月曜スター劇場
『月曜スター劇場』(げつようスターげきじょう)は、日本テレビ系列にて、1971年7月19日から1985年3月25日まで、毎週月曜日21:00 - 21:54(JST。1972年9月までは21:56まで、1975年9月までは21:55まで)に放送されていたテレビドラマの枠である。しかしどの作品タイトルにも「月曜スター劇場」の名称は付いていなかった(例外として『なぜか、ドラキュラ』だけは付いていた)。
概要
編集番組枠の名称通り、当時のスターたち(女性の方が多かった)が主演などを担当する作品が放送されていた。
特に、同枠で多くの作品に主演した池内淳子は、1974年から6年間、日本テレビとテレビドラマの出演に関する専属契約を結んでいた(この6年間は例外として、TBS『東芝日曜劇場』にも出演していた)。
1985年3月を最後に日曜21時にドラマ枠を移行する形で発展的解消。その後、ドラマ枠の路線から、ドキュメンタリー枠の路線に乗り換えられ、後続枠として『(NTTアワー) TIME21』→『(NEC)スーパーテレビ情報最前線』→『アンテナ22』と続いた。なおこの時間の日本テレビのセールス枠は、2004年4月、読売テレビのセールス枠と交換し、夜10時から10時54分の放送となった。
この時間帯はドラマ枠がなく、2023年現在は『しゃべくり007』がバラエティ番組枠に放送されている。
放映作品
編集作品名 | 放送期間 | 脚本 | 主な出演 |
---|---|---|---|
つくし誰の子 (第1シリーズ) |
1971年7月19日 - 1972年1月24日 | 橋田壽賀子 | 池内淳子、ハナ肇、園佳也子、近藤正臣、北村和夫、杉村春子、沢田雅美 |
あの橋の畔で | 1972年1月31日 - 6月5日 | 津田幸夫 長谷川公之 |
近藤正臣、大谷直子、御影京子、津川雅彦、新克利、穂積隆信 |
つくし誰の子 (第2シリーズ) |
1972年6月12日 - 11月6日 | 橋田壽賀子 | 池内淳子、近藤正臣、沢田雅美、長谷川諭、二谷英明、杉村春子 |
冬物語 | 1972年11月13日 - 1973年4月16日 | 清水邦夫 林秀彦 |
浅丘ルリ子、原田芳雄、渡辺篤史、原田大二郎、宝生あやこ、南美江、下元勉、津川雅彦、大原麗子、渥美マリ、マーサ三宅、荒谷公之、鳥居恵子、山本耕一、中江真司、弓恵子、潮万太郎、下川清子、上野山功一、陶隆、野々あさみ、小沢かおる、岡崎夏子、高橋弘信、堂下繁、高橋ひろ子、相沢治夫、柿沼真二、阿達美知子、伴藤武、金内喜久夫、山本浩司[要曖昧さ回避]、松本洋子、遠藤暁子、記平佳枝、中村伸郎、扇千景、高松英郎 |
つくし誰の子 (第3シリーズ) |
1973年4月23日 - 11月26日 | 橋田壽賀子 | 池内淳子、木村功、村野武範、永井秀和、井川比佐志、杉村春子 |
たんぽぽ (第1シリーズ) |
1973年12月3日 - 1974年5月6日 | 橋田壽賀子 | 宇津井健、あおい輝彦、音無美紀子、山川ゆたか、長谷川諭、松原智恵子、長山藍子、中原ひとみ、松山英太郎、三崎千恵子、佐藤英夫、伊藤圭亮、富永美沙子、ミヤコ蝶々、杉村春子 |
おしろい花 | 1974年5月13日 - 10月14日 | 小野田勇 稲葉明子 |
森光子、芦田伸介、ハナ肇、沢村貞子、松原智恵子、夏純子、大滝秀治、南風洋子、左とん平、天地真理 |
つくし誰の子 (第4シリーズ) |
1974年10月21日 - 1975年4月14日 | 橋田壽賀子 | 池内淳子、杉村春子、中村雅俊、音無美紀子、長谷川諭、園佳也子、沢田雅美、北村和夫 |
たんぽぽ (第2シリーズ) |
1975年4月21日 - 11月3日 | 橋田壽賀子 | 宇津井健、中村雅俊[1]、林隆三、音無美紀子、田中健、柴俊夫、坂上忍、斉藤こず恵、島村愛子、梅沢昌代、大森暁美、松原智恵子、長山藍子、太宰久雄、内田朝雄、宝生あやこ、三崎千恵子、佐藤英夫、下元勉、長門裕之、渡辺美佐子、杉村春子 |
