白石駅 (宮城県)
宮城県白石市沢目にある東日本旅客鉄道の駅
白石駅(しろいしえき)は、宮城県白石市沢目[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である[2]。
白石駅 | |
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駅舎(2018年9月) | |
しろいし Shiroishi | |
◄越河 (8.2 km) (4.2 km) 東白石► | |
所在地 | 宮城県白石市沢目[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■東北本線 |
キロ程 | 306.8 km(東京起点) |
電報略号 | シロ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
2,594人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1887年(明治20年)12月15日[1] |
備考 |
歴史
編集- 1887年(明治20年)12月15日:開業[4]。
- 1890年(明治23年)
- 1935年(昭和10年)10月15日:省営自動車白中線(白石駅 - 常磐線中村駅 - 原釜間)の運輸営業を開始[7][8]。
- 1959年(昭和34年)5月19日:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造平屋建て駅舎に改築[注 1][新聞 1]。改築費2426万円全額分の利用債を白石市が引き受けた[新聞 1]。
- 1970年(昭和45年)10月25日:函館本線白石駅と姉妹駅提携。
- 1974年(昭和49年)4月1日:みどりの窓口の営業を開始[10][新聞 2]。
- 1984年(昭和59年)1月15日:貨物の取り扱いを廃止[4]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の扱いを廃止[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[4]。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2003年(平成15年)10月26日:仙台方面でICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1]。
- 2008年(平成20年)9月:1番線ホームに残されていた開業当時からの油庫を鉄道関連グッズのギャラリー「れんがの油庫」として公開し[新聞 3]、国鉄時代の駅名標や時刻表が展示されている。
- 2009年(平成21年)3月14日:福島方面でICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 2]。
- 2020年(令和2年)4月1日:業務委託化[11]され、白石蔵王駅管理下となる。
- 2024年(令和6年)10月1日:えきねっとQチケのサービスを開始[1][報道 3]。
駅構造
編集単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅である。開業当時から南側に留置線と待避線がある[12]。
JR東日本東北総合サービスが駅業務を受託する業務委託駅[3](白石蔵王駅管理)で、みどりの窓口、自動改札機(Suica、えきねっとQチケ対応)、自動券売機が設置されている。また、駅構内にはNewDaysがある[13]。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 - 3 | ■東北本線 | 下り | 岩沼・仙台・利府方面[13] | 2・3番線は当駅始発 |
2・3 | 上り | 福島・郡山方面[13] | 2番線は当駅始発 |
-
改札口(2022年5月)
-
1番線ホーム(2022年5月)
-
2・3番線ホーム(2022年5月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は2,594人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
---|---|---|---|---|
年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 3,590 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 3,516 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 3,324 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 3,340 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 3,317 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 3,240 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 3,104 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 3,063 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 3,030 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 3,009 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 2,897 | [利用客数 12] | ||
2011年(平成23年) | 2,806 | [利用客数 13] | ||
2012年(平成24年) | 465 | 2,434 | 2,900 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 487 | 2,497 | 2,985 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 479 | 2,369 | 2,849 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 494 | 2,414 | 2,908 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 474 | 2,462 | 2,936 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 474 | 2,454 | 2,928 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 466 | 2,426 | 2,892 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 452 | 2,407 | 2,860 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)258 | 2,005 | 2,264 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)291 | 2,114 | 2,405 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)368 | 2,083 | 2,452 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)404 | 2,189 | 2,594 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集バス路線
編集断りがない限り西口に停留所が設置されている。
その他
編集- 当駅は、「徳川幕府の一国一城令から免れた白石城への最寄り駅」として、東北の駅百選に選定された。
- 乗車券を購入の際は(北)白石-○○と発券され、券面に印字される。みどりの窓口でも同様に「(北)白石駅MM発行」となっている。「(北)」は東北本線の略号で、JRにあと2つある白石駅(前者は北海道にある函館本線の白石駅で、後者は熊本県にある肥薩線の白石駅)と区別するためのものである。
- 当駅から福島方面は強風をまともに受けるため、頻繁に運休する。
- 2009年(平成21年)3月13日まで、当駅が仙台エリアのSuica利用区域の南端であったが[報道 1][報道 2]、翌3月14日より矢吹駅まで利用可能となった[報道 2]。
- 開業当時から南側(上り線側)の待避線にて越河峠越えのために機関車の増・解結が頻繁に見られたが、機関車の性能向上や通過に変更などにより見られなくなった。現在は引き上げ線などを一部撤去し規模を縮小し、夜間の電車留置用に5線ほどが残されている。また北側(下り線側)にも貨物取り扱い所と白石興産の引き込み線があったが、輸送を自動車輸送に切り替え廃止され、跡地にはホテルとその駐車場が建設された。2008年(平成20年)5月現在、駅北側の郡山踏切付近は当時の面影を垣間見ることができる。
- 改札口は西側(下り線側)のみである。東側(上り線側)の跨線橋通路周辺の材木置き場であった場所を道路整備して駅前ロータリーを設置した。しかし、改札口はないため、通勤・通学時以外は閑散としている。
- 本屋は2022年(令和4年)にDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に認定されている[14]。
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d “駅の情報(白石駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月21日閲覧。
- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 13号 仙台駅・船岡駅・松島海岸駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月4日、23頁。
- ^ a b “JR東日本東北総合サービス株式会社が運営する単独受託駅一覧” (PDF). JR東日本東北総合サービス. 2024年9月21日閲覧。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、403頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 明治23年9月10日付官報(第2161号) 鉄道庁彙報
- ^ 明治23年10月21日付官報(第2194号) 鉄道庁彙報
- ^ 「鉄道省告示第461号」『官報』1935年10月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 記念スタンプ「逓信省告示第2696号」『官報』1935年10月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『仙台鉄道管理局40年史』仙台鉄道管理局、1960年、216頁
- ^ 国鉄監修『交通公社の時刻表』1974年5月号
- ^ “業務部速報(提案「白石駅 駅業務委託の拡大について」)” (PDF). JREU仙台地本業務部 (2020年3月1日). 2020年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月7日閲覧。
- ^ 小学館『国鉄全線各駅停車・2 東北530駅』(1983年11月)p.40
- ^ a b c “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(白石駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月21日閲覧。
- ^ DOCOMOMO. “白石駅本屋”. docomomo. 2022年6月8日閲覧。
報道発表資料
編集- ^ a b 『2003年10月26日(日)仙台エリアSuica(スイカ)デビュー!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2003年8月21日。オリジナルの2020年5月26日時点におけるアーカイブ 。2020年5月26日閲覧。
- ^ a b c 『Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。オリジナルの2020年5月24日時点におけるアーカイブ 。2020年5月25日閲覧。
- ^ 『Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブ 。2024年8月1日閲覧。
新聞記事
編集利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月22日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月22日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(白石駅):JR東日本