1995年のメジャーリーグベースボール

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以下は、メジャーリーグベースボール(MLB)における1995年のできごとを記す。1995年4月25日に開幕し10月28日に全日程を終えた。アメリカンリーグクリーブランド・インディアンスが、ナショナルリーグアトランタ・ブレーブスが優勝。ワールドシリーズはアトランタ・ブレーブスが制した。

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できごと

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  • 2月13日
  • 4月8日
  • 4月30日
    • ロサンゼルス・ドジャースは野茂英雄とのマイナー契約を見直し、メジャー契約を結んだと発表。日本人選手として1965年村上雅則以来2人目のメジャーリーガーとなる[3]
  • 4月25日
    • メジャーリーグの公式戦が、ストライキの影響で当初の4月2日予定より約1か月遅れで開幕[4]
  • 5月2日
    • ロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄がキャンドルスティック・パークでのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発し5回無失点被安打1で降板。日本人選手のメジャーリーグでの出場は1965年サンフランシスコ・ジャイアンツの村上雅則以来30年ぶり史上2人目[5]
  • 6月2日
    • ロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄がドジャー・スタジアムでの対ニューヨーク・メッツ戦に先発し8回0/3、1失点でメジャー初勝利を挙げ、日本人選手がメジャーリーグで勝利投手となったのは1965年サンフランシスコ・ジャイアンツの村上雅則以来30年ぶり史上2人目[6]
  • 6月30日
  • 7月11日
  • 7月14日
    • ロサンゼルス・ドジャースのラモン・マルティネスがドジャースタジアムでのフロリダ・マーリンズ戦に先発し、ノーヒットノーランを達成[9]
  • 8月10日
    • ドジャースタジアムでのロサンゼルス・ドジャース対セントルイス・カージナルス戦の9回裏ドジャースの一死一、三塁の場面でラウル・モンデシーが三振を喫した後審判と口論になり退場を宣告される。ドジャースの監督のトミー・ラソーダも審判と口論となり退場処分に。球場のファンがファンサービスで配布されたサインボールをグランドに投げ入れ、審判団は試合を中断。再開後に再びファンによるボールの投げ入れが続いたため、審判団は没収試合を宣告[10]
  • 8月13日
  • 9月30日
    • ロサンゼルス・ドジャースがサンディエゴ・パドレス戦に7-2で勝ち、ナ・リーグ西地区優勝。地区優勝は1988年以来7年ぶり[12]
  • 10月14日
    • ナショナル・リーグの優勝決定戦の第4戦がアトランタで行われ、アトランタ・ブレーブスがシンシナティ・レッズを6-0で下し4連勝でナショナル・リーグ優勝を達成[13]
  • 10月28日
    • ワールドシリーズ第6戦がフルトンカウンティスタジアムで行われ、アトランタ・ブレーブスがクリーブランド・インディアンスを1-0で下して4勝2敗として38年ぶり球団史上3度目のワールドチャンピオンとなる[14]
  • 11月2日
  • 11月9日
    • ロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄が日本人として初めてナショナルリーグの新人王に選ばれる。
  • 12月7日
    • クリーブランド・インディアンスは前ロッテのフリオ・フランコと契約したと発表。契約内容は2年契約で500万ドル[16]

最終成績

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レギュラーシーズン

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アメリカンリーグ

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チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 ボストン・レッドソックス 86 58 .597
2 ニューヨーク・ヤンキース 79 65 .549 7.0
3 ボルチモア・オリオールズ 71 73 .493 15.0
4 デトロイト・タイガース 60 84 .417 26.0
5 トロント・ブルージェイズ 56 88 .389 30.0
中地区
1 クリーブランド・インディアンス 100 44 .694
2 カンザスシティ・ロイヤルズ 70 74 .486 30.0
3 シカゴ・ホワイトソックス 68 76 .472 32.0
4 ミルウォーキー・ブルワーズ 65 79 .451 35.0
5 ミネソタ・ツインズ 56 88 .389 44.0
西地区
1 シアトル・マリナーズ 79 66 .545
2 カリフォルニア・エンゼルス 78 67 .538 1.0
3 テキサス・レンジャーズ 74 70 .514 4.5
4 オークランド・アスレチックス 67 77 .465 11.5

