郷土玩具

古来日本各地で作られてきた玩具

郷土玩具(きょうどがんぐ)は、古来日本各地で作られてきた玩具。地域の伝統工芸品でもある。地域の産物を用い、信仰に結びついた物や地域の動物などをモデルにした物が多い。

清水晴風著書、玩具図録『うなゐの友』の図

定義

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稲垣武雄は、行事や祭礼で授与、販売される玩具であり、観賞に耐えうるもので、方尺を逸しない大きさのものを郷土玩具と定義した。山田徳兵衛は、地方で考案、生産された、その地方の特色を持つ玩具を郷土玩具と定義した。梅田之は、古くから作られてきた伝統的な玩具と、新たに作られた玩具があり、後者は創生玩具と呼ばれることもある。しかし、基本的に郷土玩具と呼ばれるものは、古い伝統を持つことを条件とされることが多いと指摘する。[要出典]

 
こけし
 
弾き猿
 
お鷹ポッポ(山形県)
 
あけび鳩車(長野県)
 
佐世保独楽(長崎県)
 
三番叟人形
 
三春駒」(福島県)
 
加賀八幡起き上がり(石川県)
 
「だんじり(鯨の潮吹き)」(長崎県)
 
犬張り子(東京)
 
「米食い鼠」(石川県)
 
「作州牛」(岡山県)

主な郷土玩具

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記念日

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一般社団法人日本記念日協会から認定を受けた郷土玩具記念日がある。

参考文献

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  • 『郷土玩具辞典』 斎藤良輔 (東京堂出版 1997年 ISBN 978-4490104783
  • 『郷土玩具の新解釈 無意識の“郷愁”はなぜ生まれたか』 加藤幸治・著、社会評論社刊(2011年12月)、ISBN 978-4-7845-1508-0 C0030
  • 『達磨からだるま ものしり大辞典』中村浩訳・著、社会評論社刊(2011年7月)、ISBN 978-4-7845-1903-3 C0076
  • 『おもちゃ博士・清水晴風 〜郷土玩具の美を発見した男の生涯』林直輝、近松義昭、中村浩訳・共著、社会評論社刊(2010年6月)、ISBN 978-4-7845-0949-2 C0030
  • 『和のおもちゃ絵・川崎巨泉』森田俊雄・著、社会評論社刊(2010年5月)、ISBN 978-4-7845-0948-5 C0030
  • 『浮世絵のなかの江戸玩具 消えたみみずく、だるまが笑う』藤岡摩里子・著、社会評論社刊(2008年2月)、ISBN 978-4-7845-0936-2 C0071

関連項目

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外部リンク

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