田津駅
かつて島根県江津市にあった西日本旅客鉄道の駅
田津駅(たづえき)は、島根県江津市桜江町田津にあった、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅[2](廃駅)である。三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった[4]。
田津駅 | |
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ホーム(2008年6月) | |
たづ Tazu | |
◄川戸 (5.4 km) (3.0 km) 石見川越► | |
所在地 | 島根県江津市桜江町田津[1]204 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■三江線 |
キロ程 | 19.3 km(江津起点) |
電報略号 | タツ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
4人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1949年(昭和24年)11月15日[3] |
廃止年月日 | 2018年(平成30年)4月1日[4] |
備考 |
歴史
編集- 1949年(昭和24年)11月15日:三江線の川戸駅 - 石見川越駅間に、旅客駅として新設開業[3]。
- 1954年(昭和29年)4月1日:桜江村成立に伴い、所在地表示が島根県邑智郡桜江村田津になる。
- 1955年(昭和30年)3月31日:三江南線開業に伴い、従来の三江線が三江北線に改称され、当駅も同線の所属となる[5]。
- 1956年(昭和31年)1月1日:町制施行に伴い、所在地表示が島根県邑智郡桜江町田津になる。
- 1972年(昭和47年)7月12日:昭和47年7月豪雨により江の川が氾濫し、駅が水没する被害[1][2]。
- 1975年(昭和50年)8月31日:当駅を含む江津駅 - 三次駅間が全通したため三江北線が現行の三江線の一部となり、当駅も同線の所属となる[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が承継[5]。
- 2004年(平成16年)10月1日:桜江町が江津市に編入され、所在地表示が島根県江津市桜江町田津になる。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線の全線廃止に伴い、廃駅となる[4]。
駅構造
編集浜原方面に向かって左側(構内の北側)に、単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)であった。浜田鉄道部が管理する無人駅で、ホーム上には、待合室を兼ねた駅舎が設置されていた[1][2]。この他トイレがあり、手前に男子用、奥に大便用の便器が置かれていた。トイレは汲み取り式。なお、駅は道路からやや上ったところにあった。自動券売機などの各種設備は設置されなかった。
2019年(平成31年)3月末時点で、当駅の旧駅舎(待合室)は老朽化のため取り壊されており、駅舎の跡地は更地となっている。
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廃線後の駅入口。待合室は撤去されている(2019年9月)
利用状況
編集近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は48人、1984年度は73人だった。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 34 |
2000 | 30 |
2001 | 22 |
2002 | 20 |
2003 | 20 |
2004 | 19 |
2005 | 15 |
2006 | 15 |
2007 | 10 |
2008 | 10 |
2009 | 8 |
2010 | 12 |
2011 | 10 |
2012 | 9 |
2013 | 8 |
2014 | 7 |
2015 | 7 |
2016 | 7 |
2017 | 4 |
駅周辺
編集駅隣に商店あり。
バス路線
編集以下のバス路線がある(2022年4月1日現在)。
その他
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、244頁。ISBN 978-4-906794-90-4。
- ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、21頁。
- ^ a b 「日本国有鉄道告示第153号」『官報』1949年11月14日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c “近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。
- ^ 江津市バスマップ 江津市
- ^ “三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。