ひまわりの詩 | 1975年11月10日 - 1976年5月3日 | 寺内小春 楠田芳子 |
池内淳子、三浦友和、杉村春子、夏木陽介、白川由美 |
たんぽぽ (第3シリーズ) |
1976年5月10日 - 10月11日 | 橋田壽賀子 | 宇津井健、林隆三、音無美紀子、桜木健一、小倉一郎、永野裕紀子、坂上忍、斉藤こず恵、松原智恵子、長山藍子、長谷川哲夫、金田龍之介、赤木春恵、杉村春子 |
ひまわりの道 | 1976年10月18日 - 1977年5月2日 | 楠田芳子 | 池内淳子、三浦友和、根上淳、芦田伸介、市原悦子、杉村春子、岡田奈々 |
たんぽぽ (第4シリーズ) |
1977年5月9日 - 10月31日 | 橋田壽賀子 | 宇津井健、杉村春子、音無美紀子、坂口良子、林隆三、浜木綿子、和泉雅子、坂上忍、二階堂千寿 |
ひまわりの家 | 1977年11月7日 - 1978年5月1日 | 高階秋成 | 池内淳子、勝野洋、鈴鹿景子、杉村春子、井上純一、竜雷太、月丘夢路 |
たんぽぽ (第5シリーズ) |
1978年5月8日 - 10月30日 | 橋田壽賀子 | 宇津井健、音無美紀子、小野寺昭、坂口良子、山田五十鈴、長山藍子、高津住男、杉村春子 |
あすなろの詩 | 1978年11月6日 - 1979年4月30日 | 楠田芳子 | 池内淳子、三浦友和、夏目雅子、宮崎達也、山口紀子、香坂みゆき、長門裕之、菅原謙次、佐藤允、宇津宮雅代、中原早苗、草薙幸二郎、渡辺文雄、園佳也子、杉村春子 |
かたぐるま | 1979年5月7日 - 10月29日 | ジェームス三木 | 加山雄三、柴田恭兵[2]、桜田淳子、音無美紀子、坂上忍、城山美佳子、丘みつ子、小倉一郎、前田吟、木ノ葉のこ、小鹿番、新橋耐子、平田守、宇乃壬麻、市川千恵子、野路きくみ、山岡久乃、佐野浅夫、赤木春恵、財津一郎、杉村春子 |
おだいじに | 1979年11月5日 - 1980年5月5日 | 楠田芳子 | 池内淳子、太川陽介、中条静夫、杉村春子、泉ピン子、出門英、由紀さおり、松田聖子 |
かたぐるまII | 1980年5月12日 - 11月3日 | ジェームス三木 | 加山雄三、音無美紀子、川崎麻世、坂上忍、伊藤咲子、泉ピン子、赤塚真人、誠直也、奥野匡、大鹿伸一、宇都宮英世、松村達雄、山岡久乃、杉村春子 |
竹とんぼ | 1980年11月10日 - 1981年5月4日 | 安倍徹郎 折戸伸弘 稲葉明子 |
宇津井健、井上純一、石野真子、藤谷美和子、野村義男、誠直也、佐藤英夫、杉村春子 |
かくれんぼ | 1981年5月11日 - 11月2日 | 松原敏春 | 森光子、中条静夫、太川陽介、香坂みゆき、吉田紀人、山口紀子、永井寛孝、鈴木正幸、小林まさひろ、笠井心、黒川明子、松田聖子、松山英太郎、水沢アキ、川辺久造、原康義、丘さとみ、佐藤英夫、泉ピン子、杉村春子 |
かたぐるまIII | 1981年11月9日 - 1982年5月31日 | ジェームス三木 | 加山雄三、香山美子、杉村春子、山岡久乃、藤谷美和子、坂上忍、沢村貞子、松村達雄、寺田農、加賀まりこ |
オレ達全員奈津子の子 | 1982年6月7日 - 11月8日 | 楠田芳子 秋田佐知子 |
池内淳子、上條恒彦、紺野美沙子、池部良、比企理恵、赤木春恵、三ツ木清隆、杉村春子、岡田奈々、佐藤B作、柳葉敏郎、小山茉美 |
春よ来い | 1982年11月15日 - 1983年5月9日 | 松原敏春 | 森光子、音無美紀子、中条静夫、沖田浩之、尾藤イサオ、片平なぎさ、太川陽介、石原真理子、泉ピン子、杉村春子 |
源さん | 1983年5月16日 - 9月26日 | 布勢博一 押川国秋 麻耶誠治 鹿水晶子 |
