柴胡加竜骨牡蛎湯
漢方薬方剤の一つ
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、漢方薬方剤の一つ。病院で処方される医療用医薬品と薬局等で購入できる一般用医薬品がある。
概要
編集気持ちを落ち着かせる鎮静安定作用がある[1]。
適応
編集実証~中間証(体力が中程度以上)の者の精神不安があって高血圧の症状(動悸、不安)、不眠、ヒステリー、神経衰弱症、神経性心悸亢進症、便秘、小児夜泣きなどに用いられる[2]。
組成
編集柴胡(さいこ)、半夏(はんげ)、桂皮(けいひ)、茯苓(ぶくりょう)、黄岑(おうごん)、大棗(たいそう)、人蔘(にんじん)、牡蛎(ぼれい)、竜骨(りゅうこつ)、生姜(しょうきょう)、大黄(だいおう)[注 1]
ツムラ製品は大黄を除く10種類
脚注
編集注釈
編集- ^ 大黄は下痢作用があるため、これを考慮して加えない漢方製剤もある。
出典
編集- ^ 宮原 桂「漢方服薬指導ハンドブック」(源草社)2013年 |ISBN 978-4-906668-97-9
- ^ 伸和製薬|柴胡加竜骨牡蛎湯(一般用医薬品)
参考文献
編集- 傷寒論を出典とする