作品リストとは、作家、音楽家、演出家など、ある制作者が制作した作品を網羅したリストです。ミュージシャンが制作したアルバム、シングルのリストをディスコグラフィ、俳優や監督、ミュージシャンが制作、出演した映像作品のリストをフィルモグラフィといいます。

これらの書式を統一することで次のようなメリットがあります。

標準的な書式はリストを作ったり、読んだり、編集したりする上で役に立つ
標準的な書式を使用してあれば、読者がこれらのリストを別の記事のリストと比較対照したり、別の編集者が記事を更新したりする際の作業がやりやすくなることは明らかです。
標準的な書式は、著作権を侵害する可能性を減らす
単に事実を記述しただけのフィルモグラフィやディスコグラフィに著作権があるとは考えていない人もいるかもしれません。事実には著作権はありませんが、そのレイアウトや配列の仕方には創作性が認められます。したがって、単にコピー&ペーストでリストを作れば著作権の侵害となるおそれがあります。しかし、ウィキペディア流のレイアウトと配列に従っておけば、この問題から逃れることができます。

作品リスト全般のスタイル

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  • 作品リストの各項は基本的に箇条書きとする。必要に応じて番号付き箇条書きを用いてもよいが、国によって作品の発表順が異なる場合などもあるので注意すること。
  • 作品リストはそれに関する人物についての記事と同一ページに置くのを基本とする。ビートルズの作品のように分量が多く、可読性が妨げられる場合はこの限りではない。
  • リストには少なくともタイトル(題名)と初出の年を含める。
  • リストの配列は年代順とする(もっとも古いものから始まり、最新のものが一番下にくる)。
  • 同じ年に複数の作品があり順序が明らかでない場合は、アルファベット順(五十音順)とする。
  • 作品のタイトルは「」や『』で囲って構わないが、省略もできる。

ディスコグラフィのスタイル

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アルバム、シングルのリストの標準書式は次の通りです。発表年には月日まで記述してもよい。また、レコード・CD番号は記述しなくともよい。

* 『アルバム名』 (発表年、レコード番号)

* 「シングル名」 (発表年、レコード番号)

海外のミュージシャンで邦題がある場合は次の通りです。

* 『邦題(アルバム)』 - ''原語の作品名'' (発表年、レコード番号)

* 「邦題(シングル)」 - "原語の作品名" (発表年、レコード番号)

例:

フィルモグラフィのスタイル

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映像作品のリストの標準書式は次の通りです。発表年には月日まで記述してもよい。担当などは記述しなくともよい。

* 『邦題』 - ''原語の作品名'' (発表年、担当)

例: