カレンダー (Apple)

アップルがMacOS向けに開発したカレンダーアプリ
ICalから転送)

カレンダーは、Appleが開発・提供しているmacOS用のカレンダー兼スケジュールアプリケーションである。同社の公式サイトから無償でダウンロードが可能で、Mac OS X v10.3以降にはバンドルされている。以前は、『iCal』(アイキャル)という名称だったが、OS X Mountain Lionで今の名称に変更された。

カレンダー
macOSとiOSのカレンダーのアイコン
開発元 Apple
最新版
14.0
対応OS macOS, iOS, iPadOS, watchOS, visionOS
種別 予定表ソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト Mac用カレンダー ユーザガイド
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歴史

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iCalは2002年7月17日に発表され[1]、同年9月11日から無償でダウンロードが可能となった。

iCalのデータを同期アプリケーションiSync(アイシンク)を利用して、iPodBluetooth搭載の携帯電話Palm OS搭載の携帯情報端末 (PDA) に転送することができる。2002年10月4日にパブリックベータが公開され、2003年1月6日からは無償で提供されている。

発表当初は起動が遅い、動作が緩慢であるといった批判が多かったが、その後のアップデートによって徐々に改善され、ハードウェアの高速化に伴って問題にならなくなってきている。

Mac OS X v10.5に付属するバージョン3.0では、CalDAVに対応し、Mac OS X ServeriCal Serverと共に利用することでグループウェア的な活用が可能となった。

Mac OS X v10.6に付属するバージョン4.0では、加えてMicrosoft Exchange 2007をネイティブサポートしている。Mac OS X Server v10.6のiCal Server 2と共に利用することで、より柔軟な運用が可能となった。

macOS Sequoiaに付属するバージョン15.0では、デザインが変更されリマインダーとの連携が可能になった。

リリース当初はTo-doリスト英語版(リマインダーやチェックリストなどとも呼ばれる)の機能も備えていたが、後にリマインダーというアプリケーションに分離された。OS X v10.11では同様の機能がメモというアプリケーションにも組み込まれた。

位置情報や出席者の追加、添付ファイルやURL、メモの追加、細かい繰り返しの指定、タイムゾーン、事前通知の設定などができる。またSiriによってメールなどから自動で予定を検出、画面上部のボタンをタップすることで自動的に予定を追加できる。

iPhoneiPadiPod touchApple WatchApple Vision Proにも同じアプリケーションがある。これらは互換性があり、同じApple Accountを利用していれば自動的に同期される。またアイコンは自動的にその日付に変わる。iOS9以降)、iPadOSmacOSBig Sur以降)ではウィジェットにも対応している。iPadOSではトラックパッドでの操作にも対応している。Apple Watchではコンプリケーション(文字盤上の表示)に対応している。

共有

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作成したカレンダーはiCloudで特定の連絡先や不特定多数に公開することができる。よって他人が作成したデータを利用すること(共有する、照会する、という)も可能である。こうしたサイトから照会したカレンダーはカレンダーが定期的・自動的にアップデートするため、その内容が常に最新の状態となるよう工夫されている。

関連項目

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脚注

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  1. ^ Jason Chen (2007年7月17日). “Fun Fact Time: iCal's Birthday is Today” (英語). GIZMODO. 2020年7月19日閲覧。

外部リンク

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