越中島駅
越中島駅(えっちゅうじまえき)は、東京都江東区越中島二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線の駅である。駅番号はJE 03。
越中島駅[* 1] | |
---|---|
1番出入口(2020年10月) | |
えっちゅうじま Etchūjima | |
◄JE 02 八丁堀 (1.6 km) | |
所在地 | 東京都江東区越中島二丁目2-14 |
駅番号 | JE03 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■京葉線 (■武蔵野線直通含む) |
キロ程 | 2.8 km(東京起点) |
電報略号 | エマ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
5,221人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1990年(平成2年)3月10日[1] |
備考 | |
京葉線の列車のほか、西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属している。また、京葉線において、起点の東京駅から起算し、他路線との乗り換えのない最初の単独駅でもある。
歴史
編集貨物線の駅として既に越中島駅が存在したため、建設当初は「西越中島」の名称で開業する予定だったが、地元からの要望により貨物線の駅を越中島貨物駅に改称し、当駅が越中島駅として開業した[4]。当駅の地上出入口が狭い形状となったのは、当時の東京商船大学(現在の東京海洋大学越中島キャンパス)の名称を駅名に取り入れなかったため、大学側の協力が得られなかったことによる。なお、商船大時代はホームの駅名標に「東京商船大学前」の副駅名が表記されていたが、海洋大に改称後は上からテープで消され、のちに表記のないものに交換されている。
2007年になり東京海洋大学が敷地を売却することによりエレベーター(4番出口)が設置された。なお江東区では同年度予算で助成金として1億円を計上した。
年表
編集駅構造
編集JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している東京営業統括センター(東京駅)管理の業務委託駅[2]。お客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の時間帯はインターホンによる案内となる[3][4]。島式ホーム1面2線を有する地下駅である。
自動券売機、多機能券売機[3]、指定席券売機[3]、自動改札機、自動精算機が設置されている。当駅の管轄は首都圏本部であるが、次の潮見駅との間に千葉支社との管轄境界がある。
4か所の地上出入口から地下に降りた階が改札階となっているが、改札階に下りてから1か所ある改札口までの通路は軌道方向に長い。ホーム階は改札階のさらに下の階にある。
発車メロディは両番線共に東洋メディアリンクス製の「Verde Rayo V2」が使用されている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 京葉線 | 下り | 舞浜・海浜幕張・蘇我方面 |
武蔵野線 | - | 舞浜・西船橋・新松戸方面 | |
2 | 京葉線 | 上り | 東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
改札口(2023年4月)
-
ホーム(2023年4月)
利用状況
編集2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は5,221人であり[JR 1]、東京23区のJR駅の中においても最も利用客数が少ない。また京葉線全駅の中では二俣新町駅に次いで利用者数が少ない。駅の真上に東京海洋大学海洋工学部越中島キャンパス(旧・東京商船大学)があり、当駅を利用する学生が一定数を占めている。2010年(平成22年)ごろより、駅周辺の人口増加に伴い利用者数も増加傾向にある[6]。
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)2,556 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)2,926 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)3,079 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)3,214 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)3,241 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)3,279 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)3,296 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)3,318 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 3,386 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 3,563 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 2]3,650 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 3]3,537 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 4]3,571 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 5]3,728 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 6]3,780 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 7]3,879 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 8]4,060 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 9]3,981 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 10]3,930 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 11]3,874 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 12]4,011 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 13]4,137 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 14]4,230 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 15]4,569 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 16]4,725 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 17]5,028 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 18]5,229 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 19]5,502 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 20]5,735 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 21]5,910 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]4,126 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]4,404 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]4,807 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]5,221 |
駅周辺
編集- 東京海洋大学越中島キャンパス(海洋工学部)
- 芝浦工業大学豊洲キャンパス(徒歩15分)
- 東京都立第三商業高等学校
- 江東区立深川第三中学校
- 江東区立越中島小学校
- 江東牡丹一郵便局
- 日立システムズフィールドサービス本社
- 清水建設技術研究所
- 東京スポーツ新聞本社
- スポーツニッポン新聞東京本社
- 東日印刷
- 越中島プール
- 月島駅(東京メトロ有楽町線・都営地下鉄大江戸線)
- 門前仲町駅(東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線)
- 当駅付近で都営地下鉄大江戸線と交差するが、大江戸線に駅は設けられていない。
周辺の交通
編集バス路線
編集東京海洋大学越中島校舎前バス停(3番出口付近)
越中島バス停(1番出口付近)
遊覧船
編集隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集出典
編集- ^ a b “会社は近く、乗り換え遠く 京葉線”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 18 夕刊. (1990年3月10日)
- ^ a b c “「平成29年度営業関係施策(その3)について」提案を受ける”. 東日本ユニオン東京地本. 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月15日閲覧。
- ^ a b c d “駅の情報(越中島駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2023年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月13日閲覧。
- ^ a b “東京23区のJR最閑散駅「越中島」には何があるのか? 東京から2駅だが駅員不在の時間も”. 乗りものニュース. (2019年12月27日). オリジナルの2020年1月19日時点におけるアーカイブ。 2020年8月15日閲覧。
- ^ 『2013年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道千葉支社、2012年12月21日。オリジナルの2016年4月23日時点におけるアーカイブ 。2020年4月17日閲覧。
- ^ “尾久と越中島、都会「秘境駅」人気上昇の必然 不動産業者が熱視線、その判断材料は何か”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2018年9月29日). 2019年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月15日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
編集- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
- ^ 越中島発着場(各発着場のご案内) - 東京水辺ライン(東京都公園協会、2022年7月27日閲覧)
利用状況
編集- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(越中島駅):JR東日本