2016年リオデジャネイロオリンピックの卓球競技
2016年リオデジャネイロオリンピックの卓球競技(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのたっきゅうきょうぎ、英: Table tennis at Rio 2016 Olympic Games)は、2016年8月6日から8月17日までの日程でリオセントロパビリオン3で実施された。国際卓球連盟(ITTF)管轄。
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リオセントロ パビリオン3 | ||||
大会概要 | ||||
英語 | Table tennis at Rio 2016 Olympic Games | |||
開催期間 | 2016年8月6日~8月17日 | |||
主催 | 国際オリンピック委員会、国際卓球連盟 | |||
開催国 | ブラジル | |||
開催都市 | リオデジャネイロ | |||
会場 | リオセントロ パビリオン3 | |||
参加国数 | 56カ国 | |||
参加選手数 | 172名 | |||
使用球 | 上海紅双喜 | |||
使用台 | 三英「Infinity」 | |||
優勝 | ||||
オリンピック卓球競技 | ||||
2020 東京 → | ||||
■テンプレート(■ノート ■解説)プロジェクト:卓球 |
概要
編集前回大会同様男女シングルス・男女団体の4種目で実施。シングルスは男女各70名、団体戦は16カ国で争われる。また開催国のブラジルはシングルス男女1名ずつと男女団体戦の出場が保証される[2]。
シングルスの出場枠は大陸予選40(アフリカ6、アジア11、ヨーロッパ11、ラテンアメリカ6、北米3、オセアニア3)とオリンピックランキング22、開催国枠・招待枠各1。なお、開催国枠は不使用となったため、ランキングからの選出により補充された。また、団体戦選手枠(下記)の一部(男女6名ずつ)も不使用となったため、シングルスに振り替えられ(ランキングから選出)、シングルス出場選手は男女各70名となった。なお、男女それぞれ1カ国最大2名までの出場となる。
団体戦は開催国及び、各大陸の代表(5チーム)を含む、オリンピックランキング上位国が出場する。団体戦には1チーム3名の選手が出場するため、各国は団体戦のみに出場する選手を追加で派遣することができる。
大会の公式試合球(1選手あたり6球を配布[3])は紅双喜(中国)。公式卓球台は三英(日本)の「Infinity」という新モデル[4][5]。天板(北海道足寄町の工場で製作[6])には「Les yeux bleus(レジュブルー=青の瞳)」と名付けた東日本大震災からの復興を願った色を用いた[7](光の加減で青にもブラジルの森林をイメージした[8]緑にも見える[9])。岩手県宮古市産などのブナ材を利用した脚部は天童木工が担当した(デザインは澄川伸一)[10][11]。
スケジュール
編集P | 予選ラウンド | ¼ | 準々決勝 | ½ | 準決勝 | F | 決勝 |
Event↓/Date → | Sat 6 | Sun 7 | Mon 8 | Tue 9 | Wed 10 | Thu 11 | Fri 12 | Sat 13 | Sun 14 | Mon 15 | Tue 16 | Wed 17 | ||||
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男子シングルス | P | ¼ | ½ | F | ||||||||||||
男子団体 | P | ¼ | ½ | F | ||||||||||||
女子シングルス | P | ¼ | ½ | F | ||||||||||||
女子団体 | P | ¼ | ½ | F |
競技結果
編集種目 | 金 | 銀 | 銅 |
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男子シングルス 詳細 |
馬龍 中国 (CHN) |
張継科 中国 (CHN) |
水谷隼 日本 (JPN) |
男子団体 詳細 |
中国 (CHN) 張継科 馬龍 許昕 |
日本 (JPN) 丹羽孝希 水谷隼 吉村真晴 |
ドイツ (GER) ティモ・ボル ドミトリ・オフチャロフ バスティアン・シュテガー |
女子シングルス 詳細 |
丁寧 中国 (CHN) |
李暁霞 中国 (CHN) |
キム・ソンイ 北朝鮮 (PRK) |
女子団体 詳細 |
中国 (CHN) 劉詩雯 丁寧 李暁霞 |
ドイツ (GER) ハン・イン ペトリサ・ソルヤ シャン・シャオナ |
日本 (JPN) 福原愛 石川佳純 伊藤美誠 |
国・地域別のメダル獲得数
編集順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
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1 | 中国 (CHN) | 4 | 2 | 0 | 6 |
2 | 日本 (JPN) | 0 | 1 | 2 | 3 |
3 | ドイツ (GER) | 0 | 1 | 1 | 2 |
