青山裕企
経歴
編集愛知県名古屋市出身。筑波大学第二学群人間学類心理学専攻、東京写真学園プロカメラマンコース本科卒業。2005年、自らの事務所「ユカイハンズ」を立ち上げる。2007年、キヤノン第16回写真新世紀にて優秀賞。2009年、東京ビューティーアート専門学校の講師を務める。
サラリーマンや女子高生といった、“日本社会における記号的な存在”をモチーフにしながら、自身の思春期観や父親像を反映した作品を発表している。
主な作品シリーズに、ジャンプして飛んでいるように見える瞬間の人物を撮影した『空跳人』『ソラリーマン』や、制服姿の少女をフェティッシュに撮影した『スクールガール・コンプレックス』『絶対領域』など。広告写真、アイドル写真などの撮影も多い。『スクールガール・コンプレックス』は小沼雄一監督により、2013年に映画化されている。
写真家としてだけでなく、映像作家としても活躍しており、さよならポニーテールのミュージック・ビデオを手掛けている他、2014年の映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』で映画監督としてもデビューしている。
2018年夏から『少女礼讃』(しょうじょらいさん)をスタート。「ひとりの少女を、記号的に、極私的に、撮り深めてゆくこと」をテーマに、一般女性(素性や関係性は秘密にしている)をモデルとして、日本全国で撮影を進めている[1]。
モデル
編集- た
- や
作品
編集写真集
編集- 『ソラリーマン 働くって何なんだ?!』 ピエ・ブックス 2009年11月
- 『スクールガール・コンプレックス』 イースト・プレス 2010年7月
- 『思春期』 詩:谷郁雄 ピエ・ブックス 2010年10月
- 『絶対領域』 一迅社 2011年1月
- 『フォトブック 吉高由里子 UWAKI』 マガジンハウス 2011年2月
- 『スクールガール・コンプレックス -放課後- SCHOOLGIRL COMPLEX 2』 イースト・プレス 2011年4月
- 『BODY PARTS 上半身編』 パイ・インターナショナル 2011年7月
- 『つきあいたい ~「美女暦」写真集~』[注釈 1] 扶桑社 2011年7月
- 『君に、ひとめぼれ。』[注釈 2] 海王社 2011年10月
- 『スク水 sukumizu』 一迅社 2011年10月
- 『ふたり』 パイ・インターナショナル 2011年12月
- 『透明人間⇆再出発』 詩:谷郁雄 ミシマ社 2011年12月
- 『指原莉乃1stフォトブック「さしこ」』 講談社 2012年1月19日
- 『BODY TALK さわりたい彼氏』 マガジンハウス 2012年4月
- 『女装少年』 一迅社 2012年7月
- 『パイスラッシュ -現代フェティシズム分析-』 エンターブレイン 2012年9月
- 『はさみっこ』 一迅社 2012年11月
- 『跳ばずにいられないっ! ソラリーマン ジャパン・ツアー』 徳間書店 2012年12月
- 『スクールガール・コンプレックス(女子校)SCHOOLGIRL COMPLEX 3』 イースト・プレス 2013年4月
- 『JK POSE MANIACS』[注釈 3] 玄光社 2013年5月
- 『君に、片思い。』[注釈 2] 海王社 2013年6月
- 『佐々木心音写真集 連れていって』 講談社 2013年7月
- 『フラッシュバック』 詩:谷郁雄 朝日出版社 2013年9月21日
- 『Undercover』 桜花出版 2014年4月
- 『繭写真集 土曜日の午後と私。』[注釈 4] 角川書店 2014年5月1日
- 『橋本甜歌写真集 金曜日の午後と私。』[注釈 4] 角川書店 2014年5月1日
- 『スクールボーイ・コンプレックス』 グラフィック社 2014年6月6日
- 『僕の妹は、写真家になりたい。』 雷鳥社 2014年7月
- 『思春期ごっこ -未来穂香×青山美郷-』[注釈 5] ワニブックス 2014年7月25日
- 『台湾可愛 Taiwan Kawaii School Girl』美術出版社 2014年12月10日
- 『松村香織 ファースト写真集 『無修正』』 白夜書房 2015年9月29日
- 『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい写真集』 一迅社 2017年9月29日
- 『少女礼讃 I 』ユカイハンズパブリッシング 2019年3月30日
2021年発売
編集- 「アマチュアが最短距離で写真を仕事にする方法を教えてください!」(5月31日、玄光社)
- 和田あずさ写真集「透明な青色」(6月26日、アイドルヴィレッジ)
