稲田 直治(いなだ なおじ、1942年7月14日 - )は、日本実業家。元あおみ建設社長。長崎県出身。

経歴・人物

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1942年長崎県生まれ[1]1967年京都大学工学部土木工学科卒業後、同年国土総合開発入社[1]。1977年国土総合建設に入社し、取締役九州支店長、常務取締役技術本部長などを経て、2002年6月同社代表取締役社長に就任した[1]2008年4月、国土総合建設と佐伯建設工業の合併によって誕生した佐伯国総建設(同年7月あおみ建設」に社名変更)の社長に就任[2]。佐伯建設工業の大谷昭義社長が会長に就いた[2]。収益基盤の安定化を目的として組織再編や人員削減などを進めたが、景気の冷え込みを受けて業績が悪化し、2009年2月会社更生法の適用を申請[3]、同年3月に社長を辞任した[4]。辞任は健康上の理由によるものであったという[4]

略歴

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脚注

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  1. ^ a b c 稲田直治 佐伯国総建設”. 企業家人物辞典. 2016年6月22日閲覧。
  2. ^ a b “新社長に稲田直治氏 佐伯国総建設”. 朝日新聞(2007年11月16日).
  3. ^ 合併ゼネコン受難/破たん連鎖止まらず/市場変化に経営改革追いつかず”. 日刊建設工業新聞(2009年2月23日). 2016年6月22日閲覧。
  4. ^ a b 代表取締役および執行役員の異動に関するお知らせ”. あおみ建設(2009年2月9日). 2016年6月22日閲覧。