Wikipedia:削除依頼/最近の出来事の日付別記事
最近の出来事の日付別記事
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議論の結果、削除 に決定しました。
2005年6月から2010年1月までの間に、多数の転載があったことが確実なため、「最近の出来事」の日付別記事の一括削除を依頼します。
事前の議論はPortal‐ノート:最近の出来事/新聞記事からの転載、先行する主な関連依頼はWikipedia:削除依頼/「Portal:最近の出来事/削除」と月別過去ログです。月別過去ログの依頼で説明しましたように、「最近の出来事」が日付別になったのは、 2005年6月1日からで、本依頼はこれを対象にします。
2007年3月3日からTERMINALさんが「最近の出来事」への投稿をはじめ、やがて中心的な投稿者になりました。5月ころからほぼ毎日の投稿です。彼の「最近の出来事」での投稿は、3月3日のものからそのほとんどが新聞記事の冒頭部分をほぼそのまま書き写し、転載元へのリンクを付けるというもので、とても確認しやすい投稿スタイルでした。ご本人に問い合わせましたところ、利用者‐会話:TERMINAL#最近の出来事への新聞記事転載にて、反論はできないので全部削除してよいとの回答を得ました。
調査中に、Itasanさんによる1件の転載をTemplate:最近の出来事 2006年9月1日で見つけました[1](毎日新聞)。彼による「最近の出来事」への全投稿5件をしらべましたが、転載はこれ1つだけのようです。
また、一騎当千さんがそれ以前から高確率(というか私が調べたうち8つのうち全部)で同様の転載をしているのを見つけました。下のリストです。一騎当千さんの「最近の出来事」への投稿は26日分で、TERMINALさんと同じ日の投稿は10です。
- Template:最近の出来事 2006年9月26日の2006年9月26日 (火) 05:27[2]が「最近の出来事」への初投稿です。短いですが読売新聞26日夕刊の冒頭一文と語尾を除き同じです。
- Template:最近の出来事 2006年10月24日の2006年10月24日 (火) 06:57[3]が毎日新聞[4]。
- Template:最近の出来事 2007年1月11日の2007年1月11日 (木) 05:43[5]が読売新聞[6]。
- Template:最近の出来事 2007年2月14日の2007年2月14日 (水) 11:00[7]の最初が北海道新聞。
- Template:最近の出来事 2007年2月15日の2007年2月15日 (木) 11:05[8]が産経新聞の記事とほぼ同文。
- Template:最近の出来事 2007年3月6日での2007年3月6日 (火) 08:25の版[9]が産経新聞。
- Template:最近の出来事 2007年7月27日の2007年7月27日 (金) 05:42の版[10]が朝日新聞。
- Template:最近の出来事 2007年7月20日の2007年7月20日 (金) 00:47[11]が朝日新聞[12]。
さらにそれについて調べていると、花梨0921さんが一部改変程度の転載をしているのを見つけました。Template:最近の出来事 2008年10月28日の2008年10月28日 (火) 07:26 [13](日経[14])などです。「最近の出来事」への花梨0921さんの投稿日は数が少なく、TERMINALさんの投稿日とすべて重なります。
私は、この期間中の全投稿を調べ上げたわけではありません。また、転載をしていない投稿者が多数いたことも事実です。しかし、全体として、「最近の出来事」が新聞記事の転載場所になっていたことも事実なのです。わずかな抽出調査からの印象になりますが、2007年3月までは、過半数に満たないのは確実だが、月数件程度の転載が埋もれているのではないか、と予測しています。3月以降に激増し、特に5月以降はほぼ毎日新聞転載という状況になりました。
こうした継続的転載が生む法的問題について簡単にまとめておきます。新聞記事の冒頭部などは創作性のない事実記載であり、著作物として認められないと考える向きもあるかもしれません。しかし、法的問題は著作権だけとは限りません。新聞見出しを無料配布し、間に広告をはさみ、広告収入を得るツール「ライントピックス」をめぐって争われた事件では、地裁で見出しが著作物として認められ、高裁で否定されました。しかしその高裁判決[15]は、見出しを無断で配布することを不法行為として23万7741円の損害賠償を払わせるものでした。この事件と本依頼は、転載した文字数、営利の有無が違いますが、基本的な構造はよく似ています。「他人の形成した情報について、契約締結をして約定の使用料を支払ってこれを営業に使用する者があるのを後目に、契約締結をしないでそれゆえ無償でこれを自己の営業に使用する者を、当該他人に実損害が生じていないものとして、何らの費用負担なくして容認することは、侵害行為を助長する結果になり、社会的な相当性を欠くといわざるを得ない」(高裁判決の引用。取り消し線はKinori)と我々が断じられる可能性は低くないと思われます。この判決を前提としたとき、新聞社の対応がいきなりの裁判とは限らない、と私は考えています。たとえば財団にリーズナブルな金額の料金請求が舞い込むということでも、我々ははなはだ苦慮せざるを得なくなります。しかしそういう苦労はこれら転載記事をこの場で存続させた場合にのみ発生するものです。削除してしまえば、プロバイダ責任制限法により、我々は転載の責任を負わずにすみます。
ゆえに削除は必須と考えるのですが、削除の範囲については多少考慮の余地があります。ウィキペディアが賠償責任のリスクを抱えこむのは、権利侵害があると知っていたか、当然知ることができたと言える場合に限られます。本件について、たとえばTERMINALさんの投稿がほとんど全部転載であることを、全投稿についていちいちリンクで示さなければ「知っていた」ことにならないと主張するのは、たぶん無謀でしょう。しかし、「疑わしい情報はすべてあらかじめ削除」(総務省の逐条解釈の第3条)という事態を生まないために設けられた免責ですから、いくつか混じっている可能性はあるが突き止められない、というレベルなら削除の義務は生まれないと考えてよいでしょう。
