金屑川

福岡市を流れる室見川水系の川

金屑川(かなくずかわ)は、福岡県福岡市を流れて、室見川に合流して、博多湾へ注ぐ二級河川

金屑川
福岡市早良区の小田部橋から撮影された金屑川
水系 室見川
種別 二級河川
延長 9.555 km
水源 福岡県
河口・合流先 博多湾福岡県福岡市西区/早良区
流域 福岡市
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名前の由来

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旧称は屑川(くずかわ)である。室見川と並行して福岡市内に入り、津屋敷、有田を通り、油山川(旧稲塚川)[1]に合流し、さらに室見川に合流して、博多湾に注ぐ室見川水系の川である。かつては潮井川と呼ばれていた[2]

沿革

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福岡市飛石町ポンプ場(室見一丁目16-19)
  • 1970年昭和46年) - 樋井川、金屑川他4河川で都市小河川改修事業(現・都市基盤河川改修事業)に着手。近年はワークショップ「金屑川水辺の楽校プロジェクト」も開催されている[3]
  • 1973年(昭和48年)4月 - 福岡市飛石町ポンプ場(室見一丁目16-19[注釈 1])の運転開始[注釈 2]

鯰神

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福岡市地下鉄七隈線賀茂駅のそば、川が二又に別れた先に賀茂橋と賀茂神社がある。1732年享保17年)から1733年(享保18年)に西日本一帯で発生した享保の大飢饉の際、氏子が災いの鎮まるよう神に祈ると夢枕に鯰が現れて「鯰を殺すな、金屑川をきれいにせよ」とお告げがあり、その通りにするとやがて飢饉が収まったという。 毎年9月15日の夜には、賀茂神社で菜種油を入れた小皿を並べて千の灯をともし、無病息災を祈る「賀茂神社の千灯明」が行われる[5][6]

主な橋

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河口から、百道橋(人道橋、水道管橋)、飛石橋(とびいしばし)、庄橋、涼橋(すずみばし)、金門橋、潮見橋、徳摩橋、桜花橋、大原橋(おおはらばし、金屑川ライブカメラ設置[注釈 3])、岸添橋(きしぞえばし)、小田部橋、有田新橋、賀茂中橋、賀茂橋(ここで分岐し、はなたて用水路へ)、池ノ坪橋、大町橋、田隈へ至る。

脚注

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注釈

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  1. ^ 地図:北緯33度34分56.4秒 東経130度20分34.9秒 / 北緯33.582333度 東経130.343028度 / 33.582333; 130.343028
  2. ^ 目的:雨水排除用、雨水放流先:金屑川[4]
  3. ^ ライブカメラのサイトは次の通り:福岡市市民局防災・危機管理部防災推進課. “福岡市防災気象情報”. 2022年8月17日閲覧。→河川水位→室見川および周辺河川→大原橋(早良区原団地)→河川水位:大原橋(金屑川)

出典

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  1. ^ 福岡市早良区西油山付近を水源とする川。
  2. ^ 『福岡県の地名 日本歴史地名大系41』、629頁。
  3. ^ 金屑川水辺の楽校プロジェクト”. 福岡市. 2016年8月17日閲覧。
  4. ^ 福岡市道路下水道局計画部下水道企画課. “下水道事業の概要”. 2022年5月29日閲覧。→3 下水道の現状と推移(33ページ)
  5. ^ 賀茂神社の千灯明”. 福岡市. 2016年8月17日閲覧。
  6. ^ 賀茂駅周辺施設”. 福岡市交通局. 2016年8月17日閲覧。

外部リンク

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