ナショナルリーグ

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チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 アトランタ・ブレーブス 90 54 .625
2 ニューヨーク・メッツ 69 75 .479 21.0
3 フィラデルフィア・フィリーズ 69 75 .479 21.0
4 フロリダ・マーリンズ 67 76 .469 22.5
5 モントリオール・エクスポズ 66 78 .458 24.0
中地区
1 シンシナティ・レッズ 85 59 .590
2 ヒューストン・アストロズ 76 68 .528 9.0
3 シカゴ・カブス 73 71 .507 12.0
4 セントルイス・カージナルス 62 81 .434 22.5
5 ピッツバーグ・パイレーツ 58 86 .403 27.0
西地区
1 ロサンゼルス・ドジャース 78 66 .542
2 コロラド・ロッキーズ 77 67 .535 1.0
3 サンディエゴ・パドレス 70 74 .486 8.0
4 サンフランシスコ・ジャイアンツ 67 77 .465 11.0

オールスターゲーム

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  • ナショナルリーグ 3 - 2 アメリカンリーグ
MVP:ジェフ・コーナイン (FLA)

ポストシーズン

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ディビジョンシリーズ リーグチャンピオンシップシリーズ ワールドシリーズ
                   
       
  ボストン・レッドソックス 0
  クリーブランド・インディアンス 3  
  クリーブランド・インディアンス 4
アメリカンリーグ
    シアトル・マリナーズ 2  
  シアトル・マリナーズ 3
  ニューヨーク・ヤンキース 2  
  クリーブランド・インディアンス 2
    アトランタ・ブレーブス 4
  アトランタ・ブレーブス 3
  コロラド・ロッキーズ 1  
  アトランタ・ブレーブス 4
ナショナルリーグ
    シンシナティ・レッズ 0  
  シンシナティ・レッズ 3
  ロサンゼルス・ドジャース 0  

ディビジョンシリーズ

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リーグチャンピオンシップシリーズ

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ワールドシリーズ

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  • ブレーブス 4 - 2 インディアンス
10/21 – インディアンス 2 - 3 ブレーブス
10/22 – インディアンス 3 - 4 ブレーブス
10/24 – ブレーブス 6 - 7 インディアンス
10/25 – ブレーブス 4 - 2 インディアンス
10/26 – ブレーブス 4 - 5 インディアンス
10/28 – インディアンス 0 - 1 ブレーブス
MVP:トム・グラビン (ATL)

個人タイトル

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アメリカンリーグ

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打者成績

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項目 選手 記録
打率 エドガー・マルティネス (SEA) .356
本塁打 アルバート・ベル (CLE) 50
打点 アルバート・ベル (CLE) 126
モー・ボーン (BOS)
得点 アルバート・ベル (CLE) 121
エドガー・マルティネス (SEA)
安打 ランス・ジョンソン (CWS) 186
盗塁 ケニー・ロフトン (CLE) 54

投手成績

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項目 選手 記録
勝利 マイク・ムッシーナ (BAL) 19
敗戦 ジェイソン・ベア (CWS) 15
ケビン・グロス (TEX)
マイク・ムーア (DET)
防御率 ランディ・ジョンソン (SEA) 2.48
奪三振 ランディ・ジョンソン (SEA) 294
投球回 デビッド・コーン (TOR/NYY) 229⅓
セーブ ホセ・メサ (CLE) 46

ナショナルリーグ

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打者成績

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項目 選手 記録
打率 トニー・グウィン (SD) .368
本塁打 ダンテ・ビシェット (COL) 40
打点 ダンテ・ビシェット (COL) 128
得点 クレイグ・ビジオ (HOU) 123
安打 ダンテ・ビシェット (COL) 197
トニー・グウィン (SD)
盗塁 キルビーオ・ベラス (FLA) 56

投手成績

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項目 選手 記録
勝利 グレッグ・マダックス (ATL) 19
敗戦 ポール・ワグナー (PIT) 16
防御率 グレッグ・マダックス (ATL) 1.63
奪三振 野茂英雄 (LAD) 236
投球回 グレッグ・マダックス (ATL) 209⅔
デニー・ネーグル (PIT)
セーブ ランディ・マイヤーズ (CHC) 38