宇津井健、岸本加世子、長山藍子、林隆三、犬塚弘、蜷川有紀、佐藤英夫、太宰久雄、シブがき隊 |
みんな大好き! | 1983年10月10日 - 12月26日 | 那須真知子 塩田千種 |
三浦友和、坂口良子、美保純、森下愛子、津川雅彦、三浦洋一、佐藤浩市、尾藤イサオ |
パパになりたかった犬 | 1984年1月9日 - 3月26日 | 松木ひろし | 鶴見辰吾、武藤まみ子、マリアン、香坂みゆき、伊東四朗、大坂志郎、富士真奈美、野村昭子、沢田亜矢子 |
女ざかり | 1984年4月9日 - 7月30日 | 森瑤子 | いしだあゆみ、音無美紀子、木内みどり、辺見マリ、田中美佐子、三上亜矢、野々村誠、塩屋智章、石田太郎、真理明美、円浄順子、小池雄介、浅沼晋平、豊泉京子、池田満寿夫、津川雅彦、サイトウヒロシ、兼古いづみ、六浦誠、広瀬珠実、水谷公穂、赤木葉子、五味正雄、長野晶子、菊地晃子、江口高信、ナカライプロ、加藤治子、近藤正臣 |
家族の晩餐 | 1984年8月6日 - 9月24日 | 重森孝子 | 倍賞美津子、山城新伍、大西結花、藤間紫、平田満、由紀さおり、加賀まりこ |
なぜか、ドラキュラ | 1984年10月8日 - 1985年1月7日 | 松木ひろし 布施博一 |
タモリ、坂口良子、田中健、原田芳雄、宍戸錠、富士真奈美、北林谷栄、船越英二、マリアン |
婦警候補生物語 | 1985年1月14日 - 3月25日 | 麻田かずえ 竹山洋 |
伊藤麻衣子、国広富之、加納竜、佐々木すみ江、三波豊和、新井康弘、飯干恵子、財前直見、大川直子、麻生えりか、鈴木千秋、津田千桂子、佐々木雅子、結城美栄子、片桐夕子、市川好朗、坂田有規、小倉雄三、久保田千里、熊谷美喜、吉松恵理子、益守美丘穂、浦谷ひずる、清水真喜子、真木仁、車邦秀、太田淑子[3]、田島令子、石立鉄男 |
放映ネット局
編集- 系列はネット終了時点のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ | 日本テレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 札幌テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
[4] |
岩手県 | テレビ岩手 | 日本テレビ系列 | |
宮城県 | ミヤギテレビ | 1975年9月まで遅れネット[5] | |
秋田県 | 秋田放送 | ||
山形県 | 山形放送 | 1981年3月まで | |
山形テレビ | フジテレビ系列 | 1981年4月から[6] なお、同局は1993年4月からテレビ朝日系列に移行した。 | |
福島県 | 福島中央テレビ | 日本テレビ系列 | 1971年10月の福島テレビとのネット交換から |
山梨県 | 山梨放送 | ||
新潟県 | 新潟総合テレビ | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
現:NST新潟総合テレビ 1981年3月まで、遅れネット |
テレビ新潟 | 日本テレビ系列 | 1981年4月開局から | |
長野県 | 長野放送 | フジテレビ系列 | 1980年9月まで、遅れネット[7] |
テレビ信州 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1980年10月開局から | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列 | |
石川県 | 石川テレビ | フジテレビ系列 | 遅れネット |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 | 1983年4月から遅れネット[8] |
