G15

当初、開発途上国15か国で発足し、現在18か国が加盟する国際機関

G15(ジーフィフティーン、: Group of Fifteen)とは、開発途上国の17か国で構成されたグループ。1989年9月ユーゴスラビアベオグラードで開催された、第9回非同盟諸国首脳会議において結成された。お互いの協力促進と、世界貿易機関経済大国の集まりであるG7といった他の国際的機関に対抗することを目的としている。

G15
G15加盟国
設立 1989年9月
1990年(首脳会議開催)
目的 主要な開発途上国間の協力をより一層大きくするための触媒として活動する[1]
会員数
G15議長国 スリランカの旗 スリランカ
ウェブサイト www.g15.org
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概要

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成長促進と繁栄という共通の目標を抱えた北アメリカ南アメリカアフリカ、およびアジアの国々から構成されており、開発途上国の特に投資、貿易、技術の分野に焦点を合わせて相互協力している。G15の加盟国は17か国にまで増えたが、名称は変更されていない[2]

2010年の第14回首脳会議では首脳が半分も集まらないなど、近年では一体感の低下が指摘されている[3]。2011年にはペルーがG15から脱退した。2012年の第15回首脳会議は、スリランカコロンボにて開催された。

加盟国

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G15首脳会議

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回次 日付 開催国 開催都市 議長
1 1990年6月1日-6月3日   マレーシア クアラルンプール マハティール・ビン・モハマド
2 1991年11月27日-11月29日   ベネズエラ カラカス カルロス・アンドレス・ペレス
3 1992年11月21日-11月23日   セネガル ダカール アブドゥ・ディウフ
4 1993年3月28日-3月30日   インド ニューデリー ナラシンハ・ラーオ
5 1995年11月5日-11月7日   アルゼンチン ブエノスアイレス カルロス・メネム
6 1996年11月3日-11月5日   ジンバブエ ハラレ ロバート・ムガベ
7 1997年10月28日-11月5日   マレーシア クアラルンプール マハティール・ビン・モハマド
8 1998年5月11日-5月13日   エジプト カイロ ホスニー・ムバーラク
9 1999年2月10日-2月12日   ジャマイカ モンテゴ・ベイ P・J・パターソン
10 2000年6月19日-6月20日   エジプト カイロ ホスニー・ムバーラク
11 2001年5月30日-5月31日   インドネシア ジャカルタ アブドゥルラフマン・ワヒド
12 2004年2月27日-2月28日   ベネズエラ カラカス ウゴ・チャベス
13 2006年9月14日   キューバ ハバナ ラウル・カストロ
14 2010年5月15日-5月17日   イラン テヘラン マフムード・アフマディーネジャード
15 2012年   スリランカ コロンボ マヒンダ・ラージャパクサ

脚注

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関連項目

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外部リンク

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