- 「少女礼讃{Naked}Ⅲ」(6月5日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「スク水 sukumizu Reiwa」(8月12日、一迅社)
- 「SCHOOLGIRL COMPLEX A to Z」(9月26日、青幻舎)
- 「少女礼讃{Puberty}」(10月30日、ユカイハンズパブリッシング)
2022年発売
編集- 「Mr.Portrait -YUKI AOYAMA Portfolio 2005-2022-」(4月29日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「あっかんべー」(4月25日、玄光社)
- 「少女礼讃{Naked}特装版」(4月29日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「制服女子の撮り方バイブル」(6月29日、玄光社)
- 「青春憧憬」(9月30日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「少女礼讃. period 2018-2021」(10月12日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「青山裕企の写真思春紀」(10月6日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「続 青山裕企は、青二才。」(ユカイハンズパブリッシング)
- 岬なこ1st写真集「なこのとなり」(12月2日、主婦の友社)
2023年発売
編集- 来栖うさこ写真集「オトナのスク水&競泳水着」(3月31日、玄光社)
- 「少女礼讃 Ⅳ」(4月29日、ユカイハンズパブリッシング)
- 小湊よつ葉2nd写真集「花笑み」(5月12日、講談社)
- 「青春と蜂蜜」-青春憧憬 スピンオフ写真集-(9月1日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「ギンガムチェックとショートヘア」-髪は短し 恋せよ乙女 スピンオフ写真集-(9月9日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「ソラリーマンズ」(9月23日、ユカイハンズパブリッシング)
- 前田美里写真集「記憶の雫」(9月29日、講談社)
- 須田亜香里フォトエッセイ「がんこ」(11月1日、扶桑社)
- 「少女礼讃 everything.」(12月3日、ユカイハンズパブリッシング)
- 「少女礼讃{Naked}Ⅳ」(12月5日、ユカイハンズパブリッシング)
2024年発売
編集著書
編集CDジャケット
編集電子書籍
編集- 『青山裕企×成瀬心美 1st OLここみん。』 Kindle版
- 『青山裕企×成瀬心美 2nd LOVEゼミ。』 Kindle版
- 『青山裕企×成瀬心美 3rd これぞかわいすぎる店員。』 Kindle版
ミュージック・ビデオ
編集- さよならポニーテール『無気力スイッチ』
映像化作品
編集- スクールガール・コンプレックス〜放送部篇〜 (2013年) 監督:小沼雄一
※青山の作品『スクールガール・コンプレックス』シリーズを原案としている。
映画監督作品
編集- 最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。 (2014年) ※自身初の監督作品。
雑誌・Web連載
編集脚注
編集注釈
編集- ^ Webサイト「美女暦」とのコラボレーション企画として制作。同サイトの一般人モデル19人が参加。
- ^ a b 青山がグラビア雑誌『Chu→Boh』にて連載していたコーナーを書籍化した作品。同雑誌にカバーガールとして出ているジュニアアイドルがモデルとなっている。
- ^ ファッションモデルの佐野ひなこ、岩田宙らが参加。
- ^ a b 映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』の主演女優2人がモデルとなっている。
- ^ 映画『思春期ごっこ』の主演女優2人がモデルとなっている。
- ^ SKE48のメンバーの体のパーツだけを写した写真から、それが誰であるかを読者に当てさせる企画。Google+と連動。
- ^ 記事サイト『cakes』にて連載。フリーペーパー『美少女図鑑』とのコラボレーション企画。
出典
編集- ^ “青山裕企、写真展「少女礼讃」で新たな一面 トークイベントも開催”. KAI-YOU.net | POP is Here .. 2020年5月20日閲覧。