2016年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)

2016年に日本で行われたプロ野球ドラフト会議
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2016年度新人選手選択会議(2016ねんどしんじんせんしゅせんたくかいぎ)は、2016年10月20日グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われた第52回のプロ野球ドラフト会議である[1]大正製薬が特別協賛しており、公式名称は「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD[1]。なお、大正製薬は2016年度からNPBパートナーになっている[1]

 NPB 2016年度新人選手選択会議
プロ野球ドラフト会議
supported by リポビタンD
田中正義
1回目で最多5球団に指名された田中
ドラフト概要
スポンサー 大正製薬
開催日 2016年10月20日
開催地 東京都港区
会場 グランドプリンスホテル新高輪
司会 関野浩之
制度 1巡目:重複くじ引き
2巡目以下:変則ウェーバー
指名数 115名(新人:87名 育成:28名)
入団拒否 1名
複数球団指名
5球団
田中正義(投手・創価大学ソフトバンク交渉権獲得
2球団
柳裕也(投手・明治大学中日交渉権獲得
2回目5球団
佐々木千隼(投手・桜美林大学ロッテ交渉権獲得
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概要

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1巡目指名のみ入札抽選を行い、重複の場合は抽選を繰り返し、12球団の選択が確定するまで入札を行う[2]。なお、今回から1巡目指名が重複した際の抽選くじは、当たりの場合には「交渉権確定」の印、外れの場合は白紙に変更となった[3]

2巡目以降はウェーバー方式で指名を行う[2]。なお、2016年度のウェーバーの優先権はセ・パ交流戦で勝ち越したパシフィック・リーグが獲得している[4]。3巡目は指名順が逆になり、その後は交互に折り返して指名する。

新人選手選択会議で87名、育成選手選択会議で28名が指名され交渉権が確定した[5]

選択希望選手一覧

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  •           色付きの背景は複数球団から指名を受けた選手。
チーム オリックス 中日 楽天 ヤクルト 西武 阪神 ロッテ DeNA ソフトバンク 巨人 日本ハム 広島
支配下選手
1巡目① 山岡泰輔 柳裕也 藤平尚真 寺島成輝 今井達也 大山悠輔 田中正義 柳裕也 田中正義 田中正義 田中正義 田中正義
1巡目② --- --- --- --- --- --- 佐々木千隼 佐々木千隼 --- 佐々木千隼 佐々木千隼 佐々木千隼
1巡目③ --- --- --- --- --- --- --- 濱口遥大 --- 吉川尚輝 堀瑞輝 加藤拓也
2巡目→ 黒木優太 京田陽太 池田隆英 星知弥 中塚駿太 小野泰己 酒居知史 水野滉也 古谷優人 畠世周 石井一成 高橋昂也
3巡目← 岡﨑大輔 石垣雅海 田中和基 梅野雄吾 源田壮亮 才木浩人 島孝明 松尾大河 九鬼隆平 谷岡竜平 高良一輝 床田寛樹
4巡目→ 山本由伸 笠原祥太郎 菅原秀 中尾輝 鈴木将平 濵地真澄 土肥星也 京山将弥 三森大貴 池田駿 森山恵佑 坂倉将吾
5巡目← 小林慶祐 藤嶋健人 森原康平 古賀優大 平井克典 糸原健斗 有吉優樹 細川成也 --- 高田萌生 高山優希 アドゥワ誠
6巡目→ 山﨑颯一郎 丸山泰資 鶴田圭祐 菊沢竜佑 田村伊知郎 福永春吾 種市篤暉 尾仲祐哉 --- 大江竜聖 山口裕次郎 長井良太
7巡目← 飯田大祐 --- 野元浩輝 --- --- 長坂拳弥 宗接唯人 狩野行寿 --- 廖任磊 郡拓也 ---
8巡目→ 澤田圭佑 --- 石原彪 --- --- 藤谷洸介 --- 進藤拓也 --- --- 玉井大翔 ---
9巡目← 根本薫 --- 高梨雄平 --- --- --- --- 佐野恵太 --- --- 今井順之助 ---
10巡目→ --- --- 西口直人 --- --- --- --- --- --- --- --- ---
育成選手
1巡目→ 張奕 木下雄介 千葉耕太 大村孟 --- --- 安江嘉純 笠井崇正 大本将吾 髙井俊 --- ---
2巡目← 榊原翼 --- 南要輔 --- --- --- 菅原祥太 --- 長谷川宙輝 加藤脩平 --- ---
3巡目→ 神戸文也 --- 向谷拓巳 --- --- --- --- --- 田城飛翔 山川和大 --- ---
4巡目← 坂本一将 --- 木村敏靖 --- --- --- --- --- 森山孔介 坂本工宜 --- ---
5巡目→ 中道勝士 --- --- --- --- --- --- --- 清水陸哉 松原聖弥 --- ---
6巡目← --- --- --- --- --- --- --- --- 松本龍憲 高山竜太朗 --- ---
7巡目→ --- --- --- --- --- --- --- --- --- 堀岡隼人 --- ---
8巡目← --- --- --- --- --- --- --- --- --- 松澤裕介 --- ---
  • 太字は交渉権確定。重複した場合、左の球団から順に抽選。2巡目以下は矢印の向きの順に指名。
  • 背景色が暗い選手は入団拒否した選手。
  • 2回目の指名で5球団が重複したのは史上初[6]

