心斎橋駅

大阪府大阪市中央区にある大阪市高速電気軌道の駅

心斎橋駅(しんさいばしえき)は、大阪府大阪市中央区心斎橋筋一丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) のである。

心斎橋駅
御堂筋線ホーム(2024年2月)
しんさいばし
Shinsaibashi
地図
所在地 大阪市中央区心斎橋筋一丁目8-16
北緯34度40分30.04秒 東経135度30分1.18秒 / 北緯34.6750111度 東経135.5003278度 / 34.6750111; 135.5003278座標: 北緯34度40分30.04秒 東経135度30分1.18秒 / 北緯34.6750111度 東経135.5003278度 / 34.6750111; 135.5003278
所属事業者 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
駅構造 地下駅
ホーム 2面4線(各線1面2線)
乗車人員
-統計年度-
81,759*人/日(降車客含まず)
-2023年-
乗降人員
-統計年度-
169,005*人/日
-2023年-
開業年月日 1933年昭和8年)5月20日
乗入路線 2 路線
所属路線 御堂筋線
駅番号  M19 
キロ程 9.6 km(江坂起点)
箕面萱野から18.0 km
M18 本町 (1.0 km)
(0.9 km) なんば M20
所属路線 長堀鶴見緑地線
駅番号  N15 
キロ程 2.7 km(大正起点)
N14 西大橋 (0.5 km)
(0.7 km) 長堀橋 N16
乗換 四ツ橋駅
- 四つ橋線 Y14 
(同一駅扱い)
備考 * 四ツ橋駅の乗降人員も含む。
キロ程・駅間距離は営業キロ。
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御堂筋線長堀鶴見緑地線が乗り入れるほか、改札内で四つ橋線四ツ橋駅と連絡する。駅番号は御堂筋線の駅がM19、長堀鶴見緑地線の駅がN15

歴史

  • 1933年昭和8年)5月20日:1号線(現・御堂筋線)の梅田駅(仮) - 心斎橋駅間が開通時に、同線の終着駅として開業。
  • 1935年(昭和10年)10月30日:1号線が難波駅まで延伸、途中駅となる。
  • 1996年平成8年)12月11日:長堀鶴見緑地線(旧・鶴見緑地線)が京橋駅から当駅まで延伸、乗換駅となる。同時に四つ橋線四ツ橋駅へも直結。
  • 1997年(平成9年)8月29日:長堀鶴見緑地線が大正駅まで延伸。途中駅となる。
  • 2010年(平成22年)9月24日:長堀鶴見緑地線ホームの可動式ホーム柵の使用を開始。
  • 2015年(平成27年)3月1日:御堂筋線ホームの可動式ホーム柵の使用を開始[1]
  • 2018年(平成30年)4月1日大阪市交通局の民営化により、所属事業者・管轄が大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) に変更。
  • 2023年令和5年)4月13日:御堂筋線ホームのリニューアル工事完了。

駅構造

御堂筋線・長堀鶴見緑地線ともに島式ホーム1面2線を有する地下駅である。戦前に開業した御堂筋線のホームは、淀屋橋駅などと同様にヴォールト構造である。長堀鶴見緑地線ホームの森ノ宮寄りには引き上げ線があり、京セラドーム大阪で野球やイベントが開催された際に運行される当駅止まり・当駅始発の臨時列車の折り返し、最終列車終了後に大正から回送される車両の夜間の留置(翌朝大正へ回送)などに使われる。

近隣の四つ橋線を含め、3線はコの字の形でつながっている[2]。長堀鶴見緑地線ホームの森ノ宮寄りから御堂筋線ホームの梅田寄り、大正寄りから四つ橋線四ツ橋駅の西梅田寄りにつながっている構成である。長堀鶴見緑地線から四ツ橋駅までの間は距離があり、途中には構内および一般通路両方に動く歩道が設置されている。

