昌城郡(チャンソンぐん)は、朝鮮民主主義人民共和国平安北道の北部に位置する郡。

昌城郡
位置
各種表記
チョソングル: 창성군
漢字: 昌城郡
片仮名転写: チャンソン=グン
ローマ字転写 (MR): Ch'angsŏng kun
統計
行政
国: 朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国
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地理

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鴨緑江沿岸に、西北から東南へ細長く伸びる郡である。西北は水豊ダムのダム湖に面しており、対岸は中国である。西に朔州郡、南に大館郡、東南に東倉郡、東に碧潼郡と境界を接している。

行政区画

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1邑・1労働者区・15里を管轄する。

  • 昌城邑(チャンソンウプ)
  • 楡田労働者区(ユジョンノドンジャグ)
  • 錦野里(クミャリ)
  • 達山里(タルサンニ)
  • 洛城里(ラクソンニ)
  • 峯川里(ポンチョンニ)
  • 新坪里(シンピョンニ)
  • 薬水里(ヤクスリ)
  • 於新里(オシンニ)
  • 鉛豊里(ヨンプンニ)
  • 玉浦里(オクポリ)
  • 完豊里(ワンプンニ)
  • 楡坪里(ユピョンニ)
  • 義山里(ウィサンニ)
  • 仁山里(インサンニ)
  • 豊徳里(プンドンニ)
  • 檜徳里(フェドンニ)

歴史

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植民地期までは9面から構成されていた。

1952年の行政区画再編により、旧昌城郡の昌城面・新昌面から構成される昌城郡(1邑18里)が再編成された。現在は1邑1労働者区15里から構成されている。

年表

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この節の出典[1]

  • 1914年4月1日 - 郡面併合により、平安北道昌城郡に以下の面が成立。(9面)
    • 府内面・南倉面・昌州面・田倉面・祐面・東倉面・大倉面・新倉面・青山面
  • 1918年 - 府内面が昌城面に改称。(9面)
  • 1939年 - 南倉面が昌城面に編入。(8面)
  • 1940年 - 昌州面・田倉面・祐面が昌城面に編入。(5面)
  • 1952年12月 - 郡面里統廃合により、平安北道昌城郡昌城面および新倉面の一部地域をもって、昌城郡を設置。昌城郡に以下の邑・里が成立。(1邑18里)
    • 昌城邑・錦野里・玉浦里・達山里・仁山里・義山里・上里・中里・間巌里・峯川里・楡坪里・楡田里・新坪里・洛城里・鉛豊里・檜徳里・豊徳里・於新里・完豊里
  • 1953年 - 東倉郡和豊里の一部が鉛豊里・檜徳里に分割編入。(1邑18里)
  • 1963年 - 中里・間巌里が合併し、薬水里が発足。(1邑17里)
  • 1970年 - 上里が薬水里に編入。(1邑16里)
  • 1972年 - 楡田里が楡田労働者区に昇格。(1邑1労働者区15里)

産業

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山がちな地形で気候も悪いことから農業には適していないが、果樹の生産が盛んである。このほか、織物・農機具・製紙工場などがある。

脚注

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外部リンク

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