福井芳男
福井 芳男(ふくい よしお、1927年9月1日 - 2014年10月21日 )は、日本のフランス文学者、フランス語教師。東京大学教養学部教授を経て、東京大学名誉教授。
来歴
編集東京生まれ。1952年、東京大学文学部仏文科卒、同年、特別研究生。1953年より1年間、パリ大学に留学。1960年、CNRS研修生。国際基督教大学助教授。1962年、中央大学助教授。1964年、パリ大学文学博士、1965年、「17世紀フランス詩の洗練」で辰野隆賞受賞、フランス教育功労章オフィシエ受章。1969年、中央大学教授、1971年、東京大学教養学部教授。1986年、放送教育開発センター教授、1988年、東京大学を定年退官し名誉教授、1989年、放送教育開発センター研究開発部長、1991年、同定年退職し、放送大学客員教授、のち、帝京平成大学教授。
人物
編集博士論文
編集- Raffinement précieux dans la poésie française du XVIIe siècle - Paris : A.G. Nizet , 1964
教科書以外の翻訳
編集- ガブリエル・マルセル『技術時代における聖なるもの』春秋社, 1966
- G.ムーナン『ソシュール―構造主義の原点』大修館書店, 1971
- G.ムーナン『言語学とは何か』伊藤晃, 丸山圭三郎共訳 大修館書店, 1970
- G.ムーナン『記号学入門』伊藤晃,丸山圭三郎共訳 大修館書店, 1973
- G.ムーナン『意味論とは何か』伊藤晃, 丸山圭三郎共訳 大修館書店, 1975
- ミカエル・リファテール『文体論序説』朝日出版社, 1978