MDAX
フランクフルト証券取引所の中型株指数
MDAX(えむだっくす、Mid-Cap DAX=ドイツ中型株指数)は、フランクフルト証券取引所における株価指数。同取引所に上場されている株式銘柄のうち、時価総額でDAX(ドイツ株価指数)に次ぐ50の中型株を選出して構成される、時価総額加重平均型株価指数である。数値は電子クセトラ取引システムから算出されており、管理はドイツ取引所の子会社であるSTOXXが行っている。ドイツに本社を置く株式公開会社に加えて、フランクフルト証券取引所で活発に取引が行われていればドイツ以外の欧州企業も採用の対象となる[1]。
なお、MDAX構成銘柄に次ぐ70の小型株による株価指数として、SDAXがある。また技術系銘柄について以前は対象外とされていたが(TecDAXとして別途算出)、2018年9月24日以降、技術系銘柄もMDAXの構成銘柄に含まれるようになった[2]。
指数の推移
編集1996年1月19日、70銘柄によって算出が開始され[1]、2003年3月24日以降は50銘柄の選出[3]、2018年9月24日以降は60銘柄の選出[2]、2021年9月20日以降は50銘柄の選出となった[4]。1987年12月30日の終値を基準値1,000として計算されている[1]。1996年以降の年末終値の推移を示す。
年 | 年末終値 | 対前年増減率 |
---|---|---|
1996 | 2,957.83 | - |
1997 | 3,684.13 | 24.56 |
1998 | 3,905.45 | 6.01 |
1999 | 4,103.82 | 5.08 |
2000 | 4,675.34 | 13.93 |
2001 | 4,326.12 | -7.47 |
2002 | 3,024.82 | -30.08 |
2003 | 4,469.23 | 47.75 |
2004 | 5,375.74 | 20.28 |
2005 | 7,311.53 | 36.01 |
2006 | 9,404.89 | 28.63 |
2007 | 9,864.62 | 4.89 |
2008 | 5,601.91 | -43.21 |
2009 | 7,507.04 | 34.01 |
2010 | 10,128.12 | 34.91 |
2011 | 8,897.81 | -12.15 |
2012 | 11,914.37 | 33.90 |
2013 | 16,574.45 | 39.11 |
2014 | 16,934.85 | 2.17 |
2015 | 20,774.62 | 22.67 |
2016 | 22,188.94 | 6.81 |
2017 | 26,200.77 | 18.08 |
2018 | 21,588.09 | -17.61 |
2019 | 28,312.80 | 31.15 |
2020 | 30,796.26 | 8.77 |
2021 | 35,123.25 | 14.05 |
2022 | 25,117.57 | -28.49 |
構成銘柄
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c “MDAX INDEX” (PDF) (英語). STOXX (2016年7月29日). 2017年7月30日閲覧。
- ^ a b “Wirecard AG to be included in DAX–new composition for TecDAX,MDAX and SDAX” (PDF) (英語). ドイツ取引所 (2018年9月5日). 2018年9月26日閲覧。
- ^ “MDAX” (ドイツ語). Der Optionen Investor (2011年9月15日). 2017年7月30日閲覧。
- ^ “DAX Welcomes Ten New Members” (英語). STOXX (2021年9月2日). 2021年9月21日閲覧。