また、長堀鶴見緑地線は御堂筋線や四つ橋線より下を通っているので、長堀鶴見緑地線心斎橋駅のホームはかなり深い位置にある。

当駅は、本町管区駅に所属し、駅長が配置されており、自駅のみの単駅管理となっている。

のりば

番線 路線 行先
御堂筋線ホーム
1   御堂筋線 なんば天王寺なかもず方面[3]
2 梅田新大阪箕面萱野方面[3]
長堀鶴見緑地線ホーム
1   長堀鶴見緑地線 森ノ宮京橋門真南方面[3]
2 西長堀大正方面[3]

駅のデザインテーマ

長堀鶴見緑地線の当駅のデザインテーマは「夕日と心斎橋」に設定されている。御堂筋線との乗り換え通路には、長堀川に架かっていた往時の心斎橋をモチーフとした装飾がなされている。

ただし、長堀鶴見緑地線・御堂筋線とも心斎橋の真下にホームはない。長堀鶴見緑地線ホームは二本西の佐野屋橋、御堂筋線ホームは一本西の新橋の真下あたりに位置している。実際の心斎橋は、御堂筋の東隣の筋の心斎橋筋(商店街)と長堀通の交点にある。なお、四ツ橋駅と心斎橋の間には、かつて大阪市電の停留所が四ツ橋・佐野屋橋・心斎橋と3つ設けられていた。

利用状況

2023年11月7日の1日乗降人員169,005人(乗車人員:81,759人、降車人員:87,246人)である。この数値には同一駅の四ツ橋駅も含まれている。

Osaka Metro全107駅中、梅田駅難波駅天王寺駅本町駅淀屋橋駅に次いで6番目に多い。なお、当駅より多い駅も全て御堂筋線が乗り入れる駅である。長堀鶴見緑地線が乗り入れる駅としては最多である。

各年度の特定日における利用状況は下表の通りである。なお1969・1995年度の記録については、それぞれ1970・1996年に行われた調査である(会計年度上、表中に記載の年度となる)。

1995年度までのデータは御堂筋線のみ。また四ツ橋駅との統合後唯一の路線別データである1998年度については御堂筋線と長堀鶴見緑地線のみの合計としている(路線ごとの数値については後述)。四ツ橋駅の利用状況については当該項目・節を参照。なお、同年度における3路線全ての乗降人員は206,957人(乗車人員:100,853人、降車人員:106,104人)である。

心斎橋駅・四ツ橋駅ともに一貫して乗車人員を降車人員が上回る傾向にある。

年度別特定日利用状況[統計 1][統計 2][統計 3]
年度 調査日 乗車人員 降車人員 乗降人員 出典
メトロ
1966年(昭和41年) 11月08日 67,053 73,389 140,442 [大阪府 1]
1967年(昭和42年) 11月14日 68,315 77,098 145,413 [大阪府 2]
1968年(昭和43年) 11月12日 67,271 78,494 145,765 [大阪府 3]
1969年(昭和44年) 01月27日 64,549 75,401 139,950 [大阪府 4]
1970年(昭和45年) 11月06日 76,931 87,093 164,024 [大阪府 5]
1972年(昭和47年) 11月14日 66,379 73,583 139,962 [大阪府 6]
1975年(昭和50年) 11月07日 69,674 77,146 146,820 [大阪府 7]
1977年(昭和52年) 11月18日 68,932 77,508 146,440 [大阪府 8]
1981年(昭和56年) 11月10日 74,049 79,550 153,599 [大阪府 9]
1985年(昭和60年) 11月12日 68,991 73,466 142,457 [大阪府 10]
1987年(昭和62年) 11月10日 84,063 89,660 173,723 [大阪府 11]
1990年(平成02年) 11月06日 86,447 91,013 177,460 [大阪府 12]
1995年(平成07年) 02月15日 78,639 90,474 169,113 [大阪府 13]
1998年(平成10年) 11月10日 84,065 85,973 170,038 [大阪府 14]
2007年(平成19年) 11月13日 97,191 102,842 200,033 [大阪府 15]
2008年(平成20年) 11月11日 95,244 100,110 195,344 [大阪府 16]
2009年(平成21年) 11月10日 88,940 91,636 180,576 [大阪府 17]
2010年(平成22年) 11月09日 86,703 91,292 177,995 [大阪府 18]
2011年(平成23年) 11月08日 82,209 87,169 169,378 [大阪府 19]
2012年(平成24年) 11月13日 85,391 89,692 175,083 [大阪府 20]
2013年(平成25年) 11月19日 85,086 89,772 174,858 [大阪府 21] [メトロ 1]
2014年(平成26年) 11月11日 85,890 91,692 177,582 [大阪府 22] [メトロ 2]
2015年(平成27年) 11月17日 90,897 95,081 185,978 [大阪府 23] [メトロ 3]
2016年(平成28年) 11月08日 85,191 89,908 175,099 [大阪府 24] [メトロ 4]
2017年(平成29年) 11月14日 86,003 94,180 180,183 [大阪府 25] [メトロ 5]
2018年(平成30年) 11月13日 87,060 93,471 180,531 [大阪府 26] [メトロ 6]
2019年(令和元年) 11月12日 90,141 97,217 187,358 [大阪府 27] [メトロ 7]
2020年(令和02年) 11月10日 67,203 71,698 138,901 [大阪府 28] [メトロ 8]
2021年(令和03年) 11月16日 69,004 73,339 142,343 [大阪府 29] [メトロ 9]
2022年(令和04年) 11月15日 75,515 81,061 156,576 [大阪府 30] [メトロ 10]
2023年(令和05年) 11月07日 81,759 87,246 169,005 [メトロ 11]

