紫金山
南京の景勝地
紫金山(しきんさん)は、中華人民共和国江蘇省南京市玄武区に位置する標高448メートルの山。旧名は鍾山、蔣山(しょうざん)。
紫金山 | |
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紫金山 | |
各種表記 | |
繁体字: | 紫金山 |
簡体字: | 紫金山 |
拼音: | Zĭjīnshān |
中華人民共和国国家級風景名勝区(1982年認定)[1]、中国の5A級観光地(2007年認定)[2]。中山陵、明孝陵、霊谷寺、美齢宮、航空烈士公墓などの観光地が位置する。紫金山には全長2350メートルの観光リフトが設置され、リフトからは明孝陵、中山陵、霊谷寺を見ることができる。徒歩で山頂に向かう場合は紫金山東西の麓を起点とする山道を利用する。山頂は山頂公園として整備されており、山頂からは南京市内が一望できる。
なお、麓の駅と山頂駅との間にある紫金山天文台駅からは、多くの彗星や小惑星を発見したことで有名な紫金山天文台に向かうことができる。この天文台が発見した小惑星(3494) Purple Mountainは紫金山にちなんで命名された[3]。また、紫金山・アトラス彗星が2024年に発見された。
脚注
編集- ^ 中華人民共和国国務院 (1982年11月8日). “国务院批转城乡建设环境保护部等部门关于审定第一批国家重点风景名胜区的请示的通知” (中国語). 北京法院法規検索. 2023年2月4日閲覧。
- ^ “南京市钟山风景名胜区-中山陵园风景区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月2日閲覧。
- ^ “(3494) Purple Mountain = 1962 WV1 = 1969 UD = 1972 OA = 1980 XW”. MPC. 2021年9月12日閲覧。