静岡県 | 静岡放送 | TBS系列 | 1978年6月まで、遅れネット |
静岡県民放送 | テレビ朝日系列 日本テレビ系列 |
現:静岡朝日テレビ 1978年7月開局から1979年6月まで、遅れネット | |
静岡第一テレビ | 日本テレビ系列 | 1979年7月開局から | |
中京広域圏 | 名古屋放送 | テレビ朝日系列 日本テレビ系列 |
1973年3月まで |
中京テレビ | 日本テレビ系列 | 1973年4月から、変則ネット解消に伴う移行 | |
近畿広域圏 | 読売テレビ | ||
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 日本テレビ系列 | |
広島県 | 広島テレビ | 日本テレビ系列 | 1975年9月までは遅れネット[9] |
山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
[4] |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
香川県→ 香川県・岡山県 |
西日本放送 | 1983年3月までの放送エリアは香川県のみ 1983年4月から電波相互乗り入れに伴い岡山県でも放送 | |
愛媛県 | 南海放送 | ||
高知県 | 高知放送 | ||
福岡県 | 福岡放送 | ||
長崎県 | テレビ長崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
遅れネット |
熊本県 | テレビ熊本 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1982年3月まで、遅れネット |
熊本県民テレビ | 日本テレビ系列 | 1982年4月開局から | |
大分県 | テレビ大分 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
遅れネット |
宮崎県 | テレビ宮崎 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | TBS系列 | 遅れネット[10] |
沖縄県 | 琉球放送 | 遅れネット |
脚注
編集- ^ ゲスト出演。
- ^ 第1話は未出演。
- ^ ナレーター。
- ^ a b 青森放送は1975年3月まで、山口放送は1978年9月まで日本テレビ単独加盟局。
- ^ 1975年9月まではNETテレビ系列とのクロスネット局。
- ^ 山形放送のテレビ朝日系列とのクロスネット局化に伴う移行。
- ^ 日曜午後に6日遅れで放送。
- ^ 遅れネット化後は土曜23時台に放送し、月曜21時台は『西部警察 PART-III』を遅れネット。
- ^ 1975年9月まではフジテレビ系列とのクロスネット局。
- ^ 1982年9月までは月曜22時に7日遅れで放送→1982年10月の『月曜ロードショー』のネット開始により日曜23時30分に6日遅れで放送。
関連項目
編集日本テレビ系列 月曜21:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
月曜スター劇場
|
||
日本テレビ系 月曜21:55 - 21:56枠 | ||
ファミリー劇場
(21:00 - 21:56) |
月曜スター劇場
(1971年7月 - 1972年9月) 【1分縮小して継続】 |
|
日本テレビ系 月曜21:54 - 21:55枠 | ||
月曜スター劇場
(21:00 - 21:55) |
月曜スター劇場
(1972年10月 - 1975年9月) 【更に1分縮小して継続】 |
NNNニューススポット
(21:54 - 22:00) 【更に1分拡大して継続】 |