草思社
日本の出版社
株式会社草思社(そうししゃ)は、日本の出版社。
草思社 | |
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正式名称 | 株式会社草思社 |
英文名称 | Soshisha Publishing Co.,Ltd. |
法人番号 | 7013301026870 |
代表者 | 代表取締役社長 久保田創 |
本社郵便番号 | 160-0022 |
本社所在地 |
東京都新宿区新宿1-10-1 文芸社ビル7階 |
資本金 | 3,600万円(720株) |
従業員数 | 36人(2003年) |
主要株主 |
文芸社 (100%、2008年7月末時点) |
関係する人物 |
加瀬昌男、川島令三、 徳大寺有恒、一色真理、 寮美千子 |
外部リンク | soshisha.com |
特記事項 |
2008年1月9日、 民事再生法の適用を申請。 2008年6月11日、 再生計画を認可。 2008年7月30日、 文芸社の完全子会社となる。 |
概要
編集主として一般向けの人文・社会科学系統の本を出版する。谷川俊太郎訳・堀内誠一画の『マザー・グースのうた』[1]や川島令三の『全国鉄道事情大研究』シリーズ、徳大寺有恒の『間違いだらけのクルマ選び[2]』シリーズの刊行で知られる[3]。
2008年1月9日に民事再生法の適用を申請[3]。負債額は約22億5000万円[3]。162万部のミリオンセラーを記録した『声に出して読みたい』以降、50万部を超える書籍が出版できなかったことや、単行本だけを刊行していたことが影響しているという[3]。その後も営業は継続し、2月には再建計画を提出、同年7月30日より文芸社の完全子会社として再発足した[4]。
沿革
編集- 1968年 - 加瀬昌男によって設立される[3][5][6]。
- 1975年 - 谷川俊太郎訳・堀内誠一画『マザー・グースのうた』第1集 - 第3集を刊行。翌1976年刊行の第4集・第5集も併せて100万部を超えるベストセラーとなる[1]。
- 1976年 - 徳大寺有恒著『間違いだらけのクルマ選び』を刊行。続編も併せて100万部を超えるベストセラーとなる[要出典]。
- 2002年4月1日 - 創業者である加瀬が社長職を退き会長に就任。専務取締役の木谷東男が代表取締役社長に就任。
- 2006年1月 - 年2回刊行されていた徳大寺有恒著『間違いだらけのクルマ選び』が終了。同『最終版』を出版。
- 2007年12月 - 本社を移転し、Webマガジン「Web草思」の運営を停止[3]。
- 2008年1月9日 - 東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請[3]。
- 2008年6月10日 - 再生計画が認可される[7]。
- 2008年7月30日 - 再建策として文芸社全額出資となり、同社の完全子会社となる[4]。社長には文芸社取締役販売部長の古内敏章が就任した[4]。
- 2008年11月17日 - 豊島区巣鴨に本社を移転。
- 2011年3月10日 - 新宿区新宿に本社を移転。
主な出版物
編集自社のPR雑誌『草思』を刊行している。
『マザー・グースのうた』、『間違いだらけのクルマ選び』以外のベストセラーとして、ポール・ケネディ『大国の興亡』、クリフォード・ストール『カッコウはコンピュータに卵を産む』、齋藤孝『声に出して読みたい日本語』、金完燮『親日派のための弁明』、川島令三『全国鉄道事情大研究』シリーズ、横田早紀江『めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる』『めぐみへ 横田早紀江、母の言葉』などがある[3]。
脚注
編集- ^ a b “マザー・グースのうた☆(全五集セット)☆”. 本の総合カタログ 出版書誌データベース. 一般社団法人 日本出版インフラセンター. 2024年11月29日閲覧。
- ^ “間違いだらけのクルマ選び”. 株式会社 草思社 (2024年7月6日). 2024年7月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “出版業界もはや危険水域 草思社だけでない「倒産予備軍」”. J-CAST ニュース (2008年1月10日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ a b c “草思社、新社長に文芸社・古内取締役 加瀬会長、木谷社長は顧問”. 文化通信デジタル (2008年7月30日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ “草思社”. 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS. 2022年2月21日閲覧。
- ^ “【名古屋本店】草思社創立50周年記念フェア ポイント3倍! | 三省堂書店”. 株式会社 三省堂書店. 2022年2月21日閲覧。
- ^ 官報第4828号24頁(平成20年5月15日)、および、官報第4855号22頁(平成20年6月23日)