愛山駅

かつて北海道上川郡愛別町にあった北海道旅客鉄道の駅

愛山駅(あいざんえき)は、北海道上川郡愛別町字愛山にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線廃駅)である。駅番号A40

愛山駅
駅全景(2018年5月)
あいざん
Aizan
A39 中愛別 (4.0 km)
(2.0 km) 安足間 A41
地図
所在地 北海道上川郡愛別町字愛山
北緯43度51分59.15秒 東経142度40分51秒 / 北緯43.8664306度 東経142.68083度 / 43.8664306; 142.68083座標: 北緯43度51分59.15秒 東経142度40分51秒 / 北緯43.8664306度 東経142.68083度 / 43.8664306; 142.68083
駅番号 A40
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 36.0 km(新旭川起点)
電報略号 イサ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
10人/日
-2014年-
開業年月日 1960年昭和35年)5月2日[1]
廃止年月日 2024年令和6年)3月16日[JR北 1]
備考 無人駅
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2022年3月14日改正時点では、普通列車のうち、下り5本・上り7本(うち1本は休日運休)が停車していた[2]

歴史

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1977年の愛山仮乗降場と周囲約500m範囲。右下が上川方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

総工費40万円で村の直営工事により、1959年(昭和34年)10月初旬に着工、一部は地域住民の協力を得て完成させ、1959年12月1日から気動車が全て停車するとともに、同日に愛山連合会が主催で鉄道関係者などにより、愛山小学校で完成式が行われたという記述がある[3][4]

年表

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駅名の由来

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地名より。地名はもとは現在でも隣駅の名称となっている「安足間」と名乗ったが、隣接する上川町愛山渓温泉への入口にあたることから、改称した[7]

「愛山」の由来は、1897年(明治30年)に入植した人々が愛知県山形県の出身であったことから、両県の名称を合成したものである[8]

駅構造

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単式ホーム1面1線を有した地上駅無人駅である。自動券売機便所は設置されていなかった。

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
2016年(平成28年) 5.2 [JR北 2]
2017年(平成29年) 5.2 [JR北 3]
2018年(平成30年) 4.8 [JR北 4]
2019年(令和元年) 4.0 [JR北 5]
2020年(令和02年) 3.4 [JR北 6]
2021年(令和03年) 2.6 [JR北 7]
2022年(令和04年) 1.6 [JR北 8]
2023年(令和05年) 1.0 [JR北 9]

駅周辺

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廃駅後

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待合室が改装され、駅名標のレプリカや写真などを展示する「愛山ミュージアム」となった[9]

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線(廃止時点)
中愛別駅 (A39) - 愛山駅 (A40) - 安足間駅 (A41)

脚注

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出典

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  1. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、917頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 『北海道時刻表』第61巻第3号(通巻723号)、交通新聞社、2020年2月25日、pp.129-131。 
  3. ^ 『愛別町史 第二巻』愛別町、1985年3月31日、415頁。 
  4. ^ 『愛別町百年記念史』愛別町、1994年8月1日、316頁。 
  5. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。 
  6. ^ JR北海道、42無人駅の廃止検討 道内全駅の1割強、4駅は来春にも」『北海道新聞デジタル』北海道新聞社、2023年6月17日。オリジナルの2023年6月17日時点におけるアーカイブ。2023年6月24日閲覧。
  7. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 16. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月16日閲覧。 
  8. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 111. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月16日閲覧。 
  9. ^ . https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1020508/ 

JR北海道

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  1. ^ a b 2024年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231215050147/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20231215_KO_kaisei.pdf2023年12月15日閲覧 
  2. ^ 石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102701/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/10.pdf2017年12月10日閲覧 
  3. ^ 石北線(新旭川・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818171718/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/10.pdf2018年8月19日閲覧 
  4. ^ 石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  5. ^ 石北線(新旭川・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3・4 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  9. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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