杉島敬志
杉島 敬志(すぎしま たかし、1953年(昭和28年)- )は、日本の文化人類学者。京都大学名誉教授、放送大学特任教授。
北海道旭川市生まれ。専門は、文化人類学・地域研究。国立民族学博物館助手、助教授、教授および総合研究大学院大学文化科学研究科助教授(併任)、教授(併任)、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授を経て、現在放送大学特任教授。
略歴
編集職歴
編集専門分野
編集著作
編集論文
編集- 杉島敬志「インドネシア・中部フローレスにおける未婚の女性首長をめぐる比較研究 ― オーストロネシア研究の視点から―」『アジア・アフリカ地域研究』第16巻第2号、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、2017年、127-161頁、doi:10.14956/asafas.16.127、ISSN 1346-2466、NAID 130005549224。
- 杉島敬志「インドネシア・中部フローレスにおける 未婚の女性首長をめぐる比較研究 : オーストロネシア研究の視点から― その2」『アジア・アフリカ地域研究』第20巻第1号、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、2020年9月、32-64頁、CRID 1390567901497518976、doi:10.14956/asafas.20.32、hdl:2433/255902、ISSN 1346-2466。
- 杉島敬志 2019「序論 ― 参与観察を讃えて」杉島敬志編 『コミュニケーション的存在論の人類学』臨川書店 ISBN 9784653043874。
- 杉島敬志「コミュニケーションにおける様相変化 ― インドネシア・中部フローレスにおける妖術の記述的考察」杉島敬志編 『コミュニケーション的存在論の人類学』臨川書店 2019
- 杉島敬志「複ゲーム状況への着目 ― 次世代人類学にむけて」杉島敬志編 『複ゲーム状況の人類学 ― 東南アジアにおける構想と実践』 風響社 2014
- 杉島敬志「東インドネシアにおける狡知と暴力を理解するための複ゲーム状況論」杉島敬志編 『複ゲーム状況の人類学 ― 東南アジアにおける構想と実践』 風響社 2014
- 杉島敬志「漱石の『道草』に描かれる複ゲーム状況とその人類学的意義」『神戸文化人類学研究』第4号、神戸大学大学院国際文化学研究科文化人類学コース、2011年、53-66頁、ISSN 1882-8108、NAID 40019246795。
- 杉島敬志「ニューギニア高地・カラム人の動物への関係行為をめぐる複ゲーム状況」『南方文化』37, 2010
- 杉島敬志「与那国島の神の月」与那国町史編纂委員会事務局編『町史 第2巻 民俗編 与那国島 ― 黒潮源流が刻んだ島・どぅなん国境の西を限る世界の、生と死の位相』154-185頁、与那国町役場 2010
- 杉島敬志「複ゲーム状況について ― 人類学のひとつの可能な方途を考える」『社会人類学年報』34。2008
- 杉島敬志 2007「中部フローレスにおける資源への関係行為」松井健編 『資源人類学 第6巻 自然の資源化』 弘文堂。
- 杉島敬志 (2006). “Where Have the “Entrepreneurs” Gone? A Historical Comment onAdat in Central Flores”. アジア・アフリカ地域研究 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科) 6 (1): 120-150. doi:10.14956/asafas.6.120. ISSN 2188-9104 .
- 杉島敬志「中部フローレスにおけるアダットの現在」杉島敬志・中村潔編 『現代インドネシアの地方社会 ― ミクロロジーのアプローチ』NTT出版 2006
- 杉島敬志「現在を理解するための歴史研究 : 東インドネシア・中部フローレスの事例研究(<特集>人類学の歴史研究の再検討)」『文化人類学』第69巻第3号、日本文化人類学会、2004年、386-411頁、CRID 1390001205805976960、doi:10.14890/jjcanth.69.3_386、ISSN 13490648。
編著
編集- 杉島敬志『コミュニケーション的存在論の人類学』 臨川書店 2019
- 杉島敬志『複ゲーム状況の人類学 ― 東南アジアにおける構想と実践』 風響社 2014
- 杉島敬志『人類学的実践の再構築 ― ポストコロニアル転回以後』 世界思想社 2001
- 杉島敬志『土地所有の政治史 ― 人類学的視点』 風響社 1999
共編著
編集- 杉島敬志(共編者中村潔)『現代インドネシアの地方社会 ― ミクロロジーのアプローチ』 NTT出版 2006
- 杉島敬志(共編者須藤健一)『性の民族誌』人文書院 1993
その他
編集- 杉島敬志「ビールを飲むジャガーの人類学的生息地 ― 共同研究 エージェンシーの定立と作用:コミュニケーションから構想する次世代人類学の展望」『民博通信』155。2016
- 杉島敬志「トールキンとジェルの指輪物語 ― 共同研究 エージェンシーの定立と作用: コミュニケーションから構想する次世代人類学の展望」『民博通信』148。2015
- 杉島敬志「次世代人類学を構想する ― 共同研究 エージェンシーの定立と作用: コミュニケーションから構想する次世代人類学の展望」『民博通信』144。2014
- 杉島敬志「人を舐める犬の出現」『東南アジア研究』第47巻第2号、京都大学東南アジア地域研究研究所、2009年、233-234頁、doi:10.20495/tak.47.2_233。
脚注
編集- ^ 杉島敬志『リオ族の農耕儀礼に関する民族誌的研究』 東京都立大学〈文学博士 乙第782号〉、1992年。doi:10.11501/3061886。 NAID 500000087710。NDLJP:3061886 。