球団別選択選手一覧

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球団名はウェーバー順。育成選手入団で太字は、後に支配下登録された選手。

オリックス・バファローズ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 山岡泰輔 投手 東京ガス 入団
2位 黒木優太 投手 立正大学 入団
3位 岡﨑大輔 内野手 花咲徳栄高 入団
4位 山本由伸 投手 都城高 入団
5位 小林慶祐 投手 日本生命 入団
6位 山﨑颯一郎 投手 敦賀気比高 入団
7位 飯田大祐 捕手 Honda鈴鹿 入団
8位 澤田圭佑 投手 立教大学 入団
9位 根本薫 投手 霞ヶ浦高 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 張奕 外野手 日本経済大学 入団
2位 榊原翼 投手 浦和学院高 入団
3位 神戸文也 投手 立正大学 入団
4位 坂本一将 内野手 石川ミリオンスターズ 入団
5位 中道勝士 捕手 明治大学 入団

中日ドラゴンズ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 柳裕也 投手 明治大学 入団
2位 京田陽太 内野手 日本大学 入団
3位 石垣雅海 内野手 酒田南高 入団
4位 笠原祥太郎 投手 新潟医療福祉大学 入団
5位 藤嶋健人 投手 東邦高 入団
6位 丸山泰資 投手 東海大学 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 木下雄介 投手 徳島インディゴソックス 入団

東北楽天ゴールデンイーグルス

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 藤平尚真 投手 横浜高 入団
2位 池田隆英 投手 創価大学 入団
3位 田中和基 外野手 立教大学 入団
4位 菅原秀 投手 大阪体育大学 入団
5位 森原康平 投手 新日鐵住金広畑 入団
6位 鶴田圭祐 投手 帝京大学準硬式野球部 入団
7位 野元浩輝 投手 佐世保工業高 入団
8位 石原彪 捕手 京都翔英高 入団
9位 高梨雄平 投手 JX-ENEOS 入団
10位 西口直人 投手 甲賀健康医療専門学校 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 千葉耕太 投手 花巻東高 入団
2位 南要輔 内野手 明星大学 入団
3位 向谷拓巳 内野手 兵庫ブルーサンダーズ 入団
4位 木村敏靖 投手 履正社医療スポーツ専門学校 入団

東京ヤクルトスワローズ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 寺島成輝 投手 履正社高 入団
2位 星知弥 投手 明治大学 入団
3位 梅野雄吾 投手 九州産業大学付属九州産業高 入団
4位 中尾輝 投手 名古屋経済大学 入団
5位 古賀優大 捕手 明徳義塾高 入団
6位 菊沢竜佑 投手 相双リテック 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 大村孟 捕手 石川ミリオンスターズ 入団

埼玉西武ライオンズ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 今井達也 投手 作新学院高 入団
2位 中塚駿太 投手 白鷗大学 入団
3位 源田壮亮 内野手 トヨタ自動車 入団
4位 鈴木将平 外野手 静岡高 入団
5位 平井克典 投手 Honda鈴鹿 入団
6位 田村伊知郎 投手 立教大学 入団

阪神タイガース

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 大山悠輔 内野手 白鷗大学 入団
2位 小野泰己 投手 富士大学 入団
3位 才木浩人 投手 須磨翔風高 入団
4位 濵地真澄 投手 福岡大学附属大濠高 入団
5位 糸原健斗 内野手 JX-ENEOS 入団
6位 福永春吾 投手 徳島インディゴソックス 入団
7位 長坂拳弥 捕手 東北福祉大学 入団
8位 藤谷洸介 投手 パナソニック 入団

