DTrace(ダイナミックトレース)とはサン・マイクロシステムズが開発しSolaris 10およびOpenSolarismacOSFreeBSDWindows(プレビュー実装)に搭載されているシステム情報取得機能である。

DTrace
開発元 サン・マイクロシステムズ
初版 2005年1月
対応OS Unix系
サポート状況 開発中
種別 トレース
ライセンス Common Development and Distribution License
公式サイト http://opensolaris.org/os/community/dtrace/
テンプレートを表示

概要

編集

DTrace を使用することにより、システム、アプリケーションに手を加えることなく、動的なトレースをとることができる。

サンのエンジニアである、ブライアン・キャントリルにより考案された[1]Dという名のプログラミング言語を用いる[2]。同じくサンが開発したZettabyte File System(ZFS)の検証作業にも絶大な効果を発揮したという(詳細はZFSの項を参照のこと)。

macOSでは、10.5 Leopard[3]FreeBSDでは、FreeBSD 7.1から[4]実装された。また、WindowsにおいてもWindows 10 Insider Build 18342にて実装されている[5]

脚注

編集
  1. ^ サン・マイクロシステムズ. “DTraceがシステムのボトルネックをスッキリ解決!〜エンジニアの苦しみが喜びに変わるとき〜”. 2009年1月7日閲覧。
  2. ^ D言語とは異なるスクリプト言語である。
  3. ^ アップル. “Mac OS X Leopard - Technology - UNIX -”. 2009年1月7日閲覧。
  4. ^ The FreeBSD Project. “FreeBSD 7.1-RELEASE Release Notes”. 2009年1月7日閲覧。
  5. ^ Hari Pulapaka. “DTrace on Windows”. 2019年3月14日閲覧。

外部リンク

編集