表彰

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全米野球記者協会(BBWAA)表彰

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表彰 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
MVP モー・ボーン (BOS) バリー・ラーキン (CIN)
サイヤング賞 ランディ・ジョンソン (SEA) グレッグ・マダックス (ATL)
最優秀新人賞 マーティ・コルドバ (MIN) 野茂英雄 (LAD)
最優秀監督賞 ルー・ピネラ (SEA) ドン・ベイラー (COL)
守備位置 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
投手 マーク・ラングストン (CAL) グレッグ・マダックス (ATL)
捕手 イバン・ロドリゲス (TEX) チャールズ・ジョンソン (FLA)
一塁手 J.T.スノー (CAL) マーク・グレース (CHC)
二塁手 ロベルト・アロマー (TOR) クレイグ・ビジオ (HOU)
三塁手 ウェイド・ボッグス (NYY) ケン・カミニティ (SD)
遊撃手 オマー・ビスケル (CLE) バリー・ラーキン (CIN)
外野手 デボン・ホワイト (TOR) マーキス・グリッソム (ATL)
ケン・グリフィーJr. (SEA) スティーブ・フィンリー (SD)
ケニー・ロフトン (CLE) ラウル・モンデシー (LAD)
守備位置 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
投手 - トム・グラビン (ATL)
捕手 イバン・ロドリゲス (TEX) マイク・ピアッツァ (LAD)
一塁手 モー・ボーン (BOS) エリック・キャロス (LAD)
二塁手 チャック・ノブロック (MIN) クレイグ・ビジオ (HOU)
三塁手 ゲイリー・ガエティ (KC) ビニー・カスティーヤ (COL)
遊撃手 ジョン・バレンティン (BOS) バリー・ラーキン (CIN)
外野手 アルバート・ベル (CLE) ダンテ・ビシェット (COL)
マニー・ラミレス (CLE) サミー・ソーサ (CHC)
ティム・サーモン (CAL) トニー・グウィン (SD)
指名打者 エドガー・マルティネス (SEA) -

その他表彰

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表彰 アメリカンリーグ ナショナルリーグ
カムバック賞 ティム・ウェイクフィールド (BOS) ロン・ガント (CIN)
最優秀救援投手賞 ホセ・メサ (CLE) ランディ・マイヤーズ (CHC)
最優秀指名打者賞 エドガー・マルティネス (SEA) -
ロベルト・クレメンテ賞 - オジー・スミス (STL)
ハッチ賞 ジム・アボット (ANA) -
ルー・ゲーリッグ賞 - カート・シリング (PHI)
ベーブ・ルース賞 - トム・グラビン (ATL)

BBWAA投票

ベテランズ委員会選出

関連項目

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出典

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  1. ^ 読売新聞1995年2月14日夕刊15面「野茂投手 "大物の証明" 2億円 史上最高のマイナー契約」読売新聞縮刷版1995年2月p631
  2. ^ 読売新聞1995年4月10日19面「ハーシュハイザーがイ軍へ」読売新聞縮刷版1995年4月p433
  3. ^ 読売新聞1995年5月1日夕刊3面「『大リーガー野茂』正式誕生 ド軍と契約」読売新聞縮刷版1995年5月p35
  4. ^ 読売新聞1995年4月26日夕刊3面「すったもんだしましたが・・・大リーグ開幕」読売新聞縮刷版1995年4月p1235
  5. ^ 読売新聞1995年5月4日11面「大リーガー野茂 無失点デビュー」読売新聞縮刷版1995年5月p131
  6. ^ 読売新聞1995年6月4日15面「『ドクターK』粘投の勝利 大リーグ日本人投手30年ぶり」読売新聞縮刷版1995年6月p169
  7. ^ 読売新聞1995年7月2日21面「マレーが3000本安打」読売新聞縮刷版1995年7月p73
  8. ^ 読売新聞1995年7月12日夕刊1面「野茂快投 3奪三振」読売新聞縮刷版1995年7月p577
  9. ^ 読売新聞1995年7月16日17面「マルチネスが無安打無得点」読売新聞縮刷版1995年7月p765
  10. ^ 読売新聞1995年8月12日17面「16年ぶり『没収試合』交降板野茂は3敗目」読売新聞縮刷版1995年8月p493
  11. ^ 読売新聞1995年8月15日夕刊15面「ヤンキースの黄金期の主砲」読売新聞縮刷版1995年8月p575
  12. ^ 読売新聞1995年10月2日17面「ドジャース7年ぶり地区V」読売新聞縮刷版1995年10月p61
  13. ^ 読売新聞1995年10月16日19面「ブレーブスリーグ制覇 4連勝で決着」読売新聞縮刷版1995年10月p763
  14. ^ 読売新聞1995年10月30日19面「ブレーブス38年ぶり"世界一" 強打のインディアンス 1安打完封」読売新聞縮刷版1995年10月p1495
  15. ^ 読売新聞1995年11月4日16面「ヤンキース監督にトーレ氏」読売新聞縮刷版1995年11月p166
  16. ^ 読売新聞1995年12月9日16面「フランコが大リーグ復帰」読売新聞縮刷版1995年12月p470

外部リンク

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