4 | 北朝鮮 (PRK) | 0 | 0 | 1 | 1 |
合計 | 4 | 4 | 4 | 12 |
出場国
編集NOC | 男子 | 女子 | 各国計 | ||
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シングルス | 団体 | シングルス | 団体 | ||
オーストラリア | 2 | X | 2 | X | 6 |
オーストリア | 2 | X | 2 | X | 6 |
ベラルーシ | 1 | 2 | 3 | ||
ブラジル | 2 | X | 2 | X | 6 |
カナダ | 1 | 1 | 2 | ||
中国 | 2 | X | 2 | X | 6 |
コロンビア | 1 | 1 | |||
コンゴ共和国 | 2 | 1 | 3 | ||
クロアチア | 1 | 1 | |||
キューバ | 2 | 2 | |||
チェコ | 2 | 2 | 4 | ||
デンマーク | 1 | 1 | |||
エジプト | 2 | 2 | X | 5 | |
フィジー | 1 | 1 | |||
フィンランド | 1 | 1 | |||
フランス | 2 | X | 2 | 5 | |
ドイツ | 2 | X | 2 | X | 6 |
イギリス | 2 | X | 3 | ||
ギリシャ | 1 | 1 | |||
香港 | 2 | X | 2 | X | 6 |
ハンガリー | 1 | 2 | 3 | ||
インド | 2 | 2 | 4 | ||
イラン | 2 | 1 | 3 | ||
日本 | 2 | X | 2 | X | 6 |
カザフスタン | 1 | 1 | |||
レバノン | 1 | 1 | |||
ルクセンブルク | 1 | 1 | |||
メキシコ | 1 | 1 | 2 | ||
オランダ | 2 | X | 3 | ||
ナイジェリア | 2 | X | 2 | 5 | |
北朝鮮 | 2 | X | 4 | ||
パラグアイ | 1 | 1 | |||
フィリピン | 1 | 1 | |||
ポーランド | 2 | X | 2 | X | 6 |
ポルトガル | 2 | X | 2 | 5 | |
プエルトリコ | 1 | 1 | 2 | ||
カタール | 1 | 1 | |||
ルーマニア | 2 | 2 | X | 5 | |
ロシア | 1 | 2 | 3 | ||
セルビア | 1 | 1 | |||
シンガポール | 2 | 2 | X | 5 | |
スロバキア | 1 | 2 | 3 | ||
スロベニア | 1 | 1 | |||
韓国 | 2 | X | 2 | X | 6 |
スペイン | 1 | 1 | 2 | ||
スウェーデン | 2 | X | 2 | 5 | |
シリア | 1 | 1 | |||
チャイニーズタイペイ | 2 | X | 2 | X | 6 |
タイ | 1 | 2 | 3 | ||
チュニジア | 1 | 1 | |||
トルコ | 1 | 1 | 2 | ||
ウクライナ | 1 | 1 | 2 | ||
アメリカ合衆国 | 2 | X | 2 | X | 6 |
ウズベキスタン | 1 | 1 | |||
バヌアツ | 1 | 1 | |||
ベネズエラ | 1 | 1 | |||
Total: 56 NOCs | 70 | 16 | 70 | 16 | 172 |
日本代表
編集選手団
編集男子代表は水谷隼(6位)、丹羽孝希(19位)、吉村真晴(22位)
女子代表は石川佳純(4位)、福原愛(7位)、伊藤美誠(9位)
成績
編集男子シングルス
- 水谷隼 銅メダル
- 丹羽孝希 ベスト8
女子シングルス
- 福原愛 4位
- 石川佳純 3回戦敗退
男子団体
- 水谷隼、丹羽孝希、吉村真晴 銀メダル
女子団体
- 石川佳純、福原愛、伊藤美誠 銅メダル
脚注
編集- ^ 2016年ITTFカレンダー 国際卓球連盟
- ^ “QUALIFICATION SYSTEM – GAMES OF THE XXXI OLYMPIAD – RIO 2016”. web.archive.org (2015年4月24日). 2020年10月25日閲覧。
- ^ 【卓球】思わぬ“洗礼”試合球6球だけ!美誠「気をつけて使わないと」 - スポーツ報知、2016年8月2日
- ^ 【TOPICS】リオ五輪の公式卓球台は三英、ボールは紅双喜に決定 - 卓球王国WEB 2013年3月14日
- ^ Crafting a Gold Medal Standard - NHK WORLD(英語)
- ^ 足寄の卓球台 五輪の舞台へ - NHK 北海道 NEWS WEB(archive.is)
- ^ 【アスリートを支える】青い卓球台 復興願って - 朝日新聞 2016年4月8日
- ^ [スポーツBizワールド]オリパラ編<7>ものづくりの発表会 - 読売新聞 2016年5月31日 (朝刊22面)
- ^ 競技用品に秘技あり! - 「理念と経営」2016年8月号
- ^ Rio2016オリンピックテーブル「Infinity 2016」 - 天童木工
- ^ 三英と天童木工が五輪公式卓球台を共同開発 - ホームリビング 2016年5月15日発行