字源

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  • 象形。空になった容器をブラシで洗うさまを象る[字源 1]。「つきる」を意味する漢語 /*dzinʔ/}を表す字。
    • 音符「」+「」+「」を合わせた字という説があるが、これは誤った分析である。甲骨文字金文の形を見ればわかるように「聿」とも「火」とも関係がない。
  1. 羅振玉 『殷墟書契考釈』 永慕園、1914年、54頁。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、1226-1227頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、417-418頁。

意義

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  1. つくすまっとうする。
  2. つきるおわる
  3. すべてことごとくみな

語源

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  • シナ・チベット祖語 *dzin (尽きる、終わる)より派生。
  1. Paul Benedict, Sino-Tibetan: a Conspectus, Cambridge University Press, p. 170.
    Weldon South Coblin, A Sinologists Handlist of Sino-Tibetan Lexical Comparisons, Steyler Verlag, 1986, pp. 75.
    龔煌城 「The System of Finals in Proto-Sino-Tibetan」 『漢蔵語研究論文集』 北京大学出版社、2002年、106頁。
    James Matisoff, Handbook of Proto-Tibeto-Burman, University of California Press, 2003, p. 306.
    Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 316.

日本語

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発音(?)

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熟語

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中国語

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*

動詞

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  1. きる
  2. まっとうする

熟語

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朝鮮語

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*

熟語

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ベトナム語

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*

コード等

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