Cygwin/X
Cygwin/X (XWin) は、X.Org Server に基づく、Microsoft Windows上で動作するX Window Systemの実装の1つである。Cygwinプロジェクトの一部であり、Cygwinの標準セットアップシステムを使ってインストールできる。CygwinはGNU General Public License (GPL) であるが、Cygwin/XはX.Org Server同様X11 Licenseになっている。
Windows XP上で動作するCygwin/Xのスクリーンショット(rootlessモード) | |
開発元 | X.Org Foundation、シグナスソリューションズ、レッドハットなど |
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最新版 |
1.19.0[1]
/ 2016年11月15日 |
リポジトリ | |
対応OS | Microsoft Windows |
ライセンス | X11 License |
公式サイト |
x |
当初、XFree86を使っていたが、そのソフトウェアライセンスがGPL互換でなくなったため、現在では X.Org Server を使っている。ソースコードはX.Org Serverのhw/xwin[2] に入っている。
利用方法
編集setup-x86.exeやsetup-x86_64.exeでxorg-serverとxinitをインストールし[3]、マルチウィンドウモードならstartxwinで、シングルウィンドウモードならstartxで起動する[4]。Windowsのタスクトレイに常駐し、ここから終了できる。
リモートマシンでアプリケーションを動作させ、Cygwin/Xで表示させるには、Cygwin/Xのターミナルから ssh -Y username@remote_hostname_or_ip_address
して、そこで実行させると表示される[5]。
モード
編集Cygwin/Xは、以下の3つのモードをサポートしている[6]。
- シングルウィンドウ - X11ルートウィンドウがMicrosoft Windowsの1つの境界付きのウィンドウとして表示される
- マルチウィンドウ - X11の各トップレベルウィンドウがそれぞれ Microsoft Windows の境界付きのウィンドウになる
- ルートレス - Microsoft Windowsの境界付きのウィンドウが使われずにオーバーレイする形でX11のルートウィンドウが表示される。X11側のウィンドウマネージャを利用可能。