]
[[Category:アメリカ合衆国の歌]]
[[Category:アメリカ合衆国の歌]]
[[Category:Billboard Hot 100 1位獲得作品]]
[[Category:Billboard Hot 100 1位獲得作品]]
[[Category:Billboard Hot R&B/ヒップホップ・ソングス1位獲得作品]]
[[Category:越路吹雪の楽曲]]
[[Category:越路吹雪の楽曲]]
[[Category:岩谷時子が制作した楽曲]]
[[Category:岩谷時子が制作した楽曲]]
168行目: 173行目:
[[Category:アトランティック・レコードのシングル]]
[[Category:アトランティック・レコードのシングル]]
[[Category:EMIミュージック・ジャパンのシングル]]
[[Category:EMIミュージック・ジャパンのシングル]]
[[Category:NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:第12回NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:第14回NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]]
[[Category:ダンスを題材とした楽曲]]
[[Category:ダンスを題材とした楽曲]]
[[Category:楽曲 ら|すとたんすはわたしに]]
[[Category:帯ドラマ劇場の主題歌]]
[[Category:帯ドラマ劇場の主題歌]]
[[Category:楽曲 ら|すとたんすはわたしに]]
{{song-stub}}

2024年8月12日 (月) 15:48時点における最新版

ラストダンスは私に
ドリフターズ楽曲
収録アルバムSave the Last Dance for Me
リリース1960年
ジャンルポピュラー音楽
リズム・アンド・ブルース
時間2分34秒
レーベルアトランティック・レコード
作詞者ドク・ポーマス
モルト・シューマン
作曲者ドク・ ポーマス
モルト・シューマン
プロデュースジェリー・リーバー
マイク・ストーラー
チャート順位

ラストダンスは私に」(英語Save the Last Dance for Me)は、アメリカのコーラス・グループドリフターズの楽曲。レコード発売当時のリード・ボーカルは、その後間もなくグループを脱退するベン・E・キング。日本では越路吹雪が歌唱したものがヒットしたことによって知られている(岩谷時子による日本語詞)。

概要

[編集]

作詞者のドク・ポーマスは本楽曲を作詞した当時、小児麻痺の影響で脚に金具を付け両手で松葉杖をついて歩くという状態にあったため片手を女性の手に添え、もう片方の手は相手の肩か腰に当てて、ダンスを踊るということができなかった。でも、女性に手を取ってもらい肩に手を当ててもらいながら、自分は松葉杖をついてでも動くから、ラストダンスだけは私のために残して置いてくれ、そして一緒に踊ろう、というドク・ポーマスの思いが詞に込められているという[1]

オリジナルがヒットしたこともあって世界中で数多くの歌手によって歌われており、アメリカ国内では1983年ドリー・パートン2006年マイケル・ブーブレがそれぞれシングルとしてカバーした。

ポール・マッカートニーは、ドリフターズのヴァージョンを聴きながらビートルズの楽曲「ヘイ・ジュード」を作曲したというエピソードがある。これを元に、1981年にはザ・キングトーンズ大瀧詠一プロデュースで、2つの楽曲をシンクロさせたシングル「ラストダンスはヘイジュード」をリリースしている。

日本では越路吹雪が歌唱していることなどから、シャンソンと思われることが多い。本楽曲はアメリカ生まれであり、本来はシャンソンという分類には入らないが、フランスの歌手ダリダダニエル・ダリューフランス語の訳詞でヒットさせたため、シャンソンに分類されることもある。

日本での歌唱

[編集]

越路吹雪のシングル

[編集]
「ラストダンスは私に」
越路吹雪シングル
B面 月影のマジョルカ
リリース
規格 7インチ・レコード
録音 1961年
日本の旗 日本
ジャンル ポピュラー音楽
レーベル 東芝音楽工業
作詞・作曲 岩谷時子(訳詞)
テンプレートを表示

日本では岩谷時子の訳詞により越路吹雪が歌ったものが特に有名である。越路のシングルは50万枚[2][3]または1965年5月時点で80万枚[4]を売り上げるヒットとなり、『愛の讃歌』『サン・トワ・マミー』などとともに越路の代表曲の一つとなっている。

NHK紅白歌合戦では1961年の『第12回NHK紅白歌合戦』、および1963年の『第14回NHK紅白歌合戦』と越路によって2回歌唱されている。

原詞では男性の目線で描かれ、男性が女性に話しかける歌詞になっているが、岩谷時子による訳詞では越路が歌唱するにあたって女性の目線で描かれ、女性が男性に話しかける歌詞になっている。

越路の歌唱による音源は、オリジナルシングルに収録されている藤家虹二の編曲によるモノラル版と、後年収録された内藤法美(越路の夫)の編曲によるステレオ版の二種類のアレンジが存在する。越路の没後に発売されたベストアルバムやカラオケ、テレビ番組の特集などでは内藤の編曲によるステレオ版が主に用いられており、こちらのほうがより広く親しまれている。

フジテレビのドラマ『古畑任三郎』の主人公・古畑任三郎は本楽曲を数少ない歌のレパートリーとしており、ドラマ内でも歌唱されている。また、同ドラマの第42回のサブタイトルは本楽曲のタイトルが使われた「ラスト・ダンス」であり、同回のドラマ内でも本楽曲が使われている。

NHK連続テレビ小説の『てるてる家族』第90話でも本楽曲が使用された。

テレビ朝日系列ドラマ『越路吹雪物語』主題歌、大地真央瀧本美織が歌唱。

収録曲

[編集]
  1. ラストダンスは私に - Garde-moi la dernière danse - Save the last dance for me
  2. 月影のマジョルカ - C'est écrit dans le ciel - It is written in the sky

主なカバー一覧 

[編集]

世界のカバー

[編集]

日本のカバー

[編集]

※50音順

関連項目

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ ジミー・スコットをめぐる人々
  2. ^ 岩谷時子の歴史(岩谷時子音楽文化振興財団)
  3. ^ 【2013年追悼】その2 岩谷時子さん安倍寧オフィシャルブログ「好奇心をポケットに入れて」、2013年12月25日。(「ばらえてぃ 静かなブーム呼ぶ“裏方さん”本業はマネジャーという作詞家の横顔]、『週刊朝日』1964年10月16日号、117頁。)
  4. ^ 「この1年に売れたレコード総まくり――各社別の売上げベスト10」『オール大衆』第18巻第10号、経済通信社、1965年5月15日、43頁、NDLJP:2247004/22 
  5. ^ “越路吹雪37回忌、トリビュートアルバム&メモリアルコンサートに宝塚OGら”. ステージナタリー. (2016年10月26日). https://natalie.mu/stage/news/206881 2016年10月26日閲覧。 
  6. ^ Inc, Natasha. “PUSHIMが歌う陽水、百恵、坂本九…ノスタルジックな昭和歌謡カバー集”. 音楽ナタリー. 2022年11月18日閲覧。
先代
ラリー・ヴァーン「ミスター・カスター」
Billboard Hot 100 1位獲得作品
(ドリフターズ・バージョン)

1960年10月17日
次代
ブレンダ・リー「乙女の青春」
先代
ブレンダ・リー「乙女の青春」
Billboard Hot 100 1位獲得作品
(ドリフターズ・バージョン)

1960年10月31日 - 11月7日
次代
レイ・チャールズ我が心のジョージア