1998年度の路線別データ

大阪市営地下鉄(現・Osaka Metro)ではかつて複数の地下鉄路線が連絡する駅について路線ごとの乗車人員・降車人員を発表していたが、長堀鶴見緑地線の京橋駅〜心斎橋駅間延伸が行われてから採集された路線別データは1998年度の分のみとなっている。

近隣の駅と同様、御堂筋線側に利用者が集中しているため、長堀鶴見緑地線側の利用者は多くはない。同線のみの数値は京橋駅今福鶴見駅に次ぐ3位であり、また長堀橋駅との差も比較的小さい。

路線別利用状況[統計 1]
年度 調査日 路線 乗車人員 降車人員 乗降人員 出典
1998年(平成10年) 11月10日 御堂筋線 76,694 76,412 153,106 [大阪府 14]
長堀鶴見緑地線 7,371 9,561 16,932

駅周辺

商業施設

駅周辺は高級ブティックエルメスルイ・ヴィトンカルティエなど)が点在している。

ホテル
学校
その他

バス路線

大阪シティバス心斎橋筋一丁目停留所・佐野屋橋停留所・心斎橋停留所)

心斎橋筋一丁目
佐野屋橋
心斎橋
  • 85号系統 - なんば 行 / 杭全 行

大阪バス心斎橋大丸前停留所・心斎橋長堀橋停留所)

心斎橋大丸前
心斎橋長堀橋

備考

  • 第1回近畿の駅百選に選定された。
  • 2008年に「心斎橋駅舎他、御堂筋線の地下駅群」は土木学会選奨土木遺産に選ばれる[4]
  • 交通カード等の乗車記録は、御堂筋線心斎橋駅側にある東側の北改札・南改札で入出場した場合は心斎橋、四ツ橋駅側にある西側の北改札・中改札・南改札で入出場した場合は長堀鶴見緑地線の心斎橋駅しか利用していない場合であっても四ツ橋と表示される。

隣の駅

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
  御堂筋線
本町駅 (M18) - 心斎橋駅 (M19) - なんば駅 (M20)
  長堀鶴見緑地線
西大橋駅 (N14) - 心斎橋駅 (N15) - 長堀橋駅 (N16)
  • ( ) 内は駅番号を示す。

脚注

記事本文

注釈

出典

利用状況

  1. ^ a b 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
  3. ^ 路線別駅別乗降人員 - 大阪市高速電気軌道
大阪市高速電気軌道
大阪府統計年鑑

関連項目

外部リンク