福島県県民の歌

日本の福島県が1967年に制定した県民歌

福島県 県民の歌」(ふくしまけん けんみんのうた)は日本都道府県の一つ、福島県が制定している県民歌である。作詞・吉田武、作曲・星和男

福島県 県民の歌

県民歌の対象
福島県

作詞 吉田武
作曲 星和男
採用時期 1967年2月11日
言語 日本語
テンプレートを表示

解説

編集
福島県 県民の歌」
立川澄人クール・アベイユシングル
A面 福島県 県民の歌
B面 行進曲「福島県民の歌」
リリース
規格 ソノシート
ジャンル 都道府県民歌
レーベル ビクターレコード(FY-5724)
作詞・作曲 作詞:吉田武、作曲:星和男、編曲:遊佐直司(行進曲)
テンプレートを表示

「県民の歌」制定を望む県内の意見に呼応する形で歌詞と曲の一般公募を実施。1572通の応募があり1966年10月15日に作曲家の古関裕而などによる第1回審査会が行われ、10月29日に当時の福島県知事である木村守江や、当時の県教育長など40人による最終審査の結果、吉田武の歌詞が入選。吉田は入選した際のインタビューで「豊かな県土をイメージしたが、表現には苦労した」と述べている[1]。その後、作曲も募集が行われ、727通の応募の結果星和男の曲が入選[2]1967年に制定された[3]3月25日には、福島市公会堂で歌手の立川澄人を招いて発表会が行われた[4][5]。同時に遊佐直司が編曲した行進曲バージョンの「福島県民の歌」(ふくしまけんみんのうた)も発表されている[6]

歌詞の内容は1番で県花のシャクナゲ、2番で県木のケヤキ、3番で県鳥のキビタキ県のシンボルを取り入れ[4]、県勢の伸長と健康で住みよい郷土づくりにかける理想を歌い上げるものとなっている[6]。主に県の行事やテレビコマーシャルで使用されていたが[3]2011年平成23年)3月11日東日本大震災および福島第一原子力発電所事故の発生以降は復興を祈願して開催されるイベントで演奏されることが多くなっており[7]、県外においても認知度が上昇しつつある。

参考文献

編集
  • 国民文化協会『事典 シンボルと公式制度 日本篇』(国際図書、1968年NCID BN09461711
  • 中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌』(東京堂出版2012年ISBN 978-4-490-20803-0

出典

編集
  1. ^ 『福島民報』1966年10月30日付朝刊、7面。
  2. ^ 『福島民報』1967年2月11日付朝刊、7面。
  3. ^ a b 中山(2012), p83
  4. ^ a b “民友ニュース(県民ニュース) No.161(2/2)”. 福島民友新聞社. http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db/mov/20037.161/20037.161.00002.html 2013年10月24日閲覧。 
  5. ^ 『福島民報』1967年3月26日付朝刊、7面。
  6. ^ a b 国民文化協会(1968), p146
  7. ^ 政府原子力被災者生活支援チーム『ふれあいニュースレター』第20号2012年10月号)

外部リンク

編集