千葉ロッテマリーンズ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 佐々木千隼 投手 桜美林大学 入団
2位 酒居知史 投手 大阪ガス 入団
3位 島孝明 投手 東海大学付属市原望洋高 入団
4位 土肥星也 投手 大阪ガス 入団
5位 有吉優樹 投手 九州三菱自動車 入団
6位 種市篤暉 投手 八戸工業大学第一高 入団
7位 宗接唯人 捕手 亜細亜大学 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 安江嘉純 投手 石川ミリオンスターズ 入団
2位 菅原祥太 外野手 日本ウェルネススポーツ大学 入団

横浜DeNAベイスターズ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 濱口遥大 投手 神奈川大学 入団
2位 水野滉也 投手 東海大学北海道キャンパス 入団
3位 松尾大河 内野手 秀岳館高 入団
4位 京山将弥 投手 近江高 入団
5位 細川成也 外野手 明秀学園日立高 入団
6位 尾仲祐哉 投手 広島経済大学 入団
7位 狩野行寿 内野手 平成国際大学 入団
8位 進藤拓也 投手 JR東日本 入団
9位 佐野恵太 内野手 明治大学 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 笠井崇正 投手 信濃グランセローズ 入団

福岡ソフトバンクホークス

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 田中正義 投手 創価大学 入団
2位 古谷優人 投手 江陵高 入団
3位 九鬼隆平 捕手 秀岳館高 入団
4位 三森大貴 内野手 青森山田高 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 大本将吾 外野手 帝京第五高 入団
2位 長谷川宙輝 投手 聖徳学園高 入団
3位 田城飛翔 外野手 八戸学院光星高 入団
4位 森山孔介 内野手 藤沢翔陵高 入団
5位 清水陸哉 外野手 京都国際高 入団
6位 松本龍憲 内野手 崇徳高 入団

読売ジャイアンツ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 吉川尚輝 内野手 中京学院大学 入団
2位 畠世周 投手 近畿大学 入団
3位 谷岡竜平 投手 東芝 入団
4位 池田駿 投手 ヤマハ 入団
5位 高田萌生 投手 創志学園高 入団
6位 大江竜聖 投手 二松學舍大学附属高 入団
7位 廖任磊 投手 開南大学 入団
育成選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 髙井俊 投手 新潟アルビレックスBC 入団
2位 加藤脩平 外野手 磐田東高 入団
3位 山川和大 投手 兵庫ブルーサンダーズ 入団
4位 坂本工宜 投手 関西学院大学準硬式野球部 入団
5位 松原聖弥 外野手 明星大学 入団
6位 高山竜太朗 捕手 九州産業大学 入団
7位 堀岡隼人 投手 青森山田高 入団
8位 松澤裕介 外野手 香川オリーブガイナーズ 入団

北海道日本ハムファイターズ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 堀瑞輝 投手 広島新庄高 入団
2位 石井一成 内野手 早稲田大学 入団
3位 高良一輝 投手 九州産業大学 入団
4位 森山恵佑 外野手 専修大学 入団
5位 高山優希 投手 大阪桐蔭高 入団
6位 山口裕次郎 投手 履正社高 拒否[注釈 1]
7位 郡拓也 捕手 帝京高 入団
8位 玉井大翔 投手 新日鐵住金かずさマジック 入団
9位 今井順之助 内野手 中京高 入団

広島東洋カープ

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新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属 結果
1位 加藤拓也 投手 慶應義塾大学 入団
2位 高橋昂也 投手 花咲徳栄高 入団
3位 床田寛樹 投手 中部学院大学 入団
4位 坂倉将吾 捕手 日本大学第三高 入団
5位 アドゥワ誠 投手 松山聖陵高 入団
6位 長井良太 投手 つくば秀英高 入団

中継

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テレビ

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地上波

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  • TBS系列(全国ネット)『プロ野球ドラフト会議2016』16:53 - 17:50[7]
実況:初田啓介
解説:槙原寛己應武篤良
会場インタビュアー:小笠原亘
会見場リポーター:伊藤隆佑熊崎風斗森本栄浩MBS
実況:高野純一ABC
解説:小関順二
リポーター:北條瑛祐(ABC)

ラジオ

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  • ニッポン放送『ショウアップナイタースペシャル プロ野球ドラフト会議2016』 17:00 - 18:00[9]
実況:煙山光紀
解説:菊池高弘(スポーツライター)
会見場リポーター:洗川雄司
電話出演:野村弘樹(野球解説者・桜美林大学特別コーチ)

脚注

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注釈

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  1. ^ 社会人野球のJR東日本に入団

出典

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外部リンク

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