東和アークス
東和アークス株式会社(とうわアークス)は、埼玉県さいたま市大宮区に本社を置く、伊田テクノスグループの建設資材販売会社である。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4丁目384番地 |
設立 | 1954年(昭和29年)7月24日 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 9030001006051 |
代表者 | 代表取締役社長 伊田雄二郎 |
資本金 | 2億3千万円 |
売上高 | 281億円 |
従業員数 | 109名 |
決算期 | 6月 |
主要株主 | 伊田テクノス株式会社 |
主要子会社 | 相鉄興産株式会社 |
外部リンク | http://www.ida-group.co.jp/ |
概要
編集1954年(昭和29年)に東和産業株式会社として設立。伊田組(後の伊田テクノス)の販売部門を分離し砂利、セメントを扱う建材商社として事業を開始した。1964年(昭和39年)に開かれた東京オリンピックに伴う公共投資への参入を機に事業を拡大[1]、2007年(平成19年)には伊奈町の羽田生コンを買収して子会社化[2]、生産力を増強していた。しかし、公共事業削減や景気低迷で建材の需要減少が見込まれることから、LED照明[3]や太陽電池を使った街灯の販売[4]、また栃木では旧自社採石場を転用した太陽光発電の展開など[5]、事業の多角化を図っている。
2015年(平成27年)7月に(旧)東和アークス、東和交易を吸収合併、東和アークス北関東より宇都宮支店、那須塩原支店を吸収分割し、同時に現在の(新)東和アークスに社名変更した。
事業内容
編集- 生コンクリートの製造販売
- 砂利、砂の採取及び販売
- セメント及びコンクリート製品並びに鋼板類の売買、コンクリート製品の製造
- 産業廃棄物の処理業及び収集運搬業
- 土木、建築及びタイル、石材に関わる請負工事
- 各種燃料類の販売
- 石油類等の危険物貯蔵施設の保守及び点検業務
- コンビニエンスストアの経営
- 太陽光発電システム並びに省エネルギー装置及び機器の販売、設置、施工、管理、保守
- 太陽光発電所による売電事業
- LED照明機器及部品の輸入・輸出・販売及び製造
- リチウム系電池に係る照明機器および部品の輸入・輸出・販売及び製造
など
関連会社
編集- 東和アークス北関東
- 東和宇都宮石産
- 相立興産
事件
編集2009年8月、浦和青年の家跡地に敷かれていた再生砕石からアスベストが検出された。この再生砕石が東和産業の処理施設で処理されたものであったことから、2009年9月に埼玉県とさいたま市が同社の施設に立ち入り調査を行った。同社側はアスベスト混入が同社施設で起きた可能性はゼロとは言えないとしながらも、この再生砕石は2007年に青年の家が解体された際に敷かれた後、2年以上も放置されていたにもかかわらず、砕石に最初から入っていたと断定する見解があることに対しては疑問を示した[6]。
脚注
編集- ^ 岩井正和「企業戦略研究 東和産業(埼玉県大宮市) 目標管理を徹底した〝攻めの経営〟で親会社をしのいだ建材商社」『中小企業』第38巻第1号、ダイヤモンド社、1986年1月、28-31ページ。
- ^ 「羽田生コンを買収 東和産業、事業基盤を拡大」『日本経済新聞』2007年(平成19年)4月7日付地方経済面(埼玉)。
- ^ 「東和産業 LED照明器具を販売 韓国社と提携 住宅・公共工事向け」『日本経済新聞』2008年(平成20年)3月5日付地方経済面(埼玉)。
- ^ 「建材卸の東和産業 環境製品事業を開拓 照明LEDや「太陽光」蓄電の街灯 生コン需要減少受け」『日本経済新聞』2011年(平成23年)2月16日付地方経済面(埼玉)。
- ^ 「建材製造・卸の東和産業 栃木で太陽光発電 自社採石場跡に出力500㌗ 企業向け施工請負も参入」『日本経済新聞』2012年(平成24年)10月3日付地方経済面(埼玉)。
- ^ 井部正之「インサイドアウト 真相に迫る アスベスト規制のすき間で何が起こっているのか② 再生砕石にアスベストが混入 構造的な問題認識し対策立てよ」『日経エコロジー』第129号、2010年3月、76-79ページ。
関連項目
編集外部リンク
編集- 東和アークス株式会社 (公式サイト)