白山神社 (文京区)
東京都文京区にある神社
白山神社(はくさんじんじゃ)は、東京都文京区白山にある神社である。旧称白山権現社。この地域の「白山」という地名の由来である。
白山神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 東京都文京区白山五丁目31番26号[1] |
位置 | 北緯35度43分19.5秒 東経139度45分1.9秒 / 北緯35.722083度 東経139.750528度座標: 北緯35度43分19.5秒 東経139度45分1.9秒 / 北緯35.722083度 東経139.750528度 |
主祭神 |
菊理姫命[2] 伊弉諾命 伊弉冊命[2] |
社格等 | 准勅祭社・旧郷社[3] |
創建 | 天暦2年(948年) |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 9月21日[1] |
地図 |
祭神
編集歴史
編集天暦2年(948年)、加賀国の白山比咩神社から勧請を受けて、武蔵国豊島郡本郷元町(現在の本郷1丁目)に創建された[1]。元和年間(1615年-1624年)に将軍徳川秀忠の命で巣鴨原(現 小石川植物園内)に移ったが、明暦元年(1655年)、その地に館林藩主徳川綱吉(後の5代将軍)の屋敷が作られることになったため、現在地に遷座した。その縁で綱吉とその母桂昌院の崇敬を受け、以降、徳川将軍家から信仰された。明治初期には准勅祭社に指定された[1]。
文京あじさいまつり
編集毎年6月の中旬に、文京花の五大まつりのひとつ文京あじさいまつりが開催され、境内や隣接する白山公園[4]では、約3,000株の紫陽花を見ることが出来る。まつりの会期中は富士塚が公開され、土日を中心に歯ブラシ供養や縁日など、様々な催しが実施される。
摂末社
編集- 関東松尾神社
- 稲荷神社
- 浅間神社
交通
編集-
鳥居(2019年6月19日撮影)
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参道(2009年6月9日撮影)
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参道から本殿を見る(2019年6月19日撮影)
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本殿(2019年12月15日撮影)
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文京あじさいまつり(2009年6月9日撮影)
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同左(2009年6月9日撮影)
脚注
編集参照
編集- ^ a b c d e 東京都神社庁.
- ^ a b 江戸名所図会 1927, p. 24.
- ^ 小石川区役所 1935.
- ^ 白山公園(文京区ホームページ)
参考文献
編集- “白山神社【はくさんさま】”. 東京都神社庁. 2020年7月8日閲覧。
- 小石川区役所「第七章雜纂白山神社」『小石川區史』小石川区役所、1935年、808-810頁。
- 斎藤長秋 編「巻之四 天権之部 小石川白山権現社」『江戸名所図会』 3巻、有朋堂書店〈有朋堂文庫〉、1927年、20-21,24,26頁。NDLJP:1174157/15。
関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、白山神社 (文京区)に関するカテゴリがあります。
東京十社(准勅祭社) | |||||
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社名 | 主祭神 | 鎮座地(東京都) | 近代 | 別表 | |
根津神社 (根津権現) |
須佐之男命 大山咋命 誉田別命 大国主命 菅原道真公 |
文京区根津 | 府社 | ||
芝大神宮 (芝神明宮、飯倉神明宮) |
天照皇大御神 豊受大御神 |
港区芝大門 | 府社 | ||
神田明神 (神田神社) |
大己貴命 少彦名命 平将門神 |
千代田区外神田 | 府社 | 別表 | |
日枝神社 (山王権現、麹町山王) |
大山咋神 | 千代田区永田町 | 官幣大社 | 別表 | |
亀戸天神社 (東宰府、亀戸天満宮) |
天満大神 天菩日命 |
江東区亀戸 | 府社 | ||
白山神社 | 菊理姫命 伊弉諾命 伊弉冉命 |
文京区白山 | 郷社 | ||
品川神社 | 天比理乃咩命 素盞嗚尊 宇賀之売命 |
品川区北品川 | 郷社 | ||
富岡八幡宮 (深川八幡) |
品陀和気命 | 江東区富岡 | 府社 | ||
王子神社 (王子権現) |
伊弉諾命 伊弉冉命 天照大御神 速玉之男命 事解之男命 |
北区王子本町 | 郷社 | ||
氷川神社 (赤坂氷川神社) |
素盞鳴尊 奇稲田姫命 大己貴命 |
港区赤坂 | 府社 |