よって、最低限必要なのは、転載が判明した投稿と、転載多数が判明しているユーザーの(「最近の出来事」への)投稿を全部削除することです。それが削除範囲のCです。
しかしながら、粗い調査で見つかったものだけに絞るのでは、将来また削除依頼を繰り返す必要が出てくると思われます。依頼は出すのも確認するのも、削除するのも手間です。有意味な投稿を残すためなら苦労もしがいがあるのですが、「最近の出来事」についてはそれがないと、私には感じられます。日本語版最初期には、現在のイベント(「最近の出来事」の前身です)への投稿をきっかけにそこからリンクされた項目を作ってみる、というようなことがなされていたようですが、ここ数年のは百科事典作りと関係ないです。実際にご覧になるとわかると思いますが、別にその日の主要な事件というわけでもありません。今後の発覚・対処を省くため、この際一気に片付けてしまえ、という考えも十分ありだと思います。それが削除範囲のAです。
折衷的な案として、削除範囲Bも考えました。調査からは、2007年3月以前には転載が比較的少なく、2007年3月以降は非常に多いことが確実です。TERMINALさんの投稿部分を削除すると2007年3月3日以降は大半が消え、50件ほどが残ります。それも片付けてしまえというのがBです。当時のTERMINALさんが、この程度の転載ならいいのだと信じて行っていたことは状況的に明らかです。同時期の他の投稿者もその意識を共有していたと考えるべきだろうと思います。手間を合理的な範囲で省くことができるのではないか、と思いました。
- Wikipedia:削除依頼/「最近の出来事」への新聞記事転載/削除範囲A - 1793件
- Wikipedia:削除依頼/「最近の出来事」への新聞記事転載/削除範囲B - 1068件
- Wikipedia:削除依頼/「最近の出来事」への新聞記事転載/削除範囲C - 1013件
以上の三択で対象記事のリストを用意しました。もとより他の選択肢の提案を否定するものではありません。削除の是非についてはおそらく問題にならないでしょうが、削除範囲は考え方の違いが出やすいところだと私は思っています。しかし、法的問題がからむものですので、いつまでも放置するわけにはいきません。完全な合意ができずとも、相対多数程度で対処していただきたいと願うものです。
さて、どの場合でも、1000件以上になりますので、手動での削除は大変な手間にになります。ボット使いのTriglavさんに、ボットによる削除ができないか打診しましたところ、可能であるとのお返事をいただきました。Portal‐ノート:最近の出来事/新聞記事からの転載の議論のはじめのほうで、ボットによる削除について合意が得られております。特に支障がなければ、対処はTriglavさんにお願いしたいと思います。--Kinori 2010年8月2日 (月) 04:40 (UTC)[返信]
以下討議投票場所
編集- (削除B)依頼者票です。私は、3つの案のどれであってもとにかく削除対処することが大切だと思っております。が、どちらかと言えば、2007年3月3日以降をごっそり、それ以前は判明分のみと分けて削除するのが良いと思います。現在と将来の手間を省くという意味で、このあたりが合理的だろうと考えたからです。--Kinori 2010年8月2日 (月) 04:40 (UTC)[返信]
- (削除A)「最近の出来事」というページ名が与える印象から、過去履歴をあたる一般読者は少ないと思います。その意味で過去履歴が重要でないならば、選択肢の中で最大の削除範囲を支持します。--竃馬 2010年8月3日 (火) 13:17 (UTC)[返信]
- (削除A)そもそも、百科事典に最近の出来事が掲載されていることは期待されているのでしょうか。最近の出来事が『百科事典をつくることの助けになる最近の出来事を紹介』するためのものならば、過去のものを残す必要はないですね。よって、範囲としては最大の削除範囲Aに投票します。--Ohgi 2010年8月20日 (金) 11:25 (UTC)[返信]
- (削除A)依頼理由からは外れるのかもしれないが、過去の時点における「最近の出来事」の記事が存在することの有用性はないと思う。ケースBに加え、ケースEにも該当するということで、すべて削除してしまってよいと思う。百科事典として本当に必要な出来事は、「○○年」とか「○○年の日本」といった記事に記載されているはず。--かんぴ 2010年8月21日 (土) 18:34 (UTC)[返信]
- コメント削除範囲Aの削除が多数意見として存在しますので、利用者:Triglavさんにbot使用について打診します。KMT 2010年9月16日 (木) 11:16 (UTC)[返信]
- コメントTriglavです。事前処置として1793件全てに白紙化および削除タグ貼りを実施します。--Triglav 2010年9月21日 (火) 07:53 (UTC)[返信]
- (削除A)調査活動お疲れ様です。現在は不要な記事ですし、著作権という法的な問題を考慮して、最大の範囲である削除範囲Aに投票させていただきます。--伏儀 2010年10月20日 (水) 02:24 (UTC)[返信]
- コメントこれ以上、ご意見なければ近日に範囲Aにて削除を開始します。-- Triglav 2010年10月26日 (火) 14:59 (UTC)[返信]
- 対処 範囲Aにて1793件を削除しました。ノートには通知しません。--Triglav 2010年11月13日 (土) 13:57 (UTC)[返信]
- コメントこれ以上、ご意見なければ近日に範囲Aにて削除を開始します。-- Triglav 2010年10月26日 (火) 14:59 (UTC)[返信]
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