福知山成美高等学校
京都府福知山市にある高等学校
福知山成美高等学校(ふくちやませいびこうとうがっこう)は、京都府福知山市堀水内に所在する私立高等学校である。「福知山成美」や「成美高校」とも呼ばれる。
福知山成美高等学校 | |
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北緯35度17分04秒 東経135度08分02秒 / 北緯35.28447度 東経135.13378度座標: 北緯35度17分04秒 東経135度08分02秒 / 北緯35.28447度 東経135.13378度 | |
過去の名称 | 福知山商業高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人成美学園 |
併合学校 | 福知山女子高等学校 |
設立年月日 | 1871年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 商業科 |
学校コード | D126310000264 |
高校コード | 26530G |
所在地 | 〒620-0876 |
京都府福知山市堀水内3471-1 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集京都府に位置しているが、隣接する兵庫県から通学する生徒も多いほか、寮もあるために遠方からの進学者も多い。野球やサッカーなど、全国大会に進出する部活動もある。
長らく男子校であったが生徒減少により2000年(平成12年)に一部共学とし、2010年(平成22年)に完全共学となった。併設校であった成美大学は2016年に福知山公立大学に移行し、併設校ではなくなった。成美大学短期大学部は募集停止により運営終了となった。
教育理念
編集- 真 - 真理を究めるために、一生懸命勉強すること
- 善 - 正義と平和を推し進める力を養うこと
- 美 - 心身・環境・生活の美化整頓につとめること
校歌
編集校風
編集前身が男子校であり、現在でも男子のほうが女子よりも多い。後述の野球部のように、部活動が盛んである。毎年の伝統(恒例)として、体育祭では体力・精神力(特に協調性)などを身につけるため、男子1・2年生による「エッサッサ」体操が行われていた(2010年度以降は行われていない)。
修学旅行の行き先はハワイであったが、2011年度よりクラスごとの選択制となった後にそれを止め、グアムとなった。なお、2017年12月は北朝鮮からのミサイル発射予告の影響で生徒の安全確保を第一に考え、同年9月に台湾に変更された。
学科
編集普通科と商業科があり、普通科は複数のコース・クラスが設置されている。2017年卒業生の進学率は約75%(大学進学率は約48%)だった[1]。
- 普通科
- アカデミーコース
- 国際コース
- 進学コース
- 普通コース
- 商業科
- 情報コース
- アカデミーコース
- 難関大学進学を目指すクラス。通常授業の他にも放課後補習、土曜補習を実施している。
- 2022年合格実績は大阪大学、東京工業大学、国立大学医学部など京都府北部で有数の実績を誇る。
- 過去には、東京大学をはじめとする難関大学への合格実績が多数ある。
- 国際コース
- 英語を重視するカリキュラムが組まれる文系である。6か月または1年の海外留学をする人がいる。また、毎年海外からの留学生の受け入れもある。
- 進学コース
- 勉強と部活動の両立で大学や専門学校への進学を目指す。進学コース以下しか指定校推薦を使うことができない(進学コースを含む)。そのため、毎年一定数上位コースから下位コースへ下がる生徒がいる。
- 普通コース
- 基礎的な学習能力を身につけつつ、部活動やさまざまな活動にチャレンジするコース。
- 情報コース
- このコースのみ商業科(他のコースは普通科)。商業の勉強が多い。また、経営の専門を目指す。マーケティングや簿記など特徴のある授業が多い。資格の取得にチャレンジする。
沿革
編集- 1871年 - 前身となる私塾『愛花草舎』が創立
- 1948年 - 学制改革により、福知山商業高等学校が成立する。この時点では男女共学。
- 1956年 - 普通科を増設。
- 1957年 - 法律の改正により、財団法人福知山成美会を学校法人成美学苑に改称。女子生徒を福知山女子高等学校に移籍し男子校に。
- 1996年 - 学科再編。
- 1999年 - 第81回全国高等学校野球選手権大会初出場
- 2000年 - 一部学科で男女共学化、福知山成美高校に校名変更。
