Socket 423
Socket 423は、Willametteコアに基づいた初期のPentium 4プロセッサで使用されるCPUソケットである。狭義には左記のとおり電子部品であるソケット自体を指すが、転じて広義には、このソケットとともに用いられた各種規格も含み、このソケットに挿すことができるCPUの仕様を言う。本項でも広義について解説する。
ソケット形式 | PGA-ZIF |
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チップ形状 | Organic Land Grid Array (OLGA) on Interposer (OOI) (INT2 and INT3) |
接点数(ピン数) | 423ピン |
FSBプロトコル | AGTL+ |
FSB周波数 |
100MHz (Quad Data Rate(QDR)バスにより、FSB400と同等) |
電圧範囲 | 1.0~1.85 V |
採用プロセッサ | インテル Pentium 4(1.3~2GHz) |
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2.0GHzを超えるクロックに対して、電気設計が不十分であることが明らかになったため、このCPUソケットは短命であった。インテルがSocket 423パッケージを採用したチップを出荷した期間は2000年11月から2001年8月までであり、一年にも満たない。Socket 423はSocket 478で置き換えられた。
"PowerLeap PL-P4/N"は、Socket 478向けのプロセッサをSocket 423で使用するために開発された、ソケットアダプタ型の装置である。