- 2006年 - 第88回全国高等学校野球選手権大会7年ぶり2回目出場(ベスト8)、第85回全国高等学校サッカー選手権大会初出場
- 2007年 - コース改編
- 2008年 - 第90回全国高等学校野球選手権記念大会2年ぶり3回目出場
- 2009年 - 第81回選抜高等学校野球大会初出場、女子硬式野球部創部
- 2011年 - 福知山女子高校を統合。コース改編。
- 2013年 - 第95回全国高等学校野球選手権大会5年ぶり4回目出場
- 2014年 - 第86回選抜高等学校野球大会5年ぶり2回目出場(ベスト8)
- 2019年 - 第91回選抜高等学校野球大会5年ぶり3回目出場
部活動
編集男子硬式野球部
編集- 福知山商業高校時代の1999年夏(第81回)に春夏通じて初出場。1回戦の盛岡中央戦で6-2で甲子園初勝利を挙げた。2回戦では柏陵と対戦し1-3で敗退した。
- 2006年夏(第88回)に7年ぶり2回目の夏の出場を果たした。1回戦の愛工大名電戦で6-4、2回戦の静岡商戦で4-0、3回戦の熊本工戦で6-3と勝ち進みベスト8へ進出。準々決勝の鹿児島工戦で2-3(延長10回)で敗北したものの、府内の京都市以外の高校としては初めての準々決勝への進出であった。
- 2008年は春の近畿大会で優勝。夏は第90回に2年ぶり3回目の出場を果たしたが、初戦の2回戦で常葉菊川に1-2で敗退した。
- 2009年春、第81回選抜高等学校野球大会に初出場。1回戦の国士舘戦で5-2(延長15回)で勝利。2回戦でその大会の優勝校である清峰に0-1で敗退した。
- 2013年夏、第95回全国高等学校野球選手権大会に5年ぶり4回目の夏の出場を果たしたが、1回戦の沖縄尚学戦で7-8で敗退した。
- 2014年春、第86回選抜高等学校野球大会に5年ぶり2回目の出場を果たした。1回戦の山梨学院戦で6-2、2回戦の神村学園戦で12-0と勝ち進みベスト8進出を果たした。準々決勝では履正社と対戦し2-6で敗退し、春夏通じて初のベスト4進出はならなかった。
- 2019年春、第91回選抜高等学校野球大会に5年ぶり3回目の出場を果たしたが、1回戦の筑陽学園戦で2-3で敗退した。
女子硬式野球部
編集- 2009年に全国6校目となる女子硬式野球部が創部された。監督は元日本代表主将の長野恵利子。
- 2011年に開催されたプロチームも参加する第1回女子野球ジャパンカップで準優勝。
- 2012年に開催された第13回全国高等学校女子硬式野球選抜大会で準優勝。第5回JABA子規記念杯で優勝[2]。
- 2014年に開催された第18回全国高等学校女子硬式野球選手権大会で初優勝。
男子サッカー部
編集- 2006年には全国高等学校サッカー選手権大会(冬の国立)初出場を果たした[3]。
- 2011年に初のインターハイ出場を決める[3]。
女子ビーチバレーボール部
編集- バレーボール部は全国的にも珍しいビーチバレーコートを学校内に設けている。ビーチバレーの全国大会で優勝経験がある[4]。
アクセス
編集著名な出身者
編集プロ野球
編集- 大原秉秀 - 元プロ野球選手(東京ヤクルトスワローズ)
- 桑原将志 - プロ野球選手(横浜DeNAベイスターズ)
- 島本浩也 - プロ野球選手(阪神タイガース)
- 柳田殖生 - 元プロ野球選手(横浜DeNAベイスターズ)
- 矢野広将 - プロ野球選手(富山GRNサンダーバーズ)
- 横山徹也 - 元プロ野球選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
女子野球
編集- 金山亜莉紗 - 元女子プロ野球選手(京都フローラ)
- 古谷恵菜 - 女子プロ野球選手(京都フローラ)
- 大串桃香 - 元女子プロ野球選手(京都フローラ)
- 黒長桃可 - 女子プロ野球選手(レイア)
- 森若菜 - 女子プロ野球選手
- 白石美優 - 女子プロ野球選手(愛知ディオーネ)
- 田中亜里沙 - 女子プロ野球選手(京都フローラ)
サッカー
編集お笑い芸人
編集- ぶっちゃあ - お笑い芸人(ブッチャーブラザーズ)
- 千原せいじ - お笑い芸人 (千原兄弟)
その他
編集脚注
編集- ^ “進路:3人が医学科に合格 福知山成美”. 両丹日日新聞 (2007年4月3日). 2017年6月4日閲覧。
- ^ 福知山成美高女子野球部が西日本大会で初優勝:両丹日日新聞2012年5月18日
- ^ a b 福知山成美高サッカー部がインターハイに初出場 - 両丹日日新聞(2011年6月15日付)2016年5月12日閲覧。
- ^ バレーボール部